車輪の神 ジョン・ドゥ 〜愛とロマンは地球Bを救う?〜

Peppe

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序章 こんなおじさんいかがですか

ゲットレディ

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地球 2022年12月4日
PM 1時30分

 『ダービーの横で工具を持つ』、普段なら最高にご機嫌な状況だが、今日の心は大寒波だ。

 ダービー……ごめんよダービー、向こうで快適に暮らすにはね、君の格好は少し官能的過ぎるんだ。
……オレだって、胸が引き裂かれそうなくらい苦しいんだよ。
君にあんなチャカポコした装備を着けるなんて、頭がイカれてるとしか思えない。
……でも大丈夫、どんな姿になったって、オレの気持ちは変わらないからね。

 ダービーの凛々しい姿を、存分にまぶたに焼き付け、泣く泣く換装の作業に取り掛かった。
「ごめんよ」と、何度も謝りながら全裸にし、新しく購入したお洋服に着替えさせていく。

 最高に不愉快な気持ちで手を動かしていると、お色直しが進むにつれ、冷たい水銀で満たされたような胸が、トキメキと共に熱を帯びていく事に気付いた。

 完全に予想外だった。
カジュアルな装いになっても、ダービーのグリグリの美人っぷりは1ミリも陰らないではないか。
アーバンでセクシーだった大人の色気は、ワイルドでキュートな小悪魔的フェロモンに魅力を変え、アスファルトを蹂躙するモンスターは、原野を疾走する猛獣に華麗なる変身をとげた。

 ……あらあらあらあら、ダーちゃん、ダーーーちゃんっ! ちょっとスゴいじゃないの!
ゴツゴツしたタイヤ履いて、おちょとであちょびたいの? 野外なの? 青姦なの?
……シートもタンデム出来るようになっちゃって、3Pなの? 奔放なの?
結局スケベなんだねぇ、悪い子だねぇ。
しかし、何着たってビューリフォーなんだね君は。
……そうか! スーツの似合うケツ鷲掴みバッチコイなビジネスレディが、キャンプ場でチェックシャツ着ても、後ろからギュッと抱きしめたくなるファニーガールに変身するだけだもんね。

 女性の神秘に感銘を受け、フォルムチェンジしたダービーを肴にタバコをふかす。
最高の時間を楽しみながら、ふと、知らない星でダービーやショルダーと共に過ごす生活に思いを馳せた。
不安は確かにある、それでもきっと余人には経験出来ない事や、大きなロマンがオレを待っている筈だ。

 久しく忘れていた少年のような昂りに、オレの口角はだらしなく緩んでいた。
映画の主人公たちのように、最後までキザに決めるには、強靭なメンタルと表情筋が必要なようだ。



地球 2022年12月11日
AM 10時30分

 何年ぶりかに買ったデート用のコートを纏い、鏡で入念に髪型をチェックする。
ヒゲの剃り残しと鼻毛も確認し、パリッとした姿でタクシーに乗り込み、ディーラーへ向かう。
今日は待ちに待ったショルダーの納車の日だ。

 お店で待ってた第二夫人は、今日の為にピカピカに磨き上げられていた。
この姿を見れただけで、高額な結納金の元を取れた気がする。

 簡素な式を済ませ、仲人のツーブロックと3人で記念写真を撮る。
プリントアウトした写真はいらない事を伝えると、ツーブロはデータを送ってくれた。

 ツーブロと、ペコペコペコペコと延々続くお辞儀のラリーを済ませ、やっとの思いで新妻に乗り込んだ。

 店を後にし、ドライブのお供、コーヒーちゃんを買う為にコンビニに寄る。
買い物を済ませ、あちあち言いながらショルダーに乗り込むと、ツーブロから写真のデータを受け取った事を思い出した。
どれどれ、と写真を見てみると、スマホの画面には、キレイな奥さんとツーブロと、大きな鍵を手にギターのポーズ決める、半目でアヒル口のおじさんが写っていた。
まぁいいさ、今日はご機嫌なんだ。
気を取り直して、お買い物デートに出かけるとしよう。

 存分に新妻の性能を楽しんでいると、目的地のアウトドアショップに到着した。
駐車場に停めたショルダーは、その風格で他の車を威圧していた。

 ドライブの余韻に浸り、ウムウム頷きながら入店すると、なんだか楽しげな空間が広がっている。
陳列されている商品の全てに男心をくすぐられ、ボールのプールを見つけた子供時代のような気持ちになった。
「うわぁー、すごーい!」と、心の中のあきらくんが忍者走りで店内を駆け回り、大人のあきらさんもハイパー衝動買いモードに突入しようとすると、必要最低限の物しか地球Bに持ち込めない事を思い出した。
「便利な道具に頼らないのが男のアウトドアだよね。」と、無理矢理自分を納得させ、大人しく売り場を物色する事にした。

 ふむふむと、一点ずつ吟味しながらうろついていると、『たまんねぇ』を極めた物体が視界に飛び込んできた。
『ロマンの水瓶』『具現化した男心』『お髭の恋人』、数多の異名を誇る孤高の古兵、スキットル様が棚に並んでいるではないか。
ドチャクソカッコイイその武骨さに、オレの手は自然と陳列棚へと伸びていた。
酒は一っっっ滴も飲めないのに、スキットルを持ち歩くなんて恥ずかしいとも思い、買うべきかしばらく迷ったが、銃弾から胸を助けてもらう妄想が始まり、いてもたってもいられなくなったのでカゴに招いた。

 その後も買い物を続け、土に分解されやすいトイレットペーパー、食器類、タープ、ランタンを追加で選び、ホクホクで会計を済ませた。



地球 2023年2月1日
AM 7時15分

 目が覚めて早々に、なんとも言えない気持ちに襲われる。
奇怪なメンタルの理由は今日が記念すべき退職の日だからなのだろう。
恐らく定年まで勤めると思っていた会社に別れを告げるのは、せいせいするが寂しくもある。

 2ヶ月前に退職願を出した時は、強く引き止めてくれる社長の姿に、誇らしさと申し訳なさでいっぱいだった。
「やりたい事が見つかったんです。」と告げると、「いつでも戻って来てくれていいんだからな。」と優しく肩を叩いてくれ、『本当にこんなにいい会社辞めてしまっていいのか?』と、オレは逡巡した。

 センチメンタルな気分になりながら会社に向かい、着いてからは自分の道具を片付けるのが今日のオレの仕事だ。
周りの仲間達は普段の業務をこなしているので、「何か手伝おうか?」と聞くと、「大丈夫だから、片付けに専念して。」と、みんな優しい笑顔で返してくれた。
そんな仲間達の態度を見て、自分はもう会社にとって『部外者』みたいな存在になったのだと悟り、寂しさが増した。

 みんなの優しさのおかげで作業は捗り、3時には全ての仕事が片付いた。
仕事が終わった事を社長に伝えると「もう帰って構わない。」と告げられ「感謝の気持ちだ。」と退職金とは別に金一封を渡された。

「振込み履歴に残ると面倒だから、現金ですまんな。」と微笑む姿は、天国にいる父親と同じぐらい頼もしく、カッコよく見えた。

 作業場のみんなを集め、最後の挨拶をすると、チラチラと泣いている仲間の姿が見える。
「最近涙もろいんだから勘弁してくれよ。」と笑いながら茶化したが、オレの眼からも涙が溢れる寸前だった。

 お世話になった人みんなに挨拶を済ませ、駐車場へとしばらく歩き、ふと振り返ると、社長含め手の空いていた社員達が玄関から手を振っていた。
反射でお辞儀を返すと、頭を下げたタイミングで堰を切ったように涙が溢れ出す。
ビチャビチャの顔面のまま、人生で一番深いお辞儀の姿勢を保っている自分がなんだかおかしくて、込み上げる笑いやら涙やらでヒドイ表情になっていた。

 極力顔を見られないようにペコペコしながら退散し、駐車場のショルダーに乗り込んだ。
会社の敷地内で吸う最後のタバコを咥え、会社で過ごした10年以上の日々を思い出しながら、いつもより時間をかけて丁寧に煙を味わった。

 タバコを消し、エンジンをかけると、途端にセンチメンタルスイッチが切れた。
『みんなが働いてるのに帰る』『明日からもみんなは出勤なのに、オレには関係ない』と、ふつふつとロックンロールなソウルが湧き立つ。
高揚した気分にマッチした音楽をかけ、キビキビと銀行に向かった。

 到着した窓口では、なるべくダンディな口調で退職金を含んだ口座の金を全て引き落として、現金の入ったカバンをガッツリ胸に抱えてキョロキョロと辺りを警戒しながら退店した。

 再びショルダーに乗り込むと、新作の『さよなら労働、グッバイ賃金』を流れる音楽に合わせ高らかに歌い上げ、退職金と社長からの金一封を成仏させるべく、高級腕時計店まで軽快にハンドルをさばいた。



地球 2023年2月5日
 PM 7時30分

 今晩が地球で過ごす最後の夜だ。
昼の内にたっぷりとダービーとのデートを楽しみ、夕方からはショルダー以外の全ての物をまとめて、艦長にメッセージを送り基地へ荷物を転送した。

 自分以外の物が何も無くなった部屋を「今までありがとう」と、感謝の念を込めながら丁寧に掃除し、鍵をかけて部屋を出る。
地球B仕様にカスタムしたショルダーの寝心地を確かめる為、今夜は車中泊だ。

 駐車場のショルダーに乗り込み、2列目と3列目のシートを倒してフルフラットの寝床を作る。
折りたたみマットレスとクッションを敷くと、想像以上に満足のいくベッドが完成した。

 自分の整備の腕と、ショルダーの器の広さにウットリしながら天井を眺めていると、ふと思い立ったので幌を開く。
凍えるような寒さだったが、それがどうでもよくなる程の星空に「おぉっ!」と声が漏れた。
タバコに火を点け、冷気と紫煙のブレンドを堪能し、仰向けに寝転びながら、自分が行くのは空に輝く星の内のどれなのかと考えを巡らす。
人生最大級にロマンチックな体験だった。

 妄想と共に二本目も楽しんでいたら、流石に寒さの限界が来たので幌を閉じ、ダウンを着込んで毛布を被る。
神様なのか、気圧なのか、もしくは人智を超えた何かなのか、地球最後の夜を最高のものにしてくれた存在に感謝を送り、幸せな気持ちで瞼を閉じた。

 朝はスッキリと目が覚めた。
腰痛などが心配だったが身体も快調で、フラットシートの性能は問題ナシだ。
そのままコンビニへ向かい、歯磨きセットを買って歯を磨き、アパートにとんぼ返りして大家さんに鍵を返した。

 最後の昼ご飯を満喫したいが、まだ昼までは時間がある。
運転しながら素敵な時間潰しを考えていると、スーパー銭湯の看板が目に入ってきた。
「ピュー!」とベタな口笛を一つ吹き、看板方向へのウィンカーを点けた。

 大きな湯船にじっくり浸かりながら、フィナーレを飾るに相応しい一品を考えるが浮かばない。
サウナでうんうん唸りながら候補を絞るが決まらず、ビン入りの炭酸飲料と一緒に喫煙所で熟考して、ようやく最後の昼餐の会場が決まった。
行きつけの町中華だ。
働き始めた頃から週に2回は通ってる店で、何百回と同じメニューを食べて来た。
にも関わらず、最後の最後もこの店を選んでしまう自分に呆れて、思わず失笑してしまった。

 サッパリとした体で店に向かう道中、ショルダーとこの町を走るのもこれが最後だという事に気付き、すれ違う景色を目に焼き付けた。

 店に着き、馴染みの暖簾と挨拶を交わし、戸に手をかけ、片手では開かないほど立て付けが悪くなってる事を思い出し両手で開ける。
毎度この店で行うルーティーンだ。
店主のおじさんの顔を見るのが楽しみで、戸の滑りの悪さをいつも忘れてしまうのだ。

「おじさーん、こんちは。」
「あーい、あきらくん! そこ、カウンター座って。」

 店内は空いていて、おじさんと面と向かってお喋りできる、オレのお気に入りの席が空いていた。
昨日の星空に引き続き、素敵な誰かが気を効かせてくれたのだろうか。

「……よいしょ、水もらうね。」
「おいよ、注文どうせいつものでしょ?」
「わからんよ、オレだって違うもん食いたい日あるんだから。」
「じゃあメニュー見てみなよ。」
「うーむ……じゃあ回鍋肉定食の味噌汁を半ラーメンで。」
「あいあい、いつものぉ!」

 他人から見られたら、軽蔑されてしまう程つまらないやりとりだ。
それでも、おじさんの嬉しそうな顔を見たいが為に、お馴染みの激寒漫才に興じてしまう。
今日も一席を終え、ニコニコで調理を始めるおじさんの姿を見ると、これから別れを告げるのが難儀で仕方ない。

「……おじさーん、タバコ吸うねー。」
「あーい、どうぞー!」

  ーー シュボッ ーー

「…………フゥーーー……おじさんさ、オレここ来れなくなっちゃうけど、この店禁煙にしないでね。」
「え、来れない!? 何さ? 結婚?」

 よほど驚いたのだろう、見たことないほど目をひん剥いている。
無理もない、オレだってこの店が潰れる日まで通い続けると思っていたのだ。

「違う違う、そんな相手いたら何回もここで一緒にメシ食ってるよ。」
「それもそうだねぇ、何年も彼女連れて来てないもんね。あきらくんはバイクと子ども作る気なんだって、ウチの母ちゃんも言ってるよ。」

 この話も、もう何十回聞いたかわからない。
おじさんお気に入りのテッパン小噺だ。

「ぬははは、またその話ー?」
「いや、あきらくんなら本当にバイクと結婚しそうだからさぁ。」
「まぁ、なくはないね。」
「だろぉ!……結婚じゃないならどうして来れなくなるの?」
「それが、結構遠くで暮らす事になってねぇ、通うの難しくなっちゃうんだよ。」
「……そうかぁ……寂しくなるねぇ……自分の息子より顔合わせてきたからねぇ。」
「ふふ、お世話になりました。」
「こちらこそだよぉ……」

 おじさんは無言で鍋を振るい始めた。
なるべく明るく別れを告げたかったが、どうやら失敗してしまったようだ。
おじさんには申し訳ないが、寂しげに調理を進める姿を見て、おじさんもオレを好いてくれていた事を再確認でき、胸がジンワリと温かくなった。

 出てきた定食は、最後の地球メシだからなのか、おじさんがいつも以上に気合を入れて作ったからなのか、今まで食った定食の中で間違いなく一番美味かった。
ゆっくり味わいたいのは山々だが、熱々の内に完食しなければ、この至極の定食に失礼だ。
いつも通りちゃちゃっと食べ終え、エネルギッシュな口内にすかさず煙を送った。
この煙も今までこの店で吸った中でダントツに美味かった。

「しかし、美味そうに吸うよねぇ……」
「実際美味いんだよ、おじさんのメシ食った後は最高なんだってば。」
「かぁー、オレも今すぐ吸いてぇよ。」
「ふふふ、すんません。」
「……これも、毎回言ってきたねぇ……」
「そうだね……うっし、ご馳走様でした。」
「なんだ? もう帰っちゃうのかい?」

 ……おじさん、そんな飼い主と離ればなれになる小型犬みたいな顔をしないでくれよ。
オレだって名残惜しいんだ……

「このままだと、閉店時間までイスに座っちゃいそうだからさ、勢いつけないと。」
「そうかい……今日は奢りにしてやるよ。」
「それされたらまた来たくなったちゃうじゃないのさー。」
「そのつもりで言ってんだよぉ。」
「いやぁ、はは……今までありがとうね。」
「こっちのセリフだよぉ……」

 声も震えてるし、なんだか涙目じゃないか……
おじさんのこんな表情は初めてだ、ちょっぴり面白いし、少しからかってみよう。

「体に気を付けてね。」
「こっちのセリフだってんだよぉ! 泣かそうとしてわざとやってないかい?」
「ふははは、やっぱわかる?」
「っとによぉ、……よし、ウジャウジャ言ってもしょうがねぇ、あきらくん達者でな。」
「カッコイイ事言うじゃない! うん、頑張るよ、いってきます。」
「あぁ、いってらっしゃい。」

 『いってらっしゃい』ね、素敵じゃないか。
……よし、そろそろ本気でおいとまするとしよう。

「……あぁ、禁煙にしたらダメだからね、タバコあっての回鍋肉だから。」
「わぁってるよ、泣き出す前にとっとと行けぇ!」
「ダハハハハハハハハハハハ! じゃあねぇー!……開かないんだった、戸の立て付けもいいかげん直しなってばぁ。」
「わかったってんだよ、早く行けぇ!」

 おじさんの涙声を背中に受け、店を後にする。
自分も泣くものだと思っていたが、意外にも心は晴れやかだ。
艦長に出会ってから今日までの間、日に日に次なる人生への期待値が高まっていき、いつの間にか、出発の瞬間が来るのを心待ちにしている自分がいたのだ。

 今の生活を捨て、見知らぬ星に移住する。
他人から見れば途方もなくバカな選択をしてるのかもしれない。
それでもロマンの魅力には抗えないんだから仕方ない。
地球のみんなには悪いが、オレの頭は向こうでのダービー達との生活でいっぱいだ。

 全ての準備が整った事を、艦長にメッセージで伝える。
『承知しました。』の返信のあと、あの日のように視界が捻れ始めた。
 

 ……みんな、今までありがとう。
向こうで精一杯カッコよく、ロマンチックに生きてくるよ。

 いってきます。






 ……どうだ?
ザックリいきさつはわかったか?
オレか? 冒頭のあきらだよ、忘れちゃった?
……仕方ねぇわな、序章って割には長すぎだものね……

 ……これでも抑えた方なんだ。
どうしてもオレっていう人間を知ってほしくてな、長めに自分語りしちゃった訳。
お話長くなっちゃうの悪いクセだね……

 ……まぁいい。
ド頭で宣言した通り、オレはこれからロマンを叶える旅に出る。
現代社会では抑えるしかなった、この身に巣食う荒ぶる獣を解放し、ハニー達と地球Bでの人生を謳歌するのだ。

 そして自分の生きる目的を見つけ、その目的を果たし、役満級に美味いタバコを吸いながら、「100点満点の人生だぜ。」ってCOOOOOLに呟いてやるつもりだ。

 ……どうだ? 悪くないだろう?


 ……なんだ?
ずっと一人でごちょごちょ何言ってんだってか?
中二だって言ってんだろ!
モノローグだろうがナレーションだろうがな、『一人語りごっこ』は楽しいの!



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