月夜にまたたく魔法の意思

ag_harukawa

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第4章 沈黙の山

12話

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「そんなに速く走れないよ!」

 真っ暗な森の中を走るだけでも大変なのに、朱雀と空が急な傾斜を上り始めたのを見て、ついに優が泣きごとを言った。
だが、朱雀と空は、カラスの誘導に従って、どんどん先へ進んで行く。

 吏紀と流和が、優の腕を両側から引っ張った。
「狼に噛みつかれたくないなら、死ぬ気で走れ」
「優、しっかり!」

 喘ぎながら、急な斜面をやっと昇り切ると、今度はまたすぐに下り坂だ。

「どこまで走るのよ! そのカラス、本当にあってるの!?」
 優が泣きそうな声で叫んだ。
靴には砂が入るし、全身が汗ビショなうえ、狼に引っ掻かれた傷跡からは血が流れている。
おまけに、何度も転んだせいで全身が泥まみれ。優の状態は最悪の、最悪だった。

 流和と吏紀に支えられて、崖のように急な下り坂を下ろうとしたとき、下の方からカラスがけたたましく鳴く声が聞こえて来た。
そのとき、目的地はやっとだ、という考えが優の頭をかすめた。
だが次の瞬間、暗い谷底から朱雀と空の怒鳴り声がした。

「「来るな!」」

 その怒鳴り声が、あまりに常軌を逸していたので、優も流和も、それに吏紀も永久も、一瞬、ビクリと身体を震わせたほどだった。
そして歯車が狂った。
暗い急斜面で流和がバランスを崩し、同時に優がつまずいた。吏紀が二人を支えようとしたが、斜面が急だったために吏紀も足を滑らせてバランスを崩した。
そうして優、流和、吏紀の3人は、3人の前を走っていた永久を巻き添えにして、一気に斜面を転がり落ちて行った。

「うわっ」
「きゃッ!」
「ああああああああ!!」
「嘘でしょ?!」

草木の根を掴もうと手を伸ばしても、斜面を転がる勢いは止まらない。
優、流和、永久、吏紀の4人は、なすすべもなく朱雀と空のいる谷底まで団子のように落下した。

「あイタ、あタタタタ……口に砂が入っちゃった……」
 髪も顔も、すでに全身が泥まみれだった。
ブレザーの腕の部分で顔を拭うと、口の中に血と土の味がして、優は地面に唾を吐いた。


 さっきまで煩く鳴いていた烏の声が聞こえなくなって、辺りが妙に静かで寒かった。
立ち上がるために手を伸ばすと、ツベツベした柔らかいものが指先に触れ、優はハッと手をひっこめた。
それはまだ温かい、烏の死体だった。
辺り一面に真っ黒な烏の死体が点々と散らばり、その黒い羽毛が乱れ散っている。

 不気味な光景に息を呑みながら親友を振り向くと、優と一緒に斜面を転がり落ちて来た流和や永久は、一言も喋らずに前方を凝視していた。

――何かが変だ。

 優たちの前に朱雀と空が立っていたが、二人とも何も喋らず、微動だにしない。

「ビリビリ、ビリビリ……ヒヒヒ」

 聞き覚えのある声に、優は背筋が凍りついた。
見ると、朱雀と空の立っている先に、図書室で会ったコウモリ少年がいるではないか。しかも今回は、コウモリ少年一人ではない。
コウモリ少年の周りに、黒い礼服に身を包んだ大人たちが、少なくとも10人はいた。
皆、揃って棺桶から出て来たばかりなのかと思うほど、死人のように青白い顔をしている。

「烏森一族の生き残りよ……」
 流和が、優にだけ聞こえる小さな声で囁いた。
「烏森一族……?」
 優はぽかんと口を開けた。これが、龍崎家、つまり、流和の一族を目の敵にしているという烏森一族なのか。
皆、目鼻立ちがしっかりしていて、男も女も黒い髪を中世の貴族のように結い上げている。
その烏森一族のもとに、暁美空が倒れていた。すぐ近くに、月影聖羅が立っている。


「動くなよ」

 朱雀が厳しい口調で言った。敵に対して言ったのでなく、それは明らかに優に対して言ったのだった。
「動けるわけないでしょ」
 優はムッとした。
優だって、この状況で下手に動くのがまずいことくらい、言われなくても分かる。

 吏紀が優に説明してくれた。
「これは、呪縛系の魔法陣だ。下手に動くと、俺たち全員の命に関わる」
「そう、俺たちは罠にかかったのさ」
 空が不愉快そうに口を挟んだ。

「呪縛系魔法陣は、敵を捕えるために使うものだ。一度中に入れば、自分では外に出られない。ジッとしている分には害はないが、この魔法陣から外に出ようとしたり、陣の中で魔法を使おうとすれば、術が発動する仕組みになっているんだ。……動くなよ」
 朱雀がもう一度、念を押すようにチラりと優を見た。
結局朱雀は、優が無駄な動きをすると硬く信じ込んでいるようだ。

優はチッと舌打ちして、自分たちがいる地面の周りに描かれている円を見下ろした。
おそらくこれが、魔法陣なのだろう。毒茨を示す象形文字が、円の中のあちこちに描かれている。

「おやおや、そんな基本的なことをわざわざ説明してあげなくちゃいけない子たちが混ざっているとはね。今夜は随分と上のつく獲物がかかったと思っていたのに。だろう? シュコロボビッツの末裔、高円寺家の朱雀。いつになったら私たちの仲間に加わるんだい? 阿魏戸がお前を待っているよ」
「ごらん、東雲家の坊っちゃんと、ゲイルの曾孫もいる。愚かにも罠にかかるとは」
「おお! 忌まわしいことに憎き龍崎家の娘もいるじゃないか。 ヒヒ、女王様には感謝しなくちゃ。いたぶるには絶好の獲物と機会を与えてくれたんだから」

 黄色い目をした細身の男が口元をゆるめ、流和を見据えて鋭くとがった八重歯を剥き出しにした。
空が流和の前に立ち、身構える。

「まあ、慌てるんじゃないよ、子銅鑼(コドラ)。ご馳走をいただくのは後だ」
「ネエ、あとの二人は人間混じりの汚れたデキソコナイだヨ。あれじゃあ、女王様が儀式に使う生贄にはならないヨ。殺してしまおうヨ」
 と、コウモリが鼻にかかる声でキンキン言った。

 朱雀がコウモリ少年を睨みつけた。
「黙れ、ナリソコナイが」
 朱雀は腕組して優と永久の前に立つと、烏森一族の中に立つ聖羅に話しかけた。
「何があったんだ、聖羅」

 だが、聖羅は応えない。

 まずい雰囲気だ。それは優にも分かった。
敵は少なくとも10人。こちらは6人。優たちの中でおそらく、まともに闘うことができるのは流和を含めて朱雀、吏紀、空の4人だけ。

 朱雀が、烏森一族の面々には見えないように、後ろ手で生死の石を、空に手渡すのを優は見ていた。
空は、朱雀から受け取った生死の石を足もとに落とすと、後ろに居る流和に向けて、静かに蹴った。
朱雀と空が何をしようとしているか、流和はすぐに悟ったらしい。
今度は流和が、自分のが持っていた善悪の石をそっとブレザーのポケットから取り出し、生死の石と並べて地面に置いた。
吏紀が流和とアイコンタクトを交わし、かすかに頷いた。

「何するつもり?」
 優が聞くと、
「朱雀の合図を待て。美空を取り返してからだ」
 と、吏紀が言った。

「おバさま、あの子が持っているのがゲイルの予言書だヨ」
 コウモリ少年が黒いドレスの女に言った。
「予言書は渡さないぞ」
 朱雀が首を振る。
「お願い朱雀、私たちの命を助けて。……ゲイルの予言書をこの人たちに渡してちょうだい」
 突然、命乞いをするように、震える声で聖羅が言った。
「ゲイルの予言書をこの人たちに渡して、美空と私の命を助けて!」
「……」

 朱雀が言葉を詰まらせた。
どちらかを選べということだ。ゲイルの予言書を敵に渡すか、仲間を見捨てるか。

でも、ここでゲイルの予言書を渡せば、朱雀たちが予言を書き換えるチャンスはなくなってしまう。
そうなれば、朱雀と優を含める6人の予言の魔法使いは、ゲイルの予言書に書かれている通りに死ぬことになるだろう。

朱雀が自分の命と美空たちの命をてんびんにかけているときに、優はゲイルの予言書に問いかけた。
もし、ゲイルの予言書と引き換えに美空の命を助けられるなら、優はそうするべきだと思ったからだ。

「奴らの手に渡ったら、あなたはどうなっちゃうの?」
――どうにもならないよ。
 ゲイルの予言書がぶっきらぼうに答えた。
「悪いように、書き換えられてしまうんじゃない?」
――何度書き換えられても、何が書かれても、最後に運命を決めるのは僕じゃないんだ。
「寒い所に置かれたり、湿気った所に置かれるかもしれない……嫌でしょう?」
――イヤだよ。けれど、最初に僕を造った人が言っていたんだ。いつか僕を巡って、人々が争うようになったら、僕には誰かの命よりも重たい価値はないって。本当に大切なものは目に見えないもの、形のないもの。運命を決めるのは本当は僕じゃない。一つだけ言わせて
「なんなの?」
――君が僕を読めたのは、君が図書委員だからじゃないんだ。本当はね、君が運命を自分で切り拓こうとする人だからなんだよ。君には予言の言葉に左右されずに生きることのできる、勇気があるからなのさ。そういう人には、呪いは効かないからね。だから、お別れにとっておきの秘密を教えてあげる。
「秘密って?」
――予言を書き換えるには、最初にそれを受け入れることが必要なんだ。全てを受け入れ、全てを自分の身に負うこと。それを証明するんだ。
「どうすればいいの?」

「あの小娘は何を話している?」

 優の様子を見て怪しんだ黒いドレスの女が身構えた。

――ねえ、決めるのはいつも自分自身なんだ。君は運命を受け入れるのかい?
「わかった、血をたらせばいいのね」
――早く!

 優は予言書の背表紙を優しく撫でて、立ちあがった。
「ゲイルの予言書を渡すことにする。だから、その人を返してちょうだい」
「何を言ってるんだ? お前、自分の言っている意味が分かってるのか……」
 朱雀が信じられない、という顔で優を見た。

「ナイフを貸して」

 優の唐突な言葉に、朱雀が今度は唖然として聞き返した。
「なんだって?」
「あなたのナイフを貸してって言ってるの。持ってるんでしょう」
 優は朱雀が図書室に入ろうとしたときに、「ナイフくらい誰でも持ってる、それは男のステータスだ」と言っていたのを覚えている。
 当然、朱雀も自分のナイフを携帯しているはずだった。
「嫌だ」
「何よ、この状況で出し惜しみする気?」
「何をする気か分からないからな」

 だが、優は朱雀には構わずにゲイルの予言書を開くと、早くナイフを寄こせと手で合図した。

「何をしようとしているか、説明ぐらいしろ」

 烏森一族の連中が迫って来るのを横目に、朱雀はイラつきながら仕方なく手の平からスローイングナイフを取りだした。
優は朱雀からナイフを受け取ると、おっかなびっくりしながらいきなり自分の指の先を切った。
優の指先から血が落ちて、ゲイルの予言書の開かれたページに吸い込まれて行く。

「予言書を渡せば、お前はそこに書かれている通りに死んでしまうんだぞ」
 他のみんなには聞かれないよう、朱雀が小声で優の耳もとに囁いた。
「予言を書き換えるためには、予言を受け入れることが必要なの」
「それって、矛盾してるだろうが」

 優が朱雀を見上げた。
その瞳がシュコロボビッツ色に輝いた。

「正直、私には実感がわかないよ。他人に生きるとか死ぬとか言われても、そんなの全然、信じられない。例えどんな運命が待ち構えていようとも、それは私自身が選んで歩んで行く道だと思うから。ねえ、朱雀、死ぬのが恐い? それとも、生きるのが恐い? 私はね、どっちも恐いよ。どうせ恐いことばかりなら、ありのままでいい。私はここに書かれていることを受け入れる」

 優の指先から流れ落ちる血が、ゲイルの予言書に完全に吸い込まれて消えた。
「ゲイルの予言書が教えてくれたんだよ。この血は、私が予言を受け入れた証。全部受け入れて、全部ひっくり返してやるために、予言を受け入れるんだよ」

「予言によるとお前は黄泉にくだるからいいけどな、俺は光を失うんだ。『最初のルビーは光を失う』って。それは俺にとって、死ぬよりも辛いことだ。俺は、闇の魔法使いになるのは絶対に嫌だ」
「だったら光にとどまればいいでしょう」

「自分ではどうにもできないことがあるんだ!」
 朱雀が憤りをあらわにして優を睨んだ。
「何よ、弱虫!」
「な! ……じゃあお前は毛虫かよ。このクソ女」
「この、ウジ虫! 根暗男! そんなに闇が恐いならね、誰かに助けを求めればいい」
「へえ、誰に、だ」
「この私が手を貸してあげなくもない。跪いて頼みなさいよ」
 売り言葉に買い言葉。しまいには優は半分冗談でそう言った。だが瞬間、朱雀は驚いた顔で優を見つめ返した。

「それ、本当だな」
「へ?」
 予想に反して、朱雀が真剣な顔になったので、逆に優が戸惑った。

「わかった、いいだろう」
 優が自分の言った言葉の意味を考え直す暇がないうちに、朱雀がいきなり優の持つナイフを握りしめた。

「ちょ! 何してるの!?」
 みるみるうちに、朱雀の拳から血が滲みでて、ポタポタとゲイルの予言書に滴った。
朱雀の流した血は、優のそれと同じように、ゲイルの予言書に吸い込まれて消えた。

「よし、話は済んだ。美空を返してくれ。ゲイルの予言書は渡す」

 空や流和たちをはじめ、烏森一族の連中も優と朱雀のやり取りを不思議そうに見ていたが、朱雀の言葉を聞いて、黒ずくめの大柄な男が地面に倒れている美空を抱え上げて魔法陣の外までやって来た。
朱雀が男から美空を受け取り、代わりに優が男にゲイルの予言書を渡した。

 半日、優が赤ん坊のように抱きかかえていたワガママな本は、最後は、自分の存在よりも人の命の方が大切だと優を諭してくれた。
男の黒いローブの中に隠されたゲイルの書は、それから二度と喋ろうとはしなかった。

「馬鹿な連中だね! 魔法陣の中から逃げられないのに、死にかけの仲間を取り戻してどうする気だい?」
「聖羅、お前もこっちに来い」
 朱雀が聖羅を呼んだ。
だが、聖羅は烏森一族の中に並んで、動こうとしない。優にはなんとなく、聖羅がもう戻って来ないことが分かった。
今や聖羅の冷たさは、ベラドンナにいた時とは比べ物にならないほど、はっきりとした闇を帯びていた。

優にさえそれが分かるのに、朱雀に分からないはずがなかった。それでも、朱雀は聖羅を呼ぶ。

「朱雀、私と一緒に、こっちの世界に来ない?」
「お前が戻らなければ、校長が悲しむ。きっと、美空も」
 朱雀らしからぬ、優しい言い方だった。

「いいえ、私は戻らない。私は魔女の娘になるの。光の世界じゃ、私はそんなに輝けない。けれど、闇の世界でならもっとずっと強く輝けるの。朱雀、あなただってそうよ」
「俺がどんな気持ちか、お前に分かるか」
「さあ、早く私たちの仲間になりたい?」
「……寂しいよ、お前がいなくなったら」

 朱雀はくるりと聖羅に背を向けると、優、空、流和、吏紀、永久を素早く見回してから、はっきりとこう言った。
――ダイナモンに帰ろう、と。

 吏紀がブレザーのポケットから危険探知の石を出し、地面に投げた。
流和があらかじめ並べておいた先の2つの石と合わせて、これでポータルが3つ揃った。
美空を抱いた朱雀を取り囲むように、全員が寄り添って小さな円をつくった。

「ダイナモン!」

 朱雀の叫びとともに、7人の姿が一瞬にして魔法陣の中から消えた。

 夜明け前の一番暗い時間。
不意をつかれ、若き魔法使いたちを取り逃がして残された烏森一族の怒りの叫びが、暗い山に不気味に響き渡った。
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