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135 楽しい楽しい誕生日パーティ
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「じゃあ、誕生日パーティ始めましょ」
「へ? は? いや、ケーキ食べるだけで充分だよ。パーティって何だよ、パーティって」
「歌うのよ。そして写真撮るの」
「もういい歳なんだから、いらないよ!」
「いるわよ。光里、ピアノ弾いて」
陽子と晃が言い合いをしている。二人の時は、一太の下手くそなピアノと歌を喜んでくれたのに、晃くんは本当はああいうのはいらなかったのだろうか。一太は、間でおろおろと二人の顔を見ていた。
「え? いやだ。晃の前でピアノ弾きたくない」
「えええ。誕生日の歌を歌うだけなのに」
「自分よりはるかに上手な人の前で弾くのやだー。晃が自分で弾けばいいんじゃない?」
今度は陽子と光里の間で言い合いが始まる。俺、自分よりはるかに上手な晃くんの前で思い切り弾いてしまったな、と一太は更に困って縮こまった。
「とりあえず写真撮ろう。ほら、ケーキの前に座って」
誠が気にした様子もなく携帯電話を構える。晃が、はあ、とため息を吐きながら席に着いた。
「私、髪の毛と顔を確認してくる」
光里がばたばたと洗面所へ駆けていく。
一太は慌てて自分の携帯電話を探してカメラを起動した。落ち込んでいる場合ではない。晃くんをカメラに納めるチャンスだ。二人での誕生日パーティが本当に楽しかったのかどうかは後で確認しよう。とにかく、写真が撮りたい。
一太の写真フォルダは最近、晃の写真でいっぱいだった。大変に幸せな状態となっている。いつでも見たい時に晃くんの顔が見られるのは素晴らしい。
新しい携帯電話を買ってよかった、と一太はしみじみ思う。
「晃、撮るぞ」
誠の声に一太も携帯電話を構えた。見ると陽子も自分の携帯電話を構えている。
「ふは」
珍しく晃が笑い出した。カシャカシャカシャと三つのシャッター音に、ますます笑う。
「一人が撮って、メールで送ればいいだろ。何で三人で撮ってんだよ。どこ見たらいいか分かんないよ」
「あら。確かにそうね。あはは。記者会見みたいになっちゃった」
「いい写真が撮れた。よし。一太くん、入ってきなさい。晃の横に立って」
「へ?」
「ほら、早く」
「え? でも、俺関係ない……」
「いっちゃん、いいからこっち来て」
晃に呼ばれると弱い。隣に立って晃の方を向くと、笑っている顔と目が合って一太も釣られて笑う。カシャカシャと二つのシャッター音がした。
「え?」
と、前を向くとまた、カシャカシャと音がする。二つのレンズがこちらを向いていて、なるほど、どこを見ればよいのか分からない。
「あは」
と、笑ってもう一度晃の方を向くと、晃も一太の方を向いて笑っていた。またカシャカシャとシャッター音。思わず笑顔のまま、誠と陽子の方へ顔を向ける。また撮られたのが分かった。
「よし、ばっちり」
洗面所から出てきた光里の声がした。先ほどまでの顔や髪型との違いは一太には分からなかったが、ばっちりになったらしい。
光里は、当たり前のように座る晃の横、一太と反対側の位置に立った。誠と陽子は何枚か撮って満足して携帯電話を下ろす。
「よし、歌ってからケーキ食べよ」
「あの、陽子さんたちは?」
「え? 私たちは入らなくていいわよ」
「駄目です。俺、撮りますから、家族写真」
一太が抜けて四人で撮れば、お正月の家族写真が完成だ。生憎、一番上のお姉さん夫婦が今日はいないが、とりあえず家族写真として飾れるだろう。
一太が抜けようとすると、その前に誠が動いた。
「いや、三脚があるから、それで撮ろう。一太くんはそこにいなさい。お母さんも入ってて」
「はーい」
え? え? とまた一太が戸惑っていると、晃に腕を掴まれてその場に留められる。あっという間に、一太も存在する家族写真が出来上がってしまった。
誠からメールで写真を受け取った晃は、嬉しそうに携帯電話のフォルダに保存していた。
ちらりと見えたそのフォルダは、一太の写真でいっぱいだった。
まるで、一太のフォルダが晃の写真でいっぱいなのと同じように、一太の写真でいっぱいだった。
そして。
「わあ、晃のピアノ久しぶり!」
「ほんとね。離れて暮らすって寂しいものだわ」
なんで誕生日の本人が弾くんだよ、という抗議はまるっと無視されて、居間の電子ピアノの前に座ったのは晃だった。それを囲むように陽子と光里が立って、嬉しそうに話している。一太も、そっと後ろに立ってわくわくとする気持ちを止められなかった。
晃のピアノはそれは見事で、一太のために簡単な曲の見本を弾いてくれる時でも聴き惚れてしまうくらいだ。学校でのテストの時は、譜面の通りに平凡に弾くように心がけてるんだ、などと晃は言っていて、家で弾いてくれる時より平坦な音なのだが、それでも、松島くんのピアノが一番上手いと評判になっている。それを聞く度、本当はもっともっと凄いんだけどね、と一太はどこか誇らしくなってしまう。別に一太が誇ることではないのだけれど、つい。
わきわきと手を握ったり開いたりして手首もぐるぐると回した晃が、よし、と鍵盤に手を置いた。そして……。
流れ出した曲に、一太は首を傾げた。え? 誕生日の曲を弾いて歌うのじゃなかったの?
けれど、陽子と光里はピアノに合わせて手拍子をはじめて、何の合図もなしに声を揃えて歌い出す。
「ハッピバースデートゥユー」
歌が始まってみれば紛れもなく、よく知った誕生日の歌だ。
えええ?
つい最近、一太が頑張って練習した誕生日の曲に、そんなにたくさんの音符は書いてなかった。テンポも速くて、とても楽しい感じのハッピーバースデーになっている。
「ふわあ……」
一太がびっくりしているうちに、曲は終わってしまった。
「晃、誕生日おめでとうー!」
「はいはい。ありがと」
晃は、適当に返事をしているように見えるけれど、口元が緩んで笑い顔になっている。楽しそうな曲調だったし、きっと、晃くんの今の気持ちが現れていたハッピーバースデーだったのだと一太は思った。
「もう一回。晃、もう一回」
陽子のおねだりに晃が笑う。
「これ、終わらないやつ」
晃はそう言って一太の方を振り向いて手招きした。
「いっちゃん、右手弾いて」
「へ?」
「わ、素敵。連弾ね」
「いや。俺は」
あんな上手な音に、一太の下手くそな音を合わせるなんてできない。
けれど、陽子に背中を押されては抵抗することもできず、ピアノの前に晃と横並びで座ることになってしまった。
「楽しくね」
晃は、にこにこと笑う。
楽しく。
晃が、一太にピアノを教えてくれる時によく言ってくれる言葉だ。
間違えてもいいんだよ、楽しく弾こう。
前奏があるとどこから弾き始めたらいいかわからない一太のために、せーの、の掛け声で始まった連弾は、何の曲~? と一太が頭の中で疑問符を浮かべるようなアレンジをされて、けれど確かに誕生日の曲だった。
「きゃー。凄い、素敵。晃、やっぱり天才! いっちゃんも上手ねえ。流石、先生の卵」
「やるじゃん。流石、晃。村瀬くんも上手!」
拍手と絶賛に、自分は上手ではない、と一太は言おうとして、でも、とても上手に聞こえていたからやめた。
ここで言うのは、たぶんこれだ。
「ありがとう」
晃がぎゅうと一太を抱きしめて、最高! と呟いていたから、たぶんこれで合っているのだ。
「いやあ、これはいい」
満足気に呟いた誠は、妙に静かだと思ったら携帯電話でしっかり動画を撮っていたらしい。
そこにも陽子の絶賛が惜しみなく響く。
「お父さん、天才!」
その後は、晃が切ったチョコレートケーキを皆で食べた。切り方が下手くそで大きさがまちまちだったが、誕生日の人が切る決まりらしい。わざと大きいサイズを作って選んでもいいというのは楽しいルールだな、と一太は思う。
この家は、何をしてもどこにいても、楽しい。
「へ? は? いや、ケーキ食べるだけで充分だよ。パーティって何だよ、パーティって」
「歌うのよ。そして写真撮るの」
「もういい歳なんだから、いらないよ!」
「いるわよ。光里、ピアノ弾いて」
陽子と晃が言い合いをしている。二人の時は、一太の下手くそなピアノと歌を喜んでくれたのに、晃くんは本当はああいうのはいらなかったのだろうか。一太は、間でおろおろと二人の顔を見ていた。
「え? いやだ。晃の前でピアノ弾きたくない」
「えええ。誕生日の歌を歌うだけなのに」
「自分よりはるかに上手な人の前で弾くのやだー。晃が自分で弾けばいいんじゃない?」
今度は陽子と光里の間で言い合いが始まる。俺、自分よりはるかに上手な晃くんの前で思い切り弾いてしまったな、と一太は更に困って縮こまった。
「とりあえず写真撮ろう。ほら、ケーキの前に座って」
誠が気にした様子もなく携帯電話を構える。晃が、はあ、とため息を吐きながら席に着いた。
「私、髪の毛と顔を確認してくる」
光里がばたばたと洗面所へ駆けていく。
一太は慌てて自分の携帯電話を探してカメラを起動した。落ち込んでいる場合ではない。晃くんをカメラに納めるチャンスだ。二人での誕生日パーティが本当に楽しかったのかどうかは後で確認しよう。とにかく、写真が撮りたい。
一太の写真フォルダは最近、晃の写真でいっぱいだった。大変に幸せな状態となっている。いつでも見たい時に晃くんの顔が見られるのは素晴らしい。
新しい携帯電話を買ってよかった、と一太はしみじみ思う。
「晃、撮るぞ」
誠の声に一太も携帯電話を構えた。見ると陽子も自分の携帯電話を構えている。
「ふは」
珍しく晃が笑い出した。カシャカシャカシャと三つのシャッター音に、ますます笑う。
「一人が撮って、メールで送ればいいだろ。何で三人で撮ってんだよ。どこ見たらいいか分かんないよ」
「あら。確かにそうね。あはは。記者会見みたいになっちゃった」
「いい写真が撮れた。よし。一太くん、入ってきなさい。晃の横に立って」
「へ?」
「ほら、早く」
「え? でも、俺関係ない……」
「いっちゃん、いいからこっち来て」
晃に呼ばれると弱い。隣に立って晃の方を向くと、笑っている顔と目が合って一太も釣られて笑う。カシャカシャと二つのシャッター音がした。
「え?」
と、前を向くとまた、カシャカシャと音がする。二つのレンズがこちらを向いていて、なるほど、どこを見ればよいのか分からない。
「あは」
と、笑ってもう一度晃の方を向くと、晃も一太の方を向いて笑っていた。またカシャカシャとシャッター音。思わず笑顔のまま、誠と陽子の方へ顔を向ける。また撮られたのが分かった。
「よし、ばっちり」
洗面所から出てきた光里の声がした。先ほどまでの顔や髪型との違いは一太には分からなかったが、ばっちりになったらしい。
光里は、当たり前のように座る晃の横、一太と反対側の位置に立った。誠と陽子は何枚か撮って満足して携帯電話を下ろす。
「よし、歌ってからケーキ食べよ」
「あの、陽子さんたちは?」
「え? 私たちは入らなくていいわよ」
「駄目です。俺、撮りますから、家族写真」
一太が抜けて四人で撮れば、お正月の家族写真が完成だ。生憎、一番上のお姉さん夫婦が今日はいないが、とりあえず家族写真として飾れるだろう。
一太が抜けようとすると、その前に誠が動いた。
「いや、三脚があるから、それで撮ろう。一太くんはそこにいなさい。お母さんも入ってて」
「はーい」
え? え? とまた一太が戸惑っていると、晃に腕を掴まれてその場に留められる。あっという間に、一太も存在する家族写真が出来上がってしまった。
誠からメールで写真を受け取った晃は、嬉しそうに携帯電話のフォルダに保存していた。
ちらりと見えたそのフォルダは、一太の写真でいっぱいだった。
まるで、一太のフォルダが晃の写真でいっぱいなのと同じように、一太の写真でいっぱいだった。
そして。
「わあ、晃のピアノ久しぶり!」
「ほんとね。離れて暮らすって寂しいものだわ」
なんで誕生日の本人が弾くんだよ、という抗議はまるっと無視されて、居間の電子ピアノの前に座ったのは晃だった。それを囲むように陽子と光里が立って、嬉しそうに話している。一太も、そっと後ろに立ってわくわくとする気持ちを止められなかった。
晃のピアノはそれは見事で、一太のために簡単な曲の見本を弾いてくれる時でも聴き惚れてしまうくらいだ。学校でのテストの時は、譜面の通りに平凡に弾くように心がけてるんだ、などと晃は言っていて、家で弾いてくれる時より平坦な音なのだが、それでも、松島くんのピアノが一番上手いと評判になっている。それを聞く度、本当はもっともっと凄いんだけどね、と一太はどこか誇らしくなってしまう。別に一太が誇ることではないのだけれど、つい。
わきわきと手を握ったり開いたりして手首もぐるぐると回した晃が、よし、と鍵盤に手を置いた。そして……。
流れ出した曲に、一太は首を傾げた。え? 誕生日の曲を弾いて歌うのじゃなかったの?
けれど、陽子と光里はピアノに合わせて手拍子をはじめて、何の合図もなしに声を揃えて歌い出す。
「ハッピバースデートゥユー」
歌が始まってみれば紛れもなく、よく知った誕生日の歌だ。
えええ?
つい最近、一太が頑張って練習した誕生日の曲に、そんなにたくさんの音符は書いてなかった。テンポも速くて、とても楽しい感じのハッピーバースデーになっている。
「ふわあ……」
一太がびっくりしているうちに、曲は終わってしまった。
「晃、誕生日おめでとうー!」
「はいはい。ありがと」
晃は、適当に返事をしているように見えるけれど、口元が緩んで笑い顔になっている。楽しそうな曲調だったし、きっと、晃くんの今の気持ちが現れていたハッピーバースデーだったのだと一太は思った。
「もう一回。晃、もう一回」
陽子のおねだりに晃が笑う。
「これ、終わらないやつ」
晃はそう言って一太の方を振り向いて手招きした。
「いっちゃん、右手弾いて」
「へ?」
「わ、素敵。連弾ね」
「いや。俺は」
あんな上手な音に、一太の下手くそな音を合わせるなんてできない。
けれど、陽子に背中を押されては抵抗することもできず、ピアノの前に晃と横並びで座ることになってしまった。
「楽しくね」
晃は、にこにこと笑う。
楽しく。
晃が、一太にピアノを教えてくれる時によく言ってくれる言葉だ。
間違えてもいいんだよ、楽しく弾こう。
前奏があるとどこから弾き始めたらいいかわからない一太のために、せーの、の掛け声で始まった連弾は、何の曲~? と一太が頭の中で疑問符を浮かべるようなアレンジをされて、けれど確かに誕生日の曲だった。
「きゃー。凄い、素敵。晃、やっぱり天才! いっちゃんも上手ねえ。流石、先生の卵」
「やるじゃん。流石、晃。村瀬くんも上手!」
拍手と絶賛に、自分は上手ではない、と一太は言おうとして、でも、とても上手に聞こえていたからやめた。
ここで言うのは、たぶんこれだ。
「ありがとう」
晃がぎゅうと一太を抱きしめて、最高! と呟いていたから、たぶんこれで合っているのだ。
「いやあ、これはいい」
満足気に呟いた誠は、妙に静かだと思ったら携帯電話でしっかり動画を撮っていたらしい。
そこにも陽子の絶賛が惜しみなく響く。
「お父さん、天才!」
その後は、晃が切ったチョコレートケーキを皆で食べた。切り方が下手くそで大きさがまちまちだったが、誕生日の人が切る決まりらしい。わざと大きいサイズを作って選んでもいいというのは楽しいルールだな、と一太は思う。
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