月夜にまたたく魔法の意思

ag_harukawa

文字の大きさ
66 / 134
第6章 試しの門

14話

しおりを挟む
 魔法使いは不思議なものだ。目には見えない彼らだけの扉があって、そこから出たり入ったりするのが常なのだから。
 箱の中に吸い込まれた優は、ぼんやりとそんなことを思った。

 薄暗い。
 靄がかかっているのか、視界がとても悪い。時折、いろいろな色の光がキラキラと瞬いては消えてゆくのが見える。
 声が聞こえる。――多分、人の声だ。戦場の中の人々の怒鳴り声や、……叫び声、胸を締め付ける悲鳴が聞こえる。

 夢のようにうつろな影がゆらめき、優は自分が幻を見ているのだと悟った。試しの門は過去や未来を見せ、そこを通る者に選択を迫ると猿飛業校長が言っていたっけ。
「流和……?」
 はっきりと耳に届いた悲鳴の中に、優は親友の声を聞きとった。
 広大な大地の真ん中に、流和が倒れているのが幻として見えた。すぐ近くに空がいる。二人はマントとローブを身にまとい、まるで本物の魔法使いみたいだ。
 空がエメラルドの杖を構えながら、泣いている。何かとても恐ろしいものが二人に迫っているのが、優にも分かった。はやく、その場所から逃げなければいけないはずだ、と優は声を絞り出す。
「逃げて! 空、流和を連れて、逃げて!」
 だが空は動かない。
 大地に倒れて動かなくなった流和の前に立ち、泣きながら杖を構えている。
「逃げて!」
 だが、優がそう叫んだとき、幻は消えて、かわりに別の幻が光り出した。
 
「永久?」
 見ると、永久の美しかったダイヤモンドの杖が、輝きを失って打ち捨てられていた。その傍らに、仰向けに倒れている永久がいる。死人のように真っ青だ。優は、永久が死んでいるのだと瞬時に悟った。誰かが、倒れている永久に近づこうと地面を這っている。――吏紀だ。ひどく顔色の悪い永久とは対照的に、吏紀は血まみれで、思うようにならない体を引きづり、永久に手を伸ばす。だが、二人が触れあう前に、吏紀は力尽きて動かなくなった。
 優は声も出せずに、幻を見続けた。
 死の恐怖が闇となって優に襲いかかって来る。辺りがどんどん暗くなって行く恐怖に叫びだしそうになったとき、優の目の前に炎の瞬きが見えた。
「朱雀!」
 すがるように炎の光に近づこうとした優だが、次の瞬間、それが朱雀ではないことに気がついて後ずさる。
――『阿魏戸、お前は私からあの子を奪うつもりか』
――『お前にあの子は育てられまい、晴矢』
 お父さんの声。実際に見たわけじゃないのに、いつも同じ夢を見る。
――『燈子、優を連れて逃げろ!」
――『お願い、やめて!! いやあああああ!!』
――『妻に手を出すな! うああああああ!!」
 霞の中から、黒い髪を炎のように巻きあげた男が姿を現す。騒ぎを聞きつけた人が気を効かせて呼んでくれたパトカーのサイレンの音。
 幻の中に優の両親を殺した阿魏戸の姿が浮かび上がった。黒い瞳は燃えるように煌めき、整った顔立ちに、口元を傲慢に歪めている恐ろしい男。でもその男を、優は幻の中で初めて見た気はしなかった。もっと優がよく知っている人物、同じ炎の魔法使い……その面影は、朱雀にそっくりだ。
 優の両親を殺したのは朱雀の父親なのだ、というひらめきが優の中ですぐに確信に変わって行った。
 そして、幻の亜魏戸の隣に、優が想像した通りの朱雀が浮かび上がった。
「朱雀……」
 だが朱雀は優の呼びかけには答えない。阿魏戸が朱雀の肩を抱き、闇の中に連れて行く。
「朱雀、行っちゃダメだよ」
――『一人では、どうにもできないことがあるんだ……』
 朱雀は悲しそうに優を振りかえると、そのまま闇の中に消えてしまった。救い出そうと伸ばした優の手は届かなかった。

「どうしよう、みんな、バラバラになっちゃう」
 優の呼吸が速くなり、暗闇の中でパニックになる。
 すると今度はすぐ耳もとで、ポロポロと透き通る声音が、悲しげに歌うのが聞こえてきた。
――『こうして魔女は復活し、立ち向かう者は必ず死の淵に追いやられる。
魔女の封印には命の代償を。
最初にサファイヤが消え、次にエメラルドが欠ける。
ダイヤモンドとアメジストは大地に倒れ、起きあがれない。
最初のルビーは光を失い、最後のルビーは黄泉に下る。
彼らは二度と戻ることはないだろう』

 ゲイルの予言の書に書かれていた内容だ。
 また別のぼんやりとした光が優の目の前に広がっていく。その中に優は、水辺のほとりにうつ伏せになって倒れている人影を見た。
 驚くことはなかった。それは優自身の姿だ。たった一人で、泥にまみれて、ちっぽけに大地に横たわる、自分の死にざま。
 その最後の幻を見た時、優は何故か心が落ち着いて行くのを感じた。
 他の誰か大切な人の死ではない自分の死のほうが、優にとっては受け入れやすかったのかもしれない。

―― 「偽りの決断には命の代償を。汝、進むか否か」
 声なき声が優の心に問いかけてくる。答えはすでに決まっていた。
 優は答えた。
「進む」

―― 「汝の決断は真なり」

 突如視界が開けて、優は辺りを見回した。まだ薄暗い六角柱の箱の中にいるのは間違いないが、すぐ近くに流和や永久、それに朱雀、吏紀、空がいるのが見えた。
「優!」
「みんな!」
 互いに互いの存在に気づき、名前を呼び合う。
「流和!」
「空」
「永久」
「吏紀」
「朱雀」
 仲間に駆けより、優はホッと安堵する。そんなに長い時間ではなかったはずだが、一人きりでとても心細かったのだ。
「こんなに近くにいたんだね」
 みんながどんな幻を見たのか、優は気になったが、今は触れないことにした。みんな、とても顔色が悪く、汗をかいている。きっと優が見たのと同じようなひどい幻を見たのだろう。

「再会を喜んでいる暇はないわよ。ここからどうやって出るのかを考えなくちゃ」
 美空の声に緊迫感が漂う。
「ちっくしょう、来るんじゃなかった! 外では先生たちが時空の扉を維持するために最大限力を尽くしてくれているんだろうけど、消耗する魔力は半端ないものだ。いずれ限界が来て扉は閉じる。それまでに出られなかったら、俺たちは箱に閉じ込められたままお陀仏だな!」
 ダイヤモンドの杖で壁をたたきまくっている東條晃が苛立ちのこもる口調で言った。

「っていうか何でお前がここにいるんだ、東條。負け犬のくせに」
 と空がぼやく。
「空、その話は後だ。俺たちが置かれている状況は想像以上にやばい」
 吏紀がそう言った時、足もとがズズズと揺れた。

「本当、これはヤバそうだ」
 そう言った声の主を振りかえり、優が歓声を上げる。
「三次!」
「優、友だちができたの?」
「誰だよ、三次って」
「うん、ここに入るちょっと前に知り合ったの。三次も中に入れたんだね! すごいね!」
「それはどうかな。僕は早くもビビってるよ」
 三次が優を見てへへへと笑った、直後。
――ズドーンッ!

 地面が大きく揺れて、地震のように箱の中全体が揺れ始めた。そればかりか、何か強力な力にも引っ張られてみんながバランスを崩した。
「時空にひずみができてる! 吹き飛ばされないよう、みんな掴まれ!」
 吏紀が叫ぶ。
 優はすぐに三次に手を伸ばした。だが、三次と手をつなぐ前に後ろから誰かに抱き寄せられて身動きができなくなる。
 薄暗かった視界がみるみる暗くなり、すぐに何も見えなくなった。
 だから目で見て確かめることは出来ないが、それでも優は抱きしめられる温もりに、それが誰なのかをすぐに悟ることができた。
 そしてその温かさに心底ホッとしている自分に、少し驚く。
 優の両親を殺したのは朱雀の父親なのだ、という考えが頭をよぎるが、闇の魔法使いになった朱雀の父親と朱雀自身は、多分、違う。それにきっと朱雀自身でさえ、その父親が優の両親を殺したことを知らないのだ、と思った。だから憎しみや悲しみを朱雀にぶつけるのは間違っているし、優はそんな風に誰かに八つ当たりして生きるのはもう辞めると心に誓ったのだ。誰の子どもだとか、魔法使いだとか人間だとか、そんなのはもうどうでもいい。優自身の目で何が正しいことなのかを見極めて、前に進んで行くんだ。

 後ろから回されている朱雀の腕にそっと触れて、優は口を開いた。
「流和、永久、大丈夫?」
「流和は任せろ、俺がしっかりおさえてる」
 と、流和の変わりに空が答えた。
「永久は?」
「平気、だと思う」
 と、今度は吏紀が。
「平気よ」
 とすぐに永久が答える。
「東條は死んだか。ざまみろだな」
「ふざけないでくれ、ちゃんとここにいるぞ」
「三次?」
「平気だよ。えーっと、名前は分からないんだけど、ちゃんと手をつないでる」
「桜よ」
 と、静かに聞きなれない女の子の声が答えた。
「美空、いるか」
 最後に朱雀が聞くと、美空が不機嫌に答える。
「もちろん、平気」

 揺れがひとまずおさまり、みんな少し冷静さを取り戻した。
「さーて、どうやって出るか」
「誰も知らないのか?」
「聞いたこともないね。説明もなかったし」
「そもそも入るのだってどうするか分からなかったよね。みんなはどうやって分かったの? 私は天使に聞いて、・・」
「「「「天使?」」」」
「何のことだ」
 と耳もとで囁かれる。
「天使が入り方を教えてくれたんだよ」
「そりゃ入るのは簡単だったわよ。教えてもらわなくても、壁に触れただけで吸い込まれたんだから」
「ちょっと待て、天使が入り方を教えてくれたってことは……もしかして、天使は出る方法も教えたんじゃないのか?」
「言ったような気がするけどね……」
 優はしばらく考え込んで、
「忘れちゃった」
 と言った。

「はあ? 頼りにならないやつ。お前のそういうどんくさいところ、イラっとさせられる。流和の親友でなきゃ今頃は……」
「空」
 と、流和が小さな声でたしなめる。

「忘れたのなら思い出せるだろ。今すぐに思い出せ。天使は何て言った」
 朱雀があまりに近いところで優に囁くので、優は気が散って身じろいだ。
「えーとね、天使ケルビムは、……進む扉は、私自身の心にあるってことを言ったね」
「俺たちが知りたいのはその先だ」
 ゴゴゴゴゴ、と、またしても時空の歪みを知らせるあの揺れがやってきて、優は焦る。
「ちょっと待って、焦らせないで! えーと、帰る扉は、……」
「優がんばって!」
 暗闇の中で永久の声がした。その声に優はハッと閃いた。
「そうだ! 永久、そうそう! 光だ。 帰る扉は真の光の中にある、って言ったんだ! 試しの門は、内側から外側に開くときに成就するって」
「内側から外側に開く……、そうか、中に入ることによってではなく、外に出ることによって俺たちの試練は終わるんだな」
「でも、真の光、って?」
「そんなの簡単。魔法使いなら誰でも持つもの。闇の魔法使いが決して持たないもの。それは多分、私たち自身の光だと思うよ」
 と優が言うと、
「確かに、この暗闇の状況じゃそれしか考えられないな」
 と朱雀が同意した。

 優は早速暗闇の中で手を上げた。猶予はない。この死の幻想の世界を断ち切るために、光を。光を灯すくらいの魔法なら、優にもできる。
「ルーメン エスト」
 優の放つ紅色の光に、誰もが命の息吹を感じとり、温もりを取り戻した。
 間髪いれず、永久が手を上げる。
「ルイーズ」
 永久のまばゆい白色の輝きに、みんなが希望を抱く。

「フォース エイーナ」
 流和の深い藍色の輝きに、やすらぎを。

「スマラグディ」
 空の新緑の輝きは、辺りを平安で満たす、強くて優しい光だ。

「スヴェトリナ」
 吏紀の紫色の光が、堅固な知恵と知識を仲間にもたらし、勇気を与える。

「ルミーナ」
 東條晃も手を上げ、唱えた。不器用だけど、真っすぐに伸びる強い光に、辺りがパっと明るくなる。

「ソーラス」
 美空も手を上げた。気高く美しい黄金色の光。

「シ・エスト クレイヤ」
 桜と名乗った女子生徒からは、淡いピンク色の輝きが出た。喜びに満ち溢れている。

「イリースダット」
 三次からは七色の光が。大地の豊かさを誇る誠実な輝き。

 そして最後に朱雀が手を上げた。
「デ・ルミネ コンプレンテ」
 光よ、満ち溢れよ。朱雀はそう唱えたのだった。
 朱雀の炎の瞬きは他の全員の光を包みこみ、一つにした。七色の輝きが天高くに舞い上がる。
 その時、優たちは確かに見た。
 上空が開けて、青い空が広がり、その中を四体の天使が飛んでいるのを。
 辺りが光で一杯になり、暗闇が過ぎ去って行く。
 地面の揺れと岩のこすれる衝撃音がみるみるうちに遠ざかって行く。

 気づくと十人は円になって、石壁の間に立っていた。試しの門や五芒星はすでに無くなっている。
 シーンと静まり返っている広間で、試練を見守っていた一人のダイナモンの生徒が言った。
「帰って来た!」
 途端に、それまで遠巻きに試しの門を見守っていたダイナモンの生徒たちが歓声を上げる。
 見ると、優たちの周りで六人の先生たちが、へなへなと力なく床にしゃがみこんでいた。
「まったく、手のかかる子どもたちだ……」
 播磨先生が呆れたように呟く。
 東條晃は得意満面にダイナモンの生徒たちに手を振ったりしているが、優はみんなで無事に戻れたことにただ、胸をなでおろした。

 猿飛業校長が嬉しそうに近づいて来て片腕を上げると、騒いでいる生徒たちを静粛にさせ、言った。
「これより、試しの門をくぐりし者、ここにおる十人を、予言にかないし魔法戦士と認め、ここに宣言する。ここにおる全員が、そのことの証人じゃ」

―― 魔法戦士、か。
 優は遠くを見つめ、ぼんやりと考えた。ふと視線を感じて顔を上げると、朱雀が優を見下ろしていた。
「これが本当に、お前の望んだことなのか?」
「へ?」
 予想外の朱雀の問いかけに、優は首を傾げたが、朱雀はすぐに「何でもない」と言って不機嫌に優から目をそらした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

エレンディア王国記

火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、 「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。 導かれるように辿り着いたのは、 魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。 王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り―― だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。 「なんとかなるさ。生きてればな」 手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。 教師として、王子として、そして何者かとして。 これは、“教える者”が世界を変えていく物語。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

サイレント・サブマリン ―虚構の海―

来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。 科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。 電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。 小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。 「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」 しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。 謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か—— そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。 記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える—— これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。 【全17話完結】

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する 

namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。  転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。  しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。  凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。  詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。  それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。  「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」  前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。  痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。  そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。 これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜

mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】 異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。 『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。 しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。 そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。

処理中です...