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37 食っちゃ寝
一太は、目を開けて、見慣れない低い天井にぞっとした。明るい部屋。暑くない。程よい温度が保たれていて、体に掛かっているタオルケットが丁度いい感じだ。布団は、自分のもの。自分で買った、自分なりに上等な布団から、いつもの自分の匂いがする。病院ではない。でも、自分の布団に寝ているのに自分の部屋でもない……。
混乱して、慌てて体を起こすと目眩がした。目眩には慣れたもので、目をぎゅっとつぶってやり過ごす。この時間がもったいないから、調子が悪いときはゆっくり動くようにしていた。その方が、最終的には仕事が早くすむと知っているから。
「いっちゃん、大丈夫?」
目をぎゅっとつぶってじっとしていると、晃の声がした。
「あ……」
そうだった。
この居心地の好い場所は。
「急に起き上がったから、目眩がするんじゃない? もう一回、横になろ。その方が、治るの早いと思うから」
晃くんの部屋……。
一太の体にそっと手が添えられて、布団に戻される。
布団に戻るなんて、考えたことなかった。そんなことしたら、もう起き上がれなくなるから。
「おはよ。たくさん寝られた?」
「あ、うん……」
起きたときに誰かいること。おはようと挨拶をすること。慣れなくて、いちいち戸惑う。
ああ、この数日は、対処法の分からないことばかりだ。
「おはよう……?」
「あは。朝じゃないけど、起きたから、おはようだね」
「ああ、うん……」
目眩が収まって目を開けると、晃がにこにこと一太を見ていた。体に手を添えてくれていたから、とても近い場所で。
「あの、今……」
「ああ、ええと、四時過ぎ。おやつ食べる?」
「おやつ?」
「うん、おやつ」
「…………」
この後の予定を考えてみた。いつも、やることが山積みで、あれをしてこれをして、この順番で、と時間のやりくりをして過ごしてきたから。
けれど、今、一太がすぐにやらなければならないことは思い付かなかった。
学校は、休み。バイトも、休み。洗濯は、確かあの美味しいカレーを食べている間に、晃の母が洗濯機を回していたはず。掃除も、晃の母がやってくれていて、食器の片付けもいつの間にか……。
「上で食べるの? 降りてきたらいいのに」
「いっちゃん、目眩があるみたい。梯子下りるの危ない」
「あ、それは危ないわね。しばらく下で寝た方がいいわよ」
「うん。そうかも。母さんが帰ったら布団を下に戻そうか」
一太が、布団に横になったまま考え込んでいる間にロフトから降りていた晃が、母と話している声が聞こえた。
そして。
「シュークリーム好き?」
と、言いながら、飲み物と大きなシュークリームを持って晃がロフトへ戻ってくる。
どうやらこの後の予定は、病院の先生が言っていた、食っちゃ寝であるらしい。
落ち着かないけれど、嬉しい、と一太はひとり笑みを浮かべた。
そうして、そんな感じで人生初の休暇を過ごした一太は、月曜日の診察で、医師に盛大に褒めてもらうこととなった。
「ちゃんと食っちゃ寝していたんだね。偉い、偉いよ! どう? 目眩とか、手先の痺れとか、あんまり無くなったでしょ?」
そう言いながら医師は、一太の手をぎゅっぎゅっと揉む。ああそういえば、と一太は思った。立ち上がるときや、寝ている姿勢から起き上がる時にはゆっくりと動くように気を付けていたから、目眩は割と大丈夫だったが、手先の痺れは止めようがなかった。
原因もよく分からないから気を付けようがなく、ピアノのテスト中にさえ影響がなければと、普段は気にしないことにしていた。手先が震える訳でもなく、何となくぴりぴりとしているだけなので放っておいたが、というか、放っておくしかなかったが、言われてみると今、ぴりぴりを感じていない。
驚きながら頷くと、医師はカルテに何やら書き込んで、良かった良かった、と笑った。
「それもこれも全部、栄養失調の症状だから。君を連れて帰ってくれた友だちに感謝だね。体が疲れすぎているときに出る検査の数値も、どれも大分減っているよ。あと一週間、この生活をしていれば、もう大丈夫だ」
ん? あと一週間、この生活?
一太は、今日の午後には仕事を探しに行くつもりだったので、すぐに返事をできずに首を傾げた。
「……あの? もう元気なので」
「うんうん。よかったよかった」
「元気なので、明日から仕事をしようと思って……ます」
「うん? 仕事?」
「はい。俺、絶好調です」
医師は、ああ、と言いながら額に手をやって目をつぶった。
うーん、と少し考えてから口を開く。
「君の絶好調は、もっと上にある」
医師の手が、すいっと上に上がった。
なんと! これ以上?
一太は驚いたが、口には出さなかった。
「この数字を見て」
たくさんの数値が並んだ表のようなものを見せられた。
「右側が正常値。この範囲内なら、体が正常に動いている、というものね。一般的な数値だから、割と範囲が広いでしょ。その中に入っていたら、よし、いいよと言おう。でも、君の数値はこれ」
そうして医師は、正常値の左に並ぶ数字を指差す。半分くらいは赤字で表示されていて、正常値から外れていることを示していた。
「これでも良くなったんだよ。救急車で運ばれてきた君は、本当に危なかった。ようやく少し安心できる数値になってきた所だ。甘えられる相手がいるなら甘えて、本当の絶好調を目指そう」
それは、つまり……。
「また一週間後の診察を予約しておくね。仕事に行っていいかどうかはその時に決めよう。今日はここまで」
「あ、あの。ボランティアは? 赤ちゃんのお世話をするボランティアの予定が水曜日に入ってて」
「学校の関係?」
「はい。そうです」
「一日?」
「半日です」
「半日か。その日だけ?」
「はい」
「無理をしたら、すぐに次の診察で分かるから」
う、これは……。退院の際に言われたあれだ。無理をしたら、病院に戻ることになるよってやつ。それは困る。
「気を付けます!」
「よし。ではまた、一週間後。この数値が正常値になるのを楽しみにしているよ。お大事に」
ボランティアは行けそうだから良かった、と一太はとりあえず息を吐いた。
何の仕事もせずに食っちゃ寝していて褒められたことは、ものすごい驚きだった。
混乱して、慌てて体を起こすと目眩がした。目眩には慣れたもので、目をぎゅっとつぶってやり過ごす。この時間がもったいないから、調子が悪いときはゆっくり動くようにしていた。その方が、最終的には仕事が早くすむと知っているから。
「いっちゃん、大丈夫?」
目をぎゅっとつぶってじっとしていると、晃の声がした。
「あ……」
そうだった。
この居心地の好い場所は。
「急に起き上がったから、目眩がするんじゃない? もう一回、横になろ。その方が、治るの早いと思うから」
晃くんの部屋……。
一太の体にそっと手が添えられて、布団に戻される。
布団に戻るなんて、考えたことなかった。そんなことしたら、もう起き上がれなくなるから。
「おはよ。たくさん寝られた?」
「あ、うん……」
起きたときに誰かいること。おはようと挨拶をすること。慣れなくて、いちいち戸惑う。
ああ、この数日は、対処法の分からないことばかりだ。
「おはよう……?」
「あは。朝じゃないけど、起きたから、おはようだね」
「ああ、うん……」
目眩が収まって目を開けると、晃がにこにこと一太を見ていた。体に手を添えてくれていたから、とても近い場所で。
「あの、今……」
「ああ、ええと、四時過ぎ。おやつ食べる?」
「おやつ?」
「うん、おやつ」
「…………」
この後の予定を考えてみた。いつも、やることが山積みで、あれをしてこれをして、この順番で、と時間のやりくりをして過ごしてきたから。
けれど、今、一太がすぐにやらなければならないことは思い付かなかった。
学校は、休み。バイトも、休み。洗濯は、確かあの美味しいカレーを食べている間に、晃の母が洗濯機を回していたはず。掃除も、晃の母がやってくれていて、食器の片付けもいつの間にか……。
「上で食べるの? 降りてきたらいいのに」
「いっちゃん、目眩があるみたい。梯子下りるの危ない」
「あ、それは危ないわね。しばらく下で寝た方がいいわよ」
「うん。そうかも。母さんが帰ったら布団を下に戻そうか」
一太が、布団に横になったまま考え込んでいる間にロフトから降りていた晃が、母と話している声が聞こえた。
そして。
「シュークリーム好き?」
と、言いながら、飲み物と大きなシュークリームを持って晃がロフトへ戻ってくる。
どうやらこの後の予定は、病院の先生が言っていた、食っちゃ寝であるらしい。
落ち着かないけれど、嬉しい、と一太はひとり笑みを浮かべた。
そうして、そんな感じで人生初の休暇を過ごした一太は、月曜日の診察で、医師に盛大に褒めてもらうこととなった。
「ちゃんと食っちゃ寝していたんだね。偉い、偉いよ! どう? 目眩とか、手先の痺れとか、あんまり無くなったでしょ?」
そう言いながら医師は、一太の手をぎゅっぎゅっと揉む。ああそういえば、と一太は思った。立ち上がるときや、寝ている姿勢から起き上がる時にはゆっくりと動くように気を付けていたから、目眩は割と大丈夫だったが、手先の痺れは止めようがなかった。
原因もよく分からないから気を付けようがなく、ピアノのテスト中にさえ影響がなければと、普段は気にしないことにしていた。手先が震える訳でもなく、何となくぴりぴりとしているだけなので放っておいたが、というか、放っておくしかなかったが、言われてみると今、ぴりぴりを感じていない。
驚きながら頷くと、医師はカルテに何やら書き込んで、良かった良かった、と笑った。
「それもこれも全部、栄養失調の症状だから。君を連れて帰ってくれた友だちに感謝だね。体が疲れすぎているときに出る検査の数値も、どれも大分減っているよ。あと一週間、この生活をしていれば、もう大丈夫だ」
ん? あと一週間、この生活?
一太は、今日の午後には仕事を探しに行くつもりだったので、すぐに返事をできずに首を傾げた。
「……あの? もう元気なので」
「うんうん。よかったよかった」
「元気なので、明日から仕事をしようと思って……ます」
「うん? 仕事?」
「はい。俺、絶好調です」
医師は、ああ、と言いながら額に手をやって目をつぶった。
うーん、と少し考えてから口を開く。
「君の絶好調は、もっと上にある」
医師の手が、すいっと上に上がった。
なんと! これ以上?
一太は驚いたが、口には出さなかった。
「この数字を見て」
たくさんの数値が並んだ表のようなものを見せられた。
「右側が正常値。この範囲内なら、体が正常に動いている、というものね。一般的な数値だから、割と範囲が広いでしょ。その中に入っていたら、よし、いいよと言おう。でも、君の数値はこれ」
そうして医師は、正常値の左に並ぶ数字を指差す。半分くらいは赤字で表示されていて、正常値から外れていることを示していた。
「これでも良くなったんだよ。救急車で運ばれてきた君は、本当に危なかった。ようやく少し安心できる数値になってきた所だ。甘えられる相手がいるなら甘えて、本当の絶好調を目指そう」
それは、つまり……。
「また一週間後の診察を予約しておくね。仕事に行っていいかどうかはその時に決めよう。今日はここまで」
「あ、あの。ボランティアは? 赤ちゃんのお世話をするボランティアの予定が水曜日に入ってて」
「学校の関係?」
「はい。そうです」
「一日?」
「半日です」
「半日か。その日だけ?」
「はい」
「無理をしたら、すぐに次の診察で分かるから」
う、これは……。退院の際に言われたあれだ。無理をしたら、病院に戻ることになるよってやつ。それは困る。
「気を付けます!」
「よし。ではまた、一週間後。この数値が正常値になるのを楽しみにしているよ。お大事に」
ボランティアは行けそうだから良かった、と一太はとりあえず息を吐いた。
何の仕事もせずに食っちゃ寝していて褒められたことは、ものすごい驚きだった。
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