俺の秘密の趣味

妄想計のひと

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「それで、模試の結果は?」

「えっ、あっ……えっと……」


風呂から上がって部屋を片付けながら、兄さんは俺の机を見た。

参考書の下敷きになっている模試の結果を見つけたようだった。

勝手に手を伸ばして中を見られる。


「…………」


あ、ノーコメントですか?

眉間に皺が寄っている。


「よくこれで遊んでいられるな」

「少しぐらい……ね?」


そうだよ、偶々なんだって!

クリスマスだって用事を入れずに勉強だし……。

あれ?クリスマス、兄さん家にいるってことだよね?


「明日は……クリスマスだから、休みでも良い?」

「良いわけないだろ」


やっぱりそうですよね?

兄さんとデートとか無い感じ?無理?

残念だけど、まぁ仕方ないか。

というか、何で母さん達帰って来ないの?お腹空いたから、そろそろ何か食べたいけれど……。


「そろそろご飯食べる?母さん達帰って来ないけど」

「ああ、それなら……俺が連絡してあるから、2人でデートしてるよ」

「えっ……」

何それ知らなかった。

でも2人きりで夜ご飯なら、実質デートなのではないか?

判定が甘い?良いだろ、記念って事で。


「じゃあ2人でご飯食べよっか」

「その後勉強な」

「はい……」


いつもと変わらないやり取りに、少々戸惑いを感じる。

みんなどうやって恋人になるの?






勉強もしっかりとスパルタ指導され、本当に1日大変だった。

俺は机の上を片付け、兄さんは俺のベッドに足を組んで座り、スマホを弄っている。


「ねぇ、兄さん……」

「なに?」


言って欲しいことは、何でも言って良いんだよね?


「お、俺のこと……恋人にしてくれるの?」


数時間頭の中にあった事を、思い切って訊いてみることにした。

兄さんはスマホから顔を上げて、俺を見つめてくる。

その視線からは何も読み取れない。


「良いけど、今は仮期間中って事にしようか」

「なにそれ……」

「合格したら、正式に恋人にしてあげる」


えっ……と、それって不合格だと、破局って事?

冬だというのに汗かきそう。


「受からなかったらどうなるの?」


不安になって兄さんに続けて訊くと、兄さんは少し笑って、目線をスマホに戻した。


「受かれば良いんだよ」

「はい……」


これは、一緒に住むのもそうだけど、かなり頑張らなければならないようだった。


「じゃあ仮恋人期間だと、何が違うの?」


今までとどう変わるのか、恋人と何が違うのか?

分からなくて訊くと、兄さんはクスクスと笑い始めた。

俺変なこと言った?


「そんな真面目に考えるなって。今まで通りで、ただ……一緒にいる時間を多くするぐらいかな?」


何だかそれ恋人っぽい!と、恋愛初心者の俺は感動して頬が僅かに上がってしまった。


「じゃあ恋人になったら、もっと一緒にいられるの?」

「そりゃあ一緒に住むんだからな」

「そっか……」


もっと嬉しくなって、俯いてにやけてしまった。


「おいで、一緒に寝よ」

どうやら兄さんも、浮かれているようだった。

だから部屋に戻らずに、俺のベッドで待っていたのか。

「うん」

兄さんが布団に入り、俺もそれに続いた。

1ヶ月前もこうやつて寝たけれど、やっぱり慣れない。

向かい合わせで目の前に兄さんがいるなんて、なんて眼福なんだと思う反面、自分も見られていると思うと恥ずかしくなる。


「ねぇ……ちゅーしていい?」

「…………断る必要無いだろ」


兄さんの笑顔は下半身にくる。


「兄さん……大好き」 


今までの想いが溢れるように何度かキスをしたら、俺の下半身はもっと元気になってしまった。

そしてそのムスコが兄さんに当たる。


「ご、ごめん……」

「キスで興奮した?」


そりゃあするよ!


「兄さんは……興奮しないの?」

「してるよ」


してるの?表情は普段通りで、全然そんなふうに見えなかった。

気になって手を伸ばすと、確かにそこは硬くなっていた。

だけどさっきの事もあって、兄さんは手を出してくる気配はない。


「兄さん……さっきは、その……兄さんに触られて嫌だったとか、そういうんじゃなくて……。ただちょっと、身体が敏感になっていたから、反応しただけで……」

「分かってるよ」


兄さんの反応は素っ気ないけれど、少しだけ微笑んでいるから、一応さっきの事は精算できたのかな?


「俺は、いつでも兄さんに触って欲しいし、え……エロい事もして欲しい、から……」


恥ずかしいけれど、これだけははっきりと言っておかないと、今後誘ってくれないかもしれない。

兄さんの手首を掴んで、グッと握った。


「今も触って、ほしい?」

「うん、今もだよ……」


掴んだ兄さんの手を一度離してから指を絡める。

恥ずかしいから、俯いて兄さんの胸元に顔を埋めた。


「それなら、咲耶の硬くなってるところ、触って良い?」

「う、うん……」


そりゃもうこんなに硬くなっているんだから、OKに決まっているだろ?

兄さんは手で俺を触ってくれるかと思ったけれど、何故か布団に潜ってしまった。

「兄さん?」

俺の声が聞こえていないのか何の返事もなく、兄さんが俺のズボンに手をかけた。

ムスコが露出され、次に感じたのは生温かい粘膜の感触だ。

「ふぁっ……んっ、あぅっ……」

これは兄さんがフェラしてる?

搾り取るように吸われて、背中までゾクゾクしてしまう。


「ま、まって……おれも、したいよっ」


その声は聞こえていたようで、一度兄さんの口がムスコから離れた。

布団を捲って兄さんが頭を出した。

「じゃあ咲耶も舐めて」

兄さんの下半身が俺の頭の方へ伸び、これは……シックスナイン?

兄さんのズボンに手をかけてずらせば、ペニスもしっかりと勃っていた。

ムスコが再び咥えられたので、俺も慌てて兄さんのペニスを咥える。


「んっ、ふっ……んんっ、んんっ」


大きい……!

出来るだけ奥まで咥え、先まで口を窄めながら奉仕をする。

頭が麻痺して、自分で自分を舐めてるんじゃないかと思ってしまう。

だけど舐めてるのは兄さんだから、自分でするより何倍も気持ちいいだろう。

まぁ出来ないけど。


「んんっ!んん、んんっ……ふぁっ……」


気持ちいいけど、負けじと俺も兄さんを気持ち良くさせたい!

口では届かないところを手で扱きながら、頭を必死で上下させる。


けど、ムスコが気持ち良くってあまり集中できない!


「んっ!んんっ、あっ、はっ」


背中を丸めて快感に耐えようとするけれど、無理かも。

気持ちいい。


「にいさんっ、もっ……いきそっ……んっ!」


散々イッた後なのに、こうも簡単にイケるのかと、少し呆れそうになる。

「良いよ、イッて」

兄さんはそれだけ言うと、また俺のムスコを咥えて、吸うように扱いた。

俺も兄さんのペニスを気持ち良くさせたいのに!

もう頭がふわふわしてきて、それどころではない。


「んんっ、あぁっ!い、いくぅっ!はっ…はなし、てぇっ!あっ……………んんんっ!」


ムスコがドクドクと脈打ち兄さんの口内に、精液を放った。

なんで離してくれないかな?


「にいさっ……はっ、ごめっ……」

「やっぱり薄くて少ないな」

「飲むなよ!」


俺の精液の感想言うの止めてもらえる?

兄さんは俺のズボンを戻してから、布団を綺麗に直して俺の横に戻った。

 
「兄さんは……いいの?」

俺は、兄さんが出さなくて良いのかと確認をする。


「んー?良いよ。あ、その代わり……今、俺とキスできる?」


兄さんの顔がニヤリと笑った。

今、俺の精液を飲んだその口と?キス?生理的にキツいんだけど!

でも兄さんとはキスしたい!


「で、できる……よ」


俺は覚悟を決めて目を閉じ、兄さんの唇に自分の唇を重ねた。

けど、それだけではなく兄さんの舌が俺の口の中へと入ってくる。


味が……するような、しないような……?


気のせいだと思う事にしよう。


「んっ……ふぁっ、はっ……んん」


兄さんの腕が俺を包むように抱きしめてくれる。

ああーもう最高。

唇を喰むようにされ、気持ち良くて自分も同じようにしてから、ゆっくりと唇を離した。


「さく……」

「ゆうにぃ……好き」


俺も釣られて、子供の頃のような呼び方をしてしまう。

本当に自分はこの兄の事が大好きだ。

「俺も好きだよ。今日は疲れただろうから、もう寝よ」

「うん」

俺を包む兄さんの腕が、俺の頭を撫で、温かくて幸せな気持ちになる。

こんな時間勿体なくてずっと起きていたいのに、確かに俺の身体は疲れていて、気づいたら寝てしまっていた。


本当に、夢の中でも兄さんと一緒にいれたら良いのに。 
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