気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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真相

そして……5

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()←このカッコ内は後々にアルゲディの人格となる子です。ややこしくてごめんなさい、

 ◆

 ミューの苦労はまだまだ続く、ララ君はまだ知らない、遠い未来この役目が自分に来ることを知らない、

「ララ様いつかわかる時が来ると思うの、けどララ様がこうしてクルミの側に来てくれた、そろそろミューは疲れてきたの、ララ様後はお願いしするのよ、」


「ミューよ、何を任せるかサッパリわからんが、このワシに任せるが良いにゃ。」


 ララ君から視線をスっとそらし言うミューを、ララ君はまだミューはまだ慣れのか?ワシはもう諦めみたいなものを感じてるにゃ、と慰めると同時にミューからわけも分からずに引き受けてしまった。
 クルミは話を切り替えるためコホンと1つ咳払いをする。邪龍が目を覚ますとか言った辺りから、ララ君とミューの視線が痛いとかじゃない、違うったら違うのだ。
 気まずくなったクルミは立ち上がった。ララ君とミューから苦い顔を見せないように後ろを向くと胸に手を当てた。そうすると自分の中にあるもう1つの魂を感じる様な気がする、


「ララ君の最愛ミクの魂は私の中に居るんだよね?1つだけ訂正しておく、クロはララ君の言うことをちゃんと聞いたんだ。もちろん始まりの乙女ミクの願いも、始まりの乙女の家族の末の弟が空に帰るまで側にいたんだよ、ララ君の約束をクロはちゃんと守ってるから安心して、」


 んーと、面倒くさくなりそうだから言っちゃうけど、そうクルミは話を続ける。
 アルゲティ編を自分が思うままにノート5冊分位書いてたら、ミク姉さんが気にしていた悪役令嬢を思い出し、アルゲティ編を終わらせる為だけに空に返した。


「もし自分がこんな運命になるなんて知ってたら、もっと違う事を書いてたのかもって今なら思う、それに小説はミク姉さんが居ない寂しさを紛らわせようとして書いてた。それと空の人族の事も沢山あるよゆっくり聞いて、」


 クルミはまだまだ話があると続ける。悪役令嬢トゥカーナ編はアルゲティの生まれ変わりである、空の人族は子供を亡くした時1つ先の転生なら魂を感じることが出来ると設定したのはクルミだ。でないとゲーム通りに話を進めそうな自分がいた。悪役令嬢が虐めが出来ないようにストッパー役を作った。それがアルゲティの両親タブエルとライラだ。
 祈りの乙女アルゲティの魂を感じた両親、特に母親のライラはトゥカーナを色々と助け、悪役令嬢トゥカーナが破滅の道に行かない様助け導く、という役割を持つ、タブエルは今世でも自分達の子供という認識がぬけない、そして度々タブエルはトゥカーナを連れ出してアウラと引き離す、この2人の恋は試練がある程燃え上がる。言い換えると攫われれば攫われる程アウラとの恋が燃え上がる燃料だ。

 でもそれはあくまでタブエルがアルゲディの魂を感知した場合だ。探知をして攫われるだけのトゥカーナは何が何だか分からないんじゃ意味が無い、魂に細工をしておかないと、けど魂を削るの痛そうだな。


 もう1つの自分は私の心にこう語る、

(痛いのは嫌だけど痛くないようにする方法があるんじゃないかな?)


 と流石初代始まりの乙女だ。ミク姉さんをモデルにしたのもあり心根はとても優しい、そう感じると、照れた感じがしてまた可愛い、

 なぜ子供の魂を認識出来るのか、それは魔力は魂のエネルギーから出来ている。そのエネルギーはそれぞれの色を持っていてすぐに分かる、アルゲティの魔力の色は白金色にしていた。そしてトゥカーナの髪の色と一致し、アルゲティだった頃の記憶が戻れば戻るほど髪の色は変わり最終的には瞳の色も変わる。翼が生えれば後戻りは出来ない、だが元に戻る方法がないと面白くない、その鍵を握っているのがライラだ。トゥカーナがアルゲティの記憶に苦しむ中、自分は誰なのかと尋ね続ける。これを続ける事で人格が固定する。という訳、クルミは今知ってる事を全て話した。これで良かったのかな?という気持ちもあるが、スッキリしたという気持ちの方があるかもしれない、


「ここまでが空の人族の設定、元々森の人族(エルフ)から考え出した設定だったから、少し保守的な人々も居るよ、翼を持つ者こそ偉い、という人々がね。後は大精霊王ラグエルの子孫って事も教会に通って知る事だね。最近お祈りに来ない人が多いのは、先代祈りの乙女シルクの最後の願いが原因だよ、それはララ君がいちばん知ってる事だと思う、」


「それを知ってクルミはどうしたいんにゃ、」


「どーもしない、そんなのなる様にしかならないと思ってる、」

 使え続ければ魔力は無くなるが寝れば補給され増え続ける、これがクルミが考えた魔力の原理だ。例外があるとすればララ君の存在だ。大精霊王はこの原理を遺脱した力を持っていて、最愛ミクの魂に魔力を常に渡し魂が輪廻の輪に行かせない様にしていた。それが可能になるのか?と言われれると、クルミは分からないとしか言えないな、と思った時だった。

「クルミその話を聞くと、最愛の魂の一部をを切り離さねばならんのだにゃ、アルゲディの魂ならクルミのでも良いのではにゃいか?」


「うん、そうなんだよね。痛いのは嫌だな。って思ったら、ミク姉さんが痛くないようにする方法があるんじゃないかな?って言ってくれた。」


「うむそうかならワシにいい考えがあるにゃ、それより次にゃ、悪役令嬢とはなんぞか教えて欲しいにゃ、それ次第でワシが痛くない方法を教えてやるにゃ、」


 うん、そう言ったクルミは次は悪役令嬢の話をする。ゲーム展開ではなくクルミが作った話の方を、


「この話を始めるのに元ネタがあるんだ。ゲームと言っても分からないかもしれないけど、ヒロインの恋を邪魔するのが、悪役令嬢イプシロン・トゥカーナ、今ある地の人族の王国、アウストラリスその国の王太子でもあるアウラの婚約者、それが公爵家イプシロン・トゥカーナの役割、ヒロインを見つけた瞬間からアウラはヒロインが気になる。トゥカーナはヒロインとアウラがイチャイチャする度に怒り、そしてヒロインの色々と邪魔をする。階段から突き落とそうとしたり、窓から突き落とそうとしたりね、その事に愛想をつかせたアウラがトゥカーナを国外追放してめでたしめでたし、これが元ネタの話だよ、」


 すると心の中の姉さんがオロオロしだした。

(大変助けてあげないと、)

 これは元ネタの話だからそんな事にならないよ、それにこれは未来の話、だから大丈夫、と考えると、

(そうかその時になったら助けてあげたいな、)

 そう返ってくる。やっぱり可愛いな、そう思ってしまう、クルミはこのままの感じでも良いな。と目的だった姉さんと話せたクルミはそこで満足してしまう。
 だがそれでもララ君の話はきこれで終わらない、ニコニコしながらララ君を見れば、黒いしっぽをペタンペタンと上下に振り下ろし不機嫌を表してる。


「だが話だけを聞くと、その悪役令嬢は悪くないにゃ。婚約してた相手にちょっかい出そうとした女に威嚇しただけワシなら邪魔する者は全て…」


 心の中の姉さんが声にならない悲鳴をあげた。これ以上好きな人が居なくなるのは嫌だと、だからその悲鳴をクルミは声に出し受け止める。クルミの中に罪悪感が溢れ出る、


「止めて!そんな事をしたらミク姉さんは帰ってこないよ、それにまだ話の続きはまだあるよララ君、」


「それはミクの声なのか?ミク聞こえるか?!ワシにゃ!ラグエルだにゃ!頼むミクが望むならなんでも聞くにゃ!」


(お願い、もうこのままほっといて!こんな苦しい思いをするなら全てを忘れたい、)


 ララ君の悲鳴に近く今にも泣き出しそうな声も、ミクは聞こうとしない、だが幸いと言うべきなのか悲痛な声はクルミにしか聞こえない事だ。中にもう1つの人物がいるのはクルミにとっても想定外であり、小説にも書いてない、なぜならララ君が早々にミクの魂を失い輪廻転生をしていて、次の転生祈りの乙女アルゲティへと生まれ変わるからだ。
 罪悪感が襲ってきたクルミは、心のどこかで思いそして願う、


(ララ君からミク姉さんを解放してあげたい、だけど器が必要なんだよね。なら無いなら作ればいい、)


クルミはじゃあ起きてから色々と準備しなくちゃ、と決心をした。
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