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日常 編
僕が生きる意味
しおりを挟む何もかもが嫌になることがある。
朝起きること、食事をすること、夜眠ること、
会話をすること、考えること、息をすること、生きること……
『1人じゃないよ』とか
『みんな同じだよ』って言葉は聞き飽きた。
『頑張ろう』も『大丈夫?』も
全部『うん』しか言えなくて、
本当は助けを求めたいのに
たくさんの言葉の圧力に負けて頷くしかできなくて。
『生きていればいいことがあるよ』
そう言えるのは貴方が今幸せだからでしょ?
そう言えるのは、僕の本音を全部、貴方が遮るからでしょ?
どんなに些細な幸せがあったとしても、
所詮それは一瞬で、
この苦しさや悲しみに押しつぶされて消えていく。
いつか、その日が来るまでに……
その日までに何度笑えるだろうか。
その日までに何度、幸せだと言えるだろうか。
朝、目が覚める。
今日も僕は、死ぬために生きている。
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