5日間ホテルに滞在して大阪・関西万博のボランティア活動をしてみた

夏目碧央

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梅田ダンジョン

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 夢洲駅はやはり混んでいた。手前の階段を降りず、奥の階段まで行ってくれとアナウンスしていた。
 今日は、地下鉄(大阪メトロ)だけで帰ってみよう。本町駅で乗り換えて、西梅田駅で降りるのだ。その方がJRに乗り換えるよりも運賃が安く済む。
 本町駅で降りた。次は2番線に乗り換えだ。乗り換えようと何となく歩いて行くと、どうやら御堂筋線のホームに着いたようだ。おかしい。私が乗ろうとしているのは御堂筋線ではなかったはずだ。よく見ておかなかった。もう一度見たら四つ橋線だった。
 四つ橋線を探すと、なぜかエレベーターへと誘導された。エレベーターで降りたら、さっき電車を降りたホームになってしまう。あ、そうか。さっき降りて左に行ってしまったが、右に行くという事だったのか。
 つまり、無駄に歩いてしまった。けっこう歩いたぞ。しかも1本後の電車と一緒になってしまった。それから四つ橋線を目指していくと、これがまた遠い。魔の本町駅。
 読者の皆さんは覚えているかもしれない。私が万博の面談に訪れた際も、本町駅で迷った事を。思ったよりも乗り換えに時間がかかり、結局遅れてしまった事を。
 そして、今私は納得した。なぜあの時に間違え、今も間違えたのか。大阪メトロは、同じメトロで1つの駅の中に、同じ番線が複数存在するのだ。東京の地下鉄ならば、1つの駅に同じ鉄道会社の1番線は1つしかない。ところが、大阪メトロの本町駅を見たまえ。御堂筋線の1番線と2番線、四つ橋線の1番線、2番線と、同じ番線が複数存在するのだ。
 私は乗り換えの際、次は何番線か、という風に認識する。だって、例えば新宿駅の場合、同じ湘南新宿ラインでも、3番線だったり4番線だったりと、複数の線路から出るからだ。JRの話だが。
 そう、この違いを分かっていたならば、何線の何番線か、とまで考えて探しただろう。これからは大丈夫。多分。
 魔の本町駅を乗り越え、西梅田に着いた。さて、ここからJR大阪駅を目指してみよう。
 大阪駅中央口を目指したので、ウロウロきょろきょろしながらも何とか行けたが、覚えられる気がしない。またここを歩くにしても、フラフラ迷っていたら時間がかかってしまう。これは無しだな、と早々に諦めた。130円をケチるのは辞めだ。最終日、訳あって乗り換えにはタイムリミットがあるのだ。
 預ける場所とは違う場所だが、コインロッカーがあったので使い方を見ておいた。そう、もう電車賃の100円や200円はいいから、改札外のコインロッカーに荷物を入れ、帰りは一度改札を出て荷物を取り出し、また改札を入って電車に乗ればいい。そう決めた。
 その後、ホテルに帰るまでも迷った。これはもうダンジョン、ラビリンスか。あ、梅田ダンジョンって言葉を聞いた事があるな。これか。
 地下道で、GPSも役に立たない中、よくホテルに帰って来られたと自分を褒めたい。時間がだいぶ遅くなったが。
 大阪の街中は、夢洲とはだいぶ気温が違っていた。今日は金曜。酔っぱらって顔を赤くした団体様が多い。彼ら彼女らの体温で、街の温度が2度くらい上昇しているのかもしれない。
 またコンビニで明日の朝ごはんを買った。私は昨日、ローソンにヨーグルトが売っているのを見て、なぜ1度に4つ買ってしまったのかと後悔したが、更に更に後悔していた。最終日は朝が早い。朝ごはんを食べずに出るかもしれないのに、なぜその日の分のヨーグルトまで買っちゃったかなあ、と。
 今日は流石に足が疲れたので、持ってきていた「休足時間」をふくらはぎに貼って寝る事にした。左右2枚ずつベタベタ貼ると、冷たくて寒くなった。寝るのが1時半を過ぎてしまった。迷ったりしていたからな。
 昨日はお腹が空いてしまい、夜食にクッキーシューを食べたが、今日は夕飯に米を食べたからか、それほどでもないので夜食はなし。いつも金曜日にはお酒を飲むが、今日はとても飲む気になれなかった。飲んだら一気に体の疲れが出そうだ。明日の体調も心配だし、やる事を忘れそうで。
 今日も色々あった。明日は昼シフトで迷子・ベビーセンターだ。土曜日は混むだろうか。そして、迷子が出るだろうか。そんな事を想いながら、寝床に着く。そうそう、大声で怒鳴る声が聞こえると思っていたが、もしかするとあれはくしゃみかもしれない、と思ったのだった。
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