126 / 369
涼とお家で隠しごと
5
かろうじで冷蔵庫に背を預けて立っているオレの足元に、涼がしゃがみこむ。
ズボンのホックが外された。
それに、ジーっとジッパーを下ろしていく指。
「……」
何をされているか、現実感はなかった。
ただ、膝が崩れないように必死に体を保ってて、いつも見てるキッチンが、まるで違う景色に見えて、
「ふふ、嫌々言うわりには勃ってるじゃん」
下着越しに明らかにラインを主張しているそこを眺めて爛々と目を輝かせている顔を見下ろし、怪訝に眉を寄せた。
「涼…何、して」
「夏空の勃起ペニス…シルク越しに透けてる…えっろ…」
正孝にも言われたその言葉。思わず顔を背ければ、こっちに視線が向いたのがわかる。
「…っ、…見るな…」
「あー、いいよ。その顔萌える」
まるで舌なめずりをしているような口調で、止める間もなく、あっという間にズボンと下着を下ろされた。
「…っ、ぁ、」
「………う、…わ、」
股がスースーして、むき出しになったちんちんや太ももを生温かい風が撫でた。
隠そうにも、やけに頭がぼんやりしてて、鈍くて、「……何だよ」 と喉の奥から絞り出した声は弱々しくて掠れていた。
「……うん。やっぱり顔が良い人ってペニスもかなりえっちで立派な形にできてるんだなぁってしみじみ思ってたところ」
「っ、」
何がえっちだ。どこが立派だ。
そもそも男で、しかもクラスメイトの友達なのに、そんなに食い入るように見るな。変態オヤジみたいな感想も言うな。どう反応したら良いかわかんないだろ。
「夏空ってば、さっき学校でどれだけエロい顔してたかわかってる?」
「…っ、ぁ、うぁっ、」
じっと間近で見つめられ、おもむろに手で勃起したちんちんを掴まれ、撫でられる。
腰がゾクッとして、ぴくん。跳ねた。
「表面上いつも通りに装ってたつもりかもしれないけど、色気が抑えられてなかったよ?教室で、しかもクールな顔の下で、こんなやらしいトコ勃たせちゃってさ」
我慢汁の滲んでたおしっこの口をぺろぺろ舐められ、ビクビク太腿が震える。その刺激でとろとろと、さらに蜜が溢れて涼の舌を濡らす。
「ぁ゛、ぅっ、友達、なのに、悪ふざけしすぎ、だ、…っ、」
「ん…、その友達を"誘った"のは君…でしょ?」
「…っ、ちがっ、ん、ひ、ぅ…ッ」
動物みたいに、べろべろ舌で舐められ続ければ、下腹部がじゅんってして頬が熱くなる。
「いただきまーす」
「は、…っ、…ぁ、あ…っ、」
保健室でさっくんに焦らされ続け、寸止めのまま終わってしまったちんちん。
ぬるぬる…
亀頭をちゃぷちゃぷとなめられ、舌でなぞるみたいにして唇の先をちんちんに密着させて適度な感覚で摩擦してくる。
「ぅ、う…っ、」
トロトロして、ビクビクして、爆発限界だったモノを包み込む涼の咥内は、…凄く、気持ち良い。
「ん、ぢゅ、ん…、は…」
「…っ、ぅ、は、……っ、」
(…涼が、オレのちんちん舐めて、咥えてジュボジュボしてる…)
冷蔵庫に縋り付くように背中を預け、股間から全身に広がる痺れるような甘い快感によって漏れる声を必死に抑える。
今のえっちな涼と、普段の真面目な感じの涼とのギャップが大きすぎて、脳が軽いパニックになる。
けど、その不一致感によって、視覚と感覚から、余計に気持ちいいって快感が強く濃くなった。
出した舌で隅々まで舐められ、頭を上下させ、唾液が自然と混じった薄い粘膜で擦り上げられる。
さっくんほど上手くはないけど、それでもあたたかい滑りと舌の感触に恍惚とした。
「ぁ゛、く、ぅ、ぅあ…っ、!!」
「あは、良すぎて仰け反ってる。もっほ、なめはへるーっ、」
ぢゅっ、ぢゅるっ、
被った皮の中も絞りだされた我慢汁も舌でべろべろ舐められる。
あなたにおすすめの小説
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
【花言葉】
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!
【異世界短編】単発ネタ殴り書き随時掲載。
◻︎お付きくんは反社ボスから逃げ出したい!:お馬鹿主人公くんと傲慢ボス
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
一度も話したことないイケメンのクラスメイトと二人組になったらめちゃくちゃ執着されてた
時
BL
「はい、じゃあ二人組作って」──あまり人付き合いが得意ではない夏稀(なつき)にとってそれは地獄の言葉。
けれど高校ではちがう。なぜなら新しくできた友達と『二人組』協定を結んだから。
もう二人組なんて怖くないと思っていた矢先、その友達が風邪で欠席。
ほかに組む相手が見つからず、先生と組むことも覚悟する夏稀だったが、そこで声をかけてきたのは美形の転校生──緒川聖夜(おがわ・きよや)だった。
「俺と二人組にならない?」
その一言をきっかけに聖夜は夏稀との距離を急速に縮めてきて──。
執着美形攻め×平凡受けのちょっと不穏な学園BL。
約九万字、全三十話+αの物語です。