1つの夢と声の思い出

少年少女の思い(プロローグ的ななにか)

【高校生】それは、人生で1度しか体験することの出来ない貴重な時間だ。

俺は中学生が1番心と体が成長するなら、高校生は1番夢を追い求め、行動が成長するものだと思っている。

高校生になってからはや、1年。ある日のいつもの通学路、ここから俺の夢を追い求める最高の高校生活が初まろうとしていた。

「あの、すみません」

振り向くとそこには1人の女子生徒がたっていた。とても小柄でお店に行って小学生用の代金を払っても問題なさそうな感じだ。

「はい。なんですか？」

いきなり話しかけられたせいか少し動揺したものの、そんなことより…
可愛い！という感情が先走った。

「あの、少し道を教えてほしいんですけどいいですか？」
「はい、大丈夫ですよ。それでどこに行きたいんですか？」

俺は湧き上がる感情をぐっと抑えて訪ねた。

「えっと、桜木高校に行きたいんですが…」
「え！同じ学校！俺、桜木高校に通ってるから、一緒に行かない？」
「はい！ありがとうございます！」

彼女は不安そうな表情から一気に明るい表情に変わった。

「私、神崎 亜美(かんざき あみ)って言います。」
「俺は、岡崎 朋也(おかざき ともや)。よろしくね、亜美ちゃん」
「はい！よろしくお願いします。朋也先輩！」

ここから、俺の最高の高校生活。すなわち、青春が始まる！