気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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真相

そして…8

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こんどこそ!ま...間違えないもん(´;ω;`)
()←カッコ内はクルミの中の人です。




ララ君が居なくなりあっという間に9年が過ぎ去った。前世で言えば9ヶ月長いと言えば長いし短いといえば短いなんとも言えない時間だ。やってた事は余り変わらない、祈って魔力を奉納し前世の知識を使い色々としていた、教会の人たちもクルミが祈りの乙女とはいえ、成人するまではこの人だと公表されないからだ。

ある時は教会のシスター見習いや司祭見習いと一緒に祈りを捧げていた。
代々祈りの乙女の魔力は街の結界に使われ強化されるらしい、なぜらしいのかと言えば、奉納をする魔力は大きなラグエル像に1度集められる、そして必要な場所に使われるからだ、
水道や電気等の各家庭のライフラインや、噴水の水を綺麗に保つことに使われたり、作物を育てるための土に使われたり、石で作られてる道が風や雨で削られボコボコした時に自動修復で使われる。

一方で魔力が使われない場所もある。それは至る所に咲いてる花たちの水やり、どこに何を植えても綺麗に育つのだが水やりは出来ないらしい、各小さな精霊や空の人族の担当である、

今日も迷子防止の為ミュー達精霊に送って貰ったクルミは、修行と言えば魔力増大でしょ!と日々魔力を空っぽまではなくても膨大に送り続ける、祈りの乙女はいつ始まりの乙女に呼び出されても、その願いが叶えられる様に、魔力量はものすごく多いらしい、髪の色と同じ魔力が巨大なラグエル像に吸い込まれていくのを、綺麗なシスター達と眺め汗を流す日々も楽しい、横をちらりと見れば筋肉ムキムキな司教やその見習い達がポージングしながら、魔力を奉納してるのを見て苦笑いしかできない、これもクルミが書いた小説の影響、その時ハマっていたのは騎士系の恋愛小説だったからだ。
巨大ラグエル像の手のひらの上に、小さな子猫になったララ君が寝てるとも知らず毎日欠かさず9年やり続けた。ミク姉さんはやると言ったらやる人だったから私も頑張ってやり続けたのが良かったと思う、


「さて次はあれを作ろう、」


時々精霊の力を借りてまたクルミは、祈りの乙女の特権である祈りの力を使い様々な事をしていた。
前世で有名な本を出版をしたり化粧品を作るなどあらゆることをした。もちろん両方大ヒット、
特に化粧品は母様世代の心を鷲掴みにした。前世の感覚で言うなら小じわとか無いじゃんと言えるが、そこは本人しか分からない悩みがあるらしい、ライラ母様経由で感謝された。なぜ母様経由なのかと言えば、目立ちたくないからというのは嘘で、私が祈りの乙女である事は、教会にいるシスターと司祭しか知らないからだ。まぁ過去に色々あったから否定しない、()
年寄りをあまり見なくなり皆若々しく見える。
ちなみに空の人族の通貨は昔地の人族が使っていた硬貨だが、今も使えるのかは謎だ。
今作ってるのは今後の私達に癒しを与えるビーズクッション、背中の翼を出したままでも座れる細長くし色は可愛い若草色のを作った。


(クルミこれは何?触るとフワフワなんだね。)


「フワフワでしょ?早速乗ってみるよ、」


クルミはクッションに乗ると、フワフワな感覚を楽しむようにジャンプしてクッションに飛び乗ると身体が沈む感覚を楽しむ、姉さんが好きだったのは小さな動物のぬいぐるみだったが、時代が進むと大きな椅子替わりとして使う人もいたほど、実際に前世で気に入りイベントから帰った後疲れを癒す様にクルミも使っていた。前世はあちこち大きくなった孫たちとイベントに顔を出していた、パワフルおばあちゃんだったのだから、


「これミク姉さんが好きだったでしょ?体にフィットするソファみたいな物だよ、もしかしてこれも覚えてない?」


(えっと...なんで私がクルミのお姉さんなの?私の妹はもう居ないよ、私はずっとラグエルと過ごしていて分からなかったけど、こっちに来てしばらくしてからクロが突然帰ってきて妹の伝言を教えてくれたわ、この時代から遠い過去あの子は空に帰っちゃったから、)


「そっか、なら私の事はもう1人の妹ととして見て欲しいな、あなたは私の中にいるんだよ、私の一部分でもあるんだから、いいでしょ?」


(うーん、そうなるのかな?でも考えてみるとそうなるのかな?いいよ、)


「やった!ありがとうミク姉さん、」


クルミはもう一度姉さんと呼びたかっただけだ。許可が出て嬉しくて、出来上がったばかりの柔らかクッションに顔を埋め喜んだ。


(でも、ならせめて今の名前を使って欲しいな、だってもう私の身体はない、この身体の子の名前を使って呼んで、それに両親に貰った素敵な名前を無下にしてはダメこれは姉として最初のお願い、)


「そうだね分かった。ちょっと寂しいけど、他人に気を使える姉さんらしいな、ひとつ聞いていいかな?姉さんはなぜララ君に忘れて欲しいの?」


クルミが聞いた瞬間ミク姉さん改めアルゲティが一瞬言葉が詰まった様に感じた。だが小説にほんのりと書いただけの初代始まりの乙女のミク、どう動きたいのかも確認しないと分からないので、姉思いのクルミは出来るだけ叶えてあげたい、
今世に生まれて50歳になる頃、姉さんを見つけたら叶えてあげたい10の事なんて物を紙に書いた、
それは厳選に厳選を重ねたものだ。今世は姉さんに長生きして欲しいから、と言う願いも込めてある。

それにクルミは姉さん本人が嫌がることはしたくない、今ならもれなく20でも100でも何でも叶えてあげたい、通販もビックリなサービス中なのだ。もちろん姉さん限定だけど、


(結婚してからどこにも行けなかったの、ラグエルに実家に帰りたいと言えばダメの一点張りだったし、
私だって少しは自由な時間が欲しかった。いえ、私は少し1人になりたかったのかも。
それに今の私は空に帰ったはずの人、小さな頃から魂は神々の許しを得て今とは違う人になると教えられたわ、
でもね1つ勘違いして欲しくないの、ラグエルの事は今でも大好きなんだ、でも縛り付ける関係は違うと思う、もし1度忘れてラグエルと恋が出来たらまた受け入れると思うの、)


「姉さんは始まりの乙女でしょ?祈りの乙女には頼まなかったの?」


祈りの乙女何してるの?!とクルミは思ったのだが、ミク姉さん改めてアルゲティは顔をシュンとさせた様に感じる。


(もちろん願った…でも無理だったの、祈りの乙女は悲しそうに首を横に振るだけ、けどせめて私の寿命を伸ばせないようにしてもらったの、私が産んだ子供たちが先に空に帰っていくのを見続けるのはとても辛かったから、
それにラグエルは私が居るからダメなの、私が居なくなれば大丈夫だと思ってね、私の髪が真っ白になった時改めて思ったわ、これでラグエルを解放してあげられるってね、私にラグエルはお前は心配せず大丈夫とだけ言うのよ、最初に私言ったのに苦労する時はお互いに分け合いましょうってね。
だけど不思議に感じてた時、少しだけ帰ってきたクロが教えてくれたわ、大精霊王ラグエル様には祈りの力があり、クロたち従者を作ったって、ねぇクルミはこの事を知ってた?)


「ララ君に祈りの力?私は知らない、公式の設定にも無かったよ裏設定とかあったのかな?
でも私が書いた始まりの乙女は、ミクの名前と始まりの乙女に使える3人の従者の精霊ククとメメとクロ、大精霊王ラグエルとの間の子を祈りの乙女に任命し、末の女の子が地の人族にお嫁に行ってる。そこの家で将来生まれるのがヒロインケーティなんだ。ゲームの話し少し前に説明したの姉さんは覚えてる?」


(うん、お嫁に行ったのはフワちゃん。フワフワした可愛い子だったんだ。末っ子だったから皆可愛がってたんだよ、えっと...クルミは私が寝ててもずーっと話してたから眠たくてなんとなーく覚えてるよ、)


寝てたんかい!っとクルミはツッコミを入れる、確かに思い出してみれば、何度かむにゃむにゃ言ってた気がする、クルミも話し出したら止まらないタイプなので見逃してた。

今日も元気に魔力を増やす特訓をする為教会にやって来た。もちろん迷子防止のミューも一緒だ。
魔法で転移して来てもいいけど、クルミは飛んで来たい派だ。前の祈りの乙女でもあり、ライラ母様のおばあちゃんでもある祈りの乙女シルクさん。なんと1500年程生きていたらしい、空の人族でもそこまで長生きする人はいない、前世の人の年に換算して150歳、それはギネスブックもビックリだ。治癒魔法があるからでは無く、次世代の祈りの乙女が生まれなかった、とシスターが教えてくれた。そんな事を考えてたら教会に到着した。前世の乙女ゲーム内で見た教会そのままだけど相変わらずゴジックな見た目してる、まぁクルミも最近見慣れたものだ。明るい時間は開きっぱなしの教会の扉を抜け黒い絨毯の上を歩くと、いつものシスターを見つけ声をかける。


「到着!シスター来ました!」


(着いたんだごめん少し寝るね。また起きたらゆっくり話そうね。)


シスターが静かにこちらに来る前にアルゲティは寝てしまった。そして相変わらずだな、とクルミは苦笑いをする、
何故かアルゲティは教会に来ると寝てしまう、寝てしまったのでシスターに挨拶をして大精霊王ラグエル様に祈りを捧げる、そしてラグエル像の手の部分に向い全力で魔力を奉納をして思った。

よし帰ったら姉さんの願いを叶えよう、ここじゃ目立つからね。
シスターに帰りますと声を掛け、いつも通りにミュー達精霊に迎えに来てもらい翼で飛んで帰った。
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