8 / 13
7
しおりを挟む「ここの唐揚げ定食有名ですよね!」
「うん。俺もここに来たらいつもそれ頼んでるよ。」
俺と太陽は唐揚げ定食が有名な三石食堂に来ている。
(本当は……田中食堂に行こうと思ったけど……)
「珍しく田中食堂混んでましたよね~いつもはガラガラなのに~」
「残念だね……」
俺はそう言い、お通しで出されてる水を一気に飲む。
「でも……傷つかなくてよかったかな……」
「キズ?」
「……なんでもない。」
本当は太陽にも気づいてほしい。
俺がこんなに苦しんでることを理解してほしい。
(でも……俺と春馬が付き合ってるって知られたらきっと引くよな………)
部下にこんな話を相談すること自体、俺は間違えてる。
(結衣に相談しようかな………)
「あれ、あの人って………」
「?」
太陽が窓の外を見つめている。
気になって俺も太陽の視線を移してみると
そこには春馬と女がいた。
「うわー、あそこの店って有名なイタリアンの店ですよね!デートってこと?!春馬先輩と美香ちゃんが?!!」
「…………っ」
(本当に春馬なのか……?)
田中食堂に行くって言ってたのに……あれは、嘘?
それに……俺とはこんな店、行ったことないのに……なんで、美香と行くの……?
「……大輔パイセン?」
「あ……ああ………」
気持ち悪い
頭に血が回らない
(ほんとうに うわき してるの …… ?)
俺と、付き合ってるのに ?
「っ!」
窓越しで はるま と 目が あった
驚いた様子をする春馬が俺をみた瞬間に
美香と 手を 繋いで
「………え」
俺とは 繋いだことのない 手で 他の 女と 手ヲ ツナイデ
ニゲタ
「………………」
「顔、真っ青ですよ……?もしかして…先輩、春馬先輩と美香を見たせいですか?」
「…………」
「っ?!」
俺が 太陽を みた瞬間に こいつも 驚いた ような顔を した
「………はるま……みか……」
「先輩、話してください。」
「…………」
こいつに話して何か変わるのか
俺のこと、何も知らないくせに俺の心に寄り添おうとするなよ
「……俺と春馬、付き合ってるんだよね。」
「…………え」
ほら、やっぱり引いた顔をする。
気持ち悪いって顔してる。
「でも……もう、いいよ。春馬の近くにいたくない。こんな職場にもいたくない。」
「……先輩はどうするんですか?」
「………別れる。」
19
あなたにおすすめの小説
【BL】寸劇
のらねことすていぬ
BL
偶然知り合った大人の男、伊佐島にどうしようもなく惚れてしまったフリーターの受け。泣き落としで付き合ってもらうことになったけど、彼が自分のことを好きだとは到底思えない。悩むことに疲れて別れることを決意するが、彼は他に男ができたと勘違いして……? すれ違っている二人の別れ話→ハピエンです。
学園一のスパダリが義兄兼恋人になりました
すいかちゃん
BL
母親の再婚により、名門リーディア家の一員となったユウト。憧れの先輩・セージュが義兄となり喜ぶ。だが、セージュの態度は冷たくて「兄弟になりたくなかった」とまで言われてしまう。おまけに、そんなセージュの部屋で暮らす事になり…。
第二話「兄と呼べない理由」
セージュがなぜユウトに冷たい態度をとるのかがここで明かされます。
第三話「恋人として」は、9月1日(月)の更新となります。
躊躇いながらもセージュの恋人になったユウト。触れられたりキスされるとドキドキしてしまい…。
そして、セージュはユウトに恋をした日を回想します。
第四話「誘惑」
セージュと親しいセシリアという少女の存在がユウトの心をざわつかせます。
愛される自信が持てないユウトを、セージュは洗面所で…。
第五話「月夜の口づけ」
セレストア祭の夜。ユウトはある人物からセージュとの恋を反対され…という話です。
屈強冒険者のおっさんが自分に執着する美形名門貴族との結婚を反対してもらうために直訴する話
信号六
BL
屈強な冒険者が一夜の遊びのつもりでひっかけた美形青年に執着され追い回されます。どうしても逃げ切りたい屈強冒険者が助けを求めたのは……?
美形名門貴族青年×屈強男性受け。
以前Twitterで呟いた話の短編小説版です。
(ムーンライトノベルズ、pixivにも載せています)
距離を取ったら、氷のエースに捕獲された件
米山のら
BL
無口でクール、誰も寄せつけないバレー部の“氷のエース”隼。
そんな完璧な隼が追いかけてくる相手が――
よりによって、才能ゼロで平凡な幼馴染の俺(直央)。
バレー部を辞めようとした日から、
距離を置こうとするほど逃げ道を塞がれ、気づけば抱え上げられてて……いや、何で!?
氷の瞳の奥に潜んでいたのは、静かな狂気と、俺だけへの独占欲。
逃げたいのに逃げられない。
“氷のエース”に愛され続ける、青春ど真ん中(?)の恋物語。
百合豚、男子校に入る。
揺
BL
百合をこよなく愛する男子高校生・眞辺恵。
母の歪んだ価値観により共学への進学を断たれ、彼が入学させられたのは――
男同士の恋愛が“文化”として成立している、全寮制男子校《私立瑞嶺学園》だった。
この学園では、生徒会長は「抱かれたいランキング」で選ばれ、美貌こそが正義とされる世界。
それでも眞辺は決意する。
生徒会長になり、この学校を“共学”に変え、間近で百合を拝むことを。
立ちはだかるのは、顔面至上主義の学園制度、性に奔放すぎるイケメンな幼馴染、そして彼らに憧れ恋をする生徒たち。
さらに何故か、学園の人気者たちに次々と目をつけられてしまい――。
百合を拝むため男子校を変えようとする異端者が、歪んだ王道学園を改革する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる