異世界で下っぱの主人公が女魔法使いを助けたら、お礼にパーティーを組んでくれて、気がついたら一端の冒険者になっていた。

第１章 出会い

町で

「ほら。これやっとけよ。下働きなんだからちゃんと働け」
「分かったよ」
「それ終わったら、買い物な。忘れるなよ」
　ラルフはうんざりした。下働きでも、賃金はない。ただのパシリだ。
「いつか覚えてろよ」
　ラルフは冒険者の眷族で実力がないわけではない。旅に行かせてもらえないだけだ。両親は旅で亡くしていた。

「後は、買い物か」
　袋と銀貨が入った小袋を持って、館を出る。
「いい天気だな。外に出ないともったいない」
　歩いていると、うずくまってる女性が。見たところ魔法使いみたいだ。
「どうかしましたか？」
「ああ。君は？」
「この近くの館で下働きしているラルフと言います」
「私は女魔法使いのミーナ。よろしく」

「それで、下働きって言った？　賃金はあるのかい？」
「無いです。私は冒険者の眷族なんですが、旅に出させてもらえなくて」
「それはもったいないな。そうだ。私、魔法使いきって外に出られないんだ。館で休ませてもらえないか？」
「いいですよ。いま、誰もいませんし」
　ラルフはミーナを館へ案内した。

「いい館だな。風呂はあるのか？」
「一応」
「入らせてもらっていいか？　なんなら一緒に入るか？」
「いや、それは」
「冗談だ。照れるなよ。風呂はどこだ？」
「突き当たりの右です」
「ありがとう」
「後でタオル持っていきますね」
「ああ。覗いても良いからな」

　ミーナは風呂へ入った。しばらくすると、声が聞こえてくる。
「あん❤️そこぉ。一番感じるところ。はぁん❤️おちんぽ、素敵ぃ！」
「何やってるんだ？」
　ラルフはタオルを持って風呂へ向かったのだが、足が止まった。かなりエッチな人らしい。
「タオル、置いときます」
「えっ？　あぁん！」
「ミーナ？」
「ごめんなさい。ありがとう。はあ、はあ」
　ラルフは予想がついた。ミーナがオナニーしてたことを。