愛欲は緋色

SSYM

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日常(膣内放尿、暴力)

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「お姉さん、一人?」

 関係のはじまりは彼からのナンパでした。その日はなんとなく一人でお酒が飲みたくてひっそりとしたバーで飲んでいたのです。

「まあ今日はそんなところ」

「すっごい顔が好みなんだけど。一緒に飲まない?」

 距離が無駄に近いのが気になったけれど私も彼の顔は好みの範囲内だった。年下っぽいし、人懐っこい雰囲気の彼はまあ無害っぽそう。一晩ぐらいならまあ相手にしてもいいかなってどうしてあのときに心を許してしまったのか。そのままあれよあれよと付き合ってしまって。

 いまは後悔とほんの少しの喜びの間に揺れているのです。








「てめえじゃ勃たねえんだよ、ブス」

 あなた、気分がいいときは可愛いかわいいって言ってくれるじゃない。そもそも迫ってきたのは彼だった。2人でテレビを見ていて、いつの間にか貪るようにキスをされて、彼と私を結ぶ一本の糸をぼうっと眺めていたらこんなことを言われたのだった。
 私、キスが下手だったのかな。そんなことを思っていたら、ビンタされ乱雑に床に叩きつけられてしまった。蹴飛ばされ、踏みつけられる。めり込む彼の足と揺れる内臓。容赦のない暴力に蹲って泣いている私に覆いかぶさった彼は私の下着をずらし、勃ってないそれを入れられた。首も体重をかけながら絞めてくるので逃げられず、レイプまがいではあるがいつものことで抵抗もしない。それどころか彼の香りでいっぱいになって、媚薬を飲まされたかのように体が熱くなる。彼に暴力をふられるだけで感じ、濡れていたそこは簡単に彼を受け入れる。彼のがまだ大きくないのも要因の1つだろうが。

「せめて便器ぐらいの役目は果たせよ」

 その言葉と同時に体内に広がる生ぬるい液体。察しの通り中に出されるているのは尿。出されている事に関しての快感はないがただひたすらの屈辱的で情けない気持ちになる。扱いは人間ではなく便器。彼にとって私は畜生以下の存在なのだろう。

 その割に彼の独占欲は人一倍強い。だから逃げ出したくてもできなくて。まあ、この話はいつかしようと思う。過去にされた彼からの肉体的、精神的な暴力の数々が脳裏をよぎる。心ここにあらずでただ彼のぬくもりを受け入れている。
 ふう、と恍惚とした吐息が聞こえた。こぼしたら殺すからと彼は言い、離れていく。やっと終わったのだろう。しかし空っぽの脳みそは彼の言葉の意味を理解するのには時間がかかりすぎた。

 膣内に尿を貯める場所なんてない。彼のもので栓がされなくなったそこは蓄尿することもなく床へと溢れ出ていく。止まって、止まってと必死になって下腹部に力を入れるが意味はなく、最終的に止まったのはもう膣内は空になっていた。下着もスカートも濡れて気持ち悪い。なにより彼の機嫌を損ねたのではないかと恐怖でいっぱいになる。

「あ、の。ご、ごめんなさい、掃除するから」

 彼の目すら見ずに這うようにその場から逃げようとするがかなわない。髪を捕まれ、私の体はその水たまりに向かって投げ出される。運悪く顔面からそこに入ってしまい、きついアンモニア臭で嘔気にさいなまれる。

「殺すって言ったよね、掃除しろなんて言ってないんだよ」

 後頭部を踏みつけられてしまいました。うぐ、とあほみたいな嗚咽が出てしまってとことん自分が下位の存在だと理解させられる。彼の顔は見えないが怒っているのだろうか。それとも無様な私を見て笑ってるのだろうか。

「まあ、掃除は俺がやっとくよ。雑巾もいい感じにあるし」

 雑巾とは言わずもがな、私の顔面のこと。ぐりぐりと踏みつけられ地面をこするのです。そう言えば小学生の頃はめんどくさい雑巾がけを足でやっていたのを思い出した。やはり私は人間として見られていない。そんなことを考え流す涙は彼には見えなかった。
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