雨上がりの巫女

てにゃ

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はぁ、にげたい



??

あれれ、やばない?


僕を助けるといった彼は札を出して

「六根清浄、急急如律令!!」

と叫ぶ。


およよ。それじゃあ敵は倒れないよ



「なんで!!この技が聞かないってことはこいつまさか災害級!」




はぁ?馬鹿なの?



「おい!お前そこにいるんだろ!?
はやくにげろよ!」






そうしたいとこなんだけど、逃げられなくなったな

しょうがないか。


深呼吸して、心は真っ白に


《お狐様、お狐様、お久しゅうございます
"初代"御子莉莉にございます》


<莉莉ですか?これはこれは久しぶりですね
あなたのことずっと待ってたんですよもうあの名で呼んではもらえぬのですか?>

《いいえお狐様。貴方様のためなら莉莉は何でもいたしましょう。しかしお狐様、いま私は死んでしまいそうなのです。それでは約束をお守りすることができませぬ。助けてくださいませんか?》

<勿論ですよ。あなたにたよられるのは嬉しいです
ありがとうございます。それでは殺りますか
身体、借りますよ>
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