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第七話『魂の叫び! シャウトラバー誕生!』
その8 そういう意味かよ
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★魔闘少女ハーツ・ラバーズ!
第七話『魂の叫び! シャウトラバー誕生!』
その8 そういう意味かよ
teller:小枝 拓海
「遅くなったし、家まで送る」
ハーツ・ラバーの説明もそこそこに、今日の所は解散になった。
詳しい説明はまた後日。
空も暗くなってきたし、いくらクソコウモリの能力でファミレスが元通りになろうと、いつまでもあそこにいちゃ怪しまれると思ったし。
だから、千雪にそう切り出した。
「別にいいのに」
千雪はそう言って笑ったけど、オレはなんだかそれにむっとしてしまって。
「なんかあったらあぶねーだろ」
そう強引に押し切って、オレは今こうして、千雪と並んで夜道を歩いている。
時々街灯や月の光に照らされたこいつの横顔を見る度、心臓が激しく跳ね上がった。
胸が、ずっとどきどきしてる。
これも全部、千雪のせいだ。
千雪があんなこと言うから。
オレだって何か言わなくちゃいけないのに、何をどう言ったらいいのか、何から切り出せばいいのか全然わかんねえ。
「あ、あのさ。千雪」
ようやく勇気を振り絞って、声をかける。
オレより少し前を歩いていた千雪が立ち止まり、振り返る。
どこまでも無邪気な顔でオレを見ている。
「……お前、オレのこと世界で一番大好きだって言ってくれたよな」
「え、うん」
……何でお前はそんなに平然としていられんだよ。
オレはこんなに緊張してるって言うのに。
今、外が暗くて良かった。
こんな真っ赤な顔、千雪にはっきりと見られたら恥ずかしすぎてどうにかなっちまう。
しばらく黙り込んでから、ぎゅっと手の平に爪を立てる。
意を決して顔を上げ、オレは言った。
「お、オレも……オレだって、お前のこと、世界で一番……!」
「だって私達、マブダチでしょ?」
「…………へ?」
間抜けな声が洩れた。
一方千雪は清々しいくらいの笑顔でオレの心をばっきばきに折ってくる。
「私、拓海くんのこと大好きだよ。こんなに友達を好きになったのは初めて! ハーツ・ラバーになったから、これからはもっともっと一緒にいられるね! 嬉しい! 改めてよろしくな、拓海くん!」
固まる。
それはもう、フリーズする。
身体の力が一気に抜けていくのがわかる。
こ……こいつ……。
大好きってそういう意味かよ……!?
「ば、ばかやろー! ふざけんな! ばか!」
「え、何で怒ってるの?」
「何でじゃねーよ! ああもうっ!」
やっと気持ちが通じたと思ったのに。
こんなガキでもお前のこと振り向かせられたんだって勝手に舞い上がってたのに。
ちくしょう、ちくしょう。
「ぜ、絶対……絶対お前のこと、いつかドキドキさせてやるからなーーーー!!」
近所迷惑とかそういうことも全部無視して、オレは叫んだ。
それはもう叫んだ。
シャウトラバーに負けないくらいに叫んだ。
千雪はきょとんと目を丸くしていて。
これは先が長そうだな、とマジで頭を抱えたくなった。
オレがガキとかどうとかもう関係ねえ。
ぜっってえ死ぬほどドキドキさせて慌てさせて困らせてやる。
ぜっっっってえ振り向かしてやっからな。こんにゃろめ。
第七話『魂の叫び! シャウトラバー誕生!』
その8 そういう意味かよ
teller:小枝 拓海
「遅くなったし、家まで送る」
ハーツ・ラバーの説明もそこそこに、今日の所は解散になった。
詳しい説明はまた後日。
空も暗くなってきたし、いくらクソコウモリの能力でファミレスが元通りになろうと、いつまでもあそこにいちゃ怪しまれると思ったし。
だから、千雪にそう切り出した。
「別にいいのに」
千雪はそう言って笑ったけど、オレはなんだかそれにむっとしてしまって。
「なんかあったらあぶねーだろ」
そう強引に押し切って、オレは今こうして、千雪と並んで夜道を歩いている。
時々街灯や月の光に照らされたこいつの横顔を見る度、心臓が激しく跳ね上がった。
胸が、ずっとどきどきしてる。
これも全部、千雪のせいだ。
千雪があんなこと言うから。
オレだって何か言わなくちゃいけないのに、何をどう言ったらいいのか、何から切り出せばいいのか全然わかんねえ。
「あ、あのさ。千雪」
ようやく勇気を振り絞って、声をかける。
オレより少し前を歩いていた千雪が立ち止まり、振り返る。
どこまでも無邪気な顔でオレを見ている。
「……お前、オレのこと世界で一番大好きだって言ってくれたよな」
「え、うん」
……何でお前はそんなに平然としていられんだよ。
オレはこんなに緊張してるって言うのに。
今、外が暗くて良かった。
こんな真っ赤な顔、千雪にはっきりと見られたら恥ずかしすぎてどうにかなっちまう。
しばらく黙り込んでから、ぎゅっと手の平に爪を立てる。
意を決して顔を上げ、オレは言った。
「お、オレも……オレだって、お前のこと、世界で一番……!」
「だって私達、マブダチでしょ?」
「…………へ?」
間抜けな声が洩れた。
一方千雪は清々しいくらいの笑顔でオレの心をばっきばきに折ってくる。
「私、拓海くんのこと大好きだよ。こんなに友達を好きになったのは初めて! ハーツ・ラバーになったから、これからはもっともっと一緒にいられるね! 嬉しい! 改めてよろしくな、拓海くん!」
固まる。
それはもう、フリーズする。
身体の力が一気に抜けていくのがわかる。
こ……こいつ……。
大好きってそういう意味かよ……!?
「ば、ばかやろー! ふざけんな! ばか!」
「え、何で怒ってるの?」
「何でじゃねーよ! ああもうっ!」
やっと気持ちが通じたと思ったのに。
こんなガキでもお前のこと振り向かせられたんだって勝手に舞い上がってたのに。
ちくしょう、ちくしょう。
「ぜ、絶対……絶対お前のこと、いつかドキドキさせてやるからなーーーー!!」
近所迷惑とかそういうことも全部無視して、オレは叫んだ。
それはもう叫んだ。
シャウトラバーに負けないくらいに叫んだ。
千雪はきょとんと目を丸くしていて。
これは先が長そうだな、とマジで頭を抱えたくなった。
オレがガキとかどうとかもう関係ねえ。
ぜっってえ死ぬほどドキドキさせて慌てさせて困らせてやる。
ぜっっっってえ振り向かしてやっからな。こんにゃろめ。
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