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第三章 創作! 物語の世界!
第25話 己を書き、矛盾を知り
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ミシェル・エケム・ド・モンテーニュ。
フランス南西部の小貴族に生まれ、英才教育の一環で、家ではラテン語だけで育てられる。
一時期は政治に関わり裁判官や行政官という仕事をこなしたが、宗教戦争下のフランスの政治に嫌気がさし、彼は身をひいた。
そして屋敷の塔に書斎を構えたのである。
モンテーニュはこの塔で、後に世界初の『エッセイ』となる『エセー』を生み出すことになる。
「人間は皮袋ではない」を信条とし、昨日言っていたことと今日言うことが違うことこそが人間である。と説いた人物である。
僕とリードが屋上から見下ろす道路の上を、こちらに向かって歩いてくる人物が見えた。
非常に目立つ格好だ。遠くからでも分かるキルティングの入ったプールポワンは、胸囲を盛り上げて肩幅を強調している。
それは中世の建造物を思わせる大仰な装いに見える。
彼の姿が見えると僕たちは、慌てて屋上から降りて、モンテーニュ氏を出迎えた。
* * * * *
僕の住んでいる街、によく似ている街を、フランスの貴族が歩いている姿はそれだけで非日常的だ。
しかしモンテーニュ氏は、特に何に驚くでもなく無表情に、建物を見上げて、やがて駆け寄ってきた僕たちにも興味を示さなかった。
「モンテーニュさんですね! お呼び立てして申し訳ありません!」
モンテーニュ氏は、僕が見えているのか見えていないのか見向きもせずに、不思議そうに建物群を眺めている。
「これは……」
ややあって、モンテーニュ氏がようやく言葉を発する。声量は小さいのに、一音一句はっきりと僕の耳にまで届いてきた。
「これは、君が建てたのか」
「は……はい。建てたと言うより、イメージしただけですが」
「この道も、街も、君の想像か」
「はい! 僕が住んでいた街をイメージしてみたんです」
僕の言葉を聞き届けると、モンテーニュ氏は目を閉じて、こう唱えた。
「INERT(イナート)」
すると、強風が吹いてモンテーニュ氏の被っているハットを飛ばしていった。
風の冷たさに僕が目を閉じている間に、強風は暴風になり、
やがてそれは、もはや風とは呼べないような暴力的な力に変わる。
「わあ!!」
風が、僕の街をかき消していった。
僕は飛ばされないように、リードを抱えながら電信柱にしがみついていたがやがて、柱すら無くなった。
嵐の中でモンテーニュ氏は、たじろぎもせずにただ立っており、彼の周りのものはことごとく消滅していった。
風が止む頃には、僕が街を作る前の何もない、白い暗闇だけが残った。
僕はリードに覆いかぶさりながら、白い地面に突っ伏していた。
顔を上げて目に映るものは、モンテーニュ氏以外何もなかった。
「な……何を……」
モンテーニュ氏の顔は、相変わらず虚なもので、自分がした事が大して意味を持たないかのような顔だった。
僕の住んでいたマンションも、リードが築いた『ライトストリート』の銅像も、跡形も無くなってしまった。
「君の街は不活性。つまりINERTだな。『不活性』。または『生気』がない。作用を起こしていない。緩慢である。
独りよがりだ。総じて……」
彼がこちらを見たので、初めて目があった。
「無いものと一緒だ」
モンテーニュ氏は、まっさらになった大地を歩き始める。
「うん。こちらの景色の方がまだ美しい。
……君の住んでいた街は、さぞ便利なもので溢れていたのだろう。しかし、それらについて君が知っていたことはなんだ?
整備された道とは? 作られた安寧とは? どれかひとつ、答えられるものがあるかね」
……僕は、車を運転できるが、車の仕組みを答えられない。
「立ちたまえ。一緒に少し散歩をしよう」
僕に背中を向けたまま、モンテーニュ氏は言い放った。
「……おっしゃる通りです。この街を作るために、バカみたいな量の本を読みました。でも、僕は何も分かってなかった……」
「君は、仲間と二人、いろいろな世界を見たそうじゃないか。
それどころか、空の上までいった事もある。
旅で得られる知識はどんなに積み重ねた書をも凌駕するだろう。人から聞いた知識など鵜呑みにするんじゃない。では、自分の考えとは何か?」
モンテーニュ氏は立ち止まり、ふりかえって僕の心臓に指を当てた。
「得た知識に対して……
賛否の判断を自分でできるようになれ。
理由を説明できるようになれ。
多様な意見と比較できるようになれ」
彼は僕の胸から手を離し、再び歩き出した。
「『使命』それが君の口癖だ。そしてその使命を持っているのは、自分だけだと、君は思っているのではないか?」
「そ! ……そんなことは!」
「……今日一番大きな声だな。嵐の中であげた叫び声より大きく感じる。つまり図星ということだ」
僕は口を結んで下を向いた。
「言い返せなくて下を向いたな。ますます図星だったわけだ。
宇宙くんだりまで到達した君だ。さぞ、多くのものを見たんだろう。しかし、君が一番興味を持つ事ができるモチーフは、そんなに遠くに行かなくても見つかる」
「それは、なんですか」
「『自分』だよ。これほど矛盾に溢れた人物がいるだろうか?
人は誰しも、自分のことを知っているつもりでいる。しかし得てして、同時に自分の事が一番分からないのだ。
いいか、エッセイに限らない。物語を綴りたいならば自分自身を素材にしろ。機械の言葉などに頼るな。自分の内臓から搾り出した言葉以外信じるんじゃない。
君から見た他人、君の目を通してみた街、世界、宇宙、全て君の延長線上にあるものだ。いいか、矛盾を否定するな。矛盾がないと、それは人とは呼べない」
空白で埋め尽くされた大地の上に、僕が作った街の破片が転がっており、モンテーニュ氏はそれを拾い上げる。
「私には友人がいた。優秀な男だった。エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ。孤児から法官にまで上り詰めた男だ。
過酷な生き方をしてきた彼は、自分の目を通して人間というものがよく見えていた。『圧制は支配される側の自発的な隷従によって永続する』彼の言葉だ。彼は支配・被支配構造の正統性の本質を見抜いていたのだ……。世に埋もれさせてはならない人物だった……。私と、魂を分けあった人間だった。……私の腕の中で逝ったよ」
彼は、手のひらの破片を握り潰す。
「しかし、私が彼の事を、より強く感じるようになったのは、彼の死後だ。おかしな話だろう。『死を思うことは、生をより澄ませる行為である』……これが人間の矛盾だ」
モンテーニュ氏はさらに破片を、手の中で粉々にする。
「君の街を破壊した私が、憎いかね」
「い……いいえ……」
「じゃあ憎いという感情を、まず学ぶがいい。
嫌いな人間を想像しろ。嫌いな街は?
死は、恐怖は嫌いか?……どうして嫌う? 無価値だからか?
嫌いなものは無価値なものか、よく考えることだ」
僕は、彼の話を聞きながら、なんだか本当にエッセイを読んでいるような感覚になった……。
すると彼の手の中にあったはずの破片は、いつの間にか砂時計にすり替わっていた。
ガラスに閉じ込められた砂は、僕の街でできた破片だ。
「時間とは何だと思う。朝の街、夜の街、晴れの街、雨の街、
出勤時、休日。……君の街には時間がない。それは……
エッセイの世界では太陽が沈まないという君なりの偏見かもしれないが。街とはつまり時間の積み重ねでできている。故に君の街はINERTなのだ」
モンテーニュ氏は、砂時計を僕に放り投げた。
僕は反射的に受け取る。
「持っておきなさい。街を描くということは時間を描くということ。そして時間を描くということは君自信を描くということだ。
全ては、君の延長線上にあるものだということを忘れるな」
「……はい」
「では、最終試験だ。
何よりも大事なものがある。自分を描くということは、つまり何を描くことだと思う?」
モンテーニュ氏に問われて、僕は考えた。
一体全体、自分を描くこととは何を描くことだろう?
* * * * *
すると、モンテーニュ氏は僕が持っている『砂時計』を指差した。
「それが割れた瞬間の事を思い出せ。
そして、壊した者の問いに答えよ」
*砂時計が出てきたのはいつでしたっけ?
古代ローマの世界で出てきたような気が……?
フランス南西部の小貴族に生まれ、英才教育の一環で、家ではラテン語だけで育てられる。
一時期は政治に関わり裁判官や行政官という仕事をこなしたが、宗教戦争下のフランスの政治に嫌気がさし、彼は身をひいた。
そして屋敷の塔に書斎を構えたのである。
モンテーニュはこの塔で、後に世界初の『エッセイ』となる『エセー』を生み出すことになる。
「人間は皮袋ではない」を信条とし、昨日言っていたことと今日言うことが違うことこそが人間である。と説いた人物である。
僕とリードが屋上から見下ろす道路の上を、こちらに向かって歩いてくる人物が見えた。
非常に目立つ格好だ。遠くからでも分かるキルティングの入ったプールポワンは、胸囲を盛り上げて肩幅を強調している。
それは中世の建造物を思わせる大仰な装いに見える。
彼の姿が見えると僕たちは、慌てて屋上から降りて、モンテーニュ氏を出迎えた。
* * * * *
僕の住んでいる街、によく似ている街を、フランスの貴族が歩いている姿はそれだけで非日常的だ。
しかしモンテーニュ氏は、特に何に驚くでもなく無表情に、建物を見上げて、やがて駆け寄ってきた僕たちにも興味を示さなかった。
「モンテーニュさんですね! お呼び立てして申し訳ありません!」
モンテーニュ氏は、僕が見えているのか見えていないのか見向きもせずに、不思議そうに建物群を眺めている。
「これは……」
ややあって、モンテーニュ氏がようやく言葉を発する。声量は小さいのに、一音一句はっきりと僕の耳にまで届いてきた。
「これは、君が建てたのか」
「は……はい。建てたと言うより、イメージしただけですが」
「この道も、街も、君の想像か」
「はい! 僕が住んでいた街をイメージしてみたんです」
僕の言葉を聞き届けると、モンテーニュ氏は目を閉じて、こう唱えた。
「INERT(イナート)」
すると、強風が吹いてモンテーニュ氏の被っているハットを飛ばしていった。
風の冷たさに僕が目を閉じている間に、強風は暴風になり、
やがてそれは、もはや風とは呼べないような暴力的な力に変わる。
「わあ!!」
風が、僕の街をかき消していった。
僕は飛ばされないように、リードを抱えながら電信柱にしがみついていたがやがて、柱すら無くなった。
嵐の中でモンテーニュ氏は、たじろぎもせずにただ立っており、彼の周りのものはことごとく消滅していった。
風が止む頃には、僕が街を作る前の何もない、白い暗闇だけが残った。
僕はリードに覆いかぶさりながら、白い地面に突っ伏していた。
顔を上げて目に映るものは、モンテーニュ氏以外何もなかった。
「な……何を……」
モンテーニュ氏の顔は、相変わらず虚なもので、自分がした事が大して意味を持たないかのような顔だった。
僕の住んでいたマンションも、リードが築いた『ライトストリート』の銅像も、跡形も無くなってしまった。
「君の街は不活性。つまりINERTだな。『不活性』。または『生気』がない。作用を起こしていない。緩慢である。
独りよがりだ。総じて……」
彼がこちらを見たので、初めて目があった。
「無いものと一緒だ」
モンテーニュ氏は、まっさらになった大地を歩き始める。
「うん。こちらの景色の方がまだ美しい。
……君の住んでいた街は、さぞ便利なもので溢れていたのだろう。しかし、それらについて君が知っていたことはなんだ?
整備された道とは? 作られた安寧とは? どれかひとつ、答えられるものがあるかね」
……僕は、車を運転できるが、車の仕組みを答えられない。
「立ちたまえ。一緒に少し散歩をしよう」
僕に背中を向けたまま、モンテーニュ氏は言い放った。
「……おっしゃる通りです。この街を作るために、バカみたいな量の本を読みました。でも、僕は何も分かってなかった……」
「君は、仲間と二人、いろいろな世界を見たそうじゃないか。
それどころか、空の上までいった事もある。
旅で得られる知識はどんなに積み重ねた書をも凌駕するだろう。人から聞いた知識など鵜呑みにするんじゃない。では、自分の考えとは何か?」
モンテーニュ氏は立ち止まり、ふりかえって僕の心臓に指を当てた。
「得た知識に対して……
賛否の判断を自分でできるようになれ。
理由を説明できるようになれ。
多様な意見と比較できるようになれ」
彼は僕の胸から手を離し、再び歩き出した。
「『使命』それが君の口癖だ。そしてその使命を持っているのは、自分だけだと、君は思っているのではないか?」
「そ! ……そんなことは!」
「……今日一番大きな声だな。嵐の中であげた叫び声より大きく感じる。つまり図星ということだ」
僕は口を結んで下を向いた。
「言い返せなくて下を向いたな。ますます図星だったわけだ。
宇宙くんだりまで到達した君だ。さぞ、多くのものを見たんだろう。しかし、君が一番興味を持つ事ができるモチーフは、そんなに遠くに行かなくても見つかる」
「それは、なんですか」
「『自分』だよ。これほど矛盾に溢れた人物がいるだろうか?
人は誰しも、自分のことを知っているつもりでいる。しかし得てして、同時に自分の事が一番分からないのだ。
いいか、エッセイに限らない。物語を綴りたいならば自分自身を素材にしろ。機械の言葉などに頼るな。自分の内臓から搾り出した言葉以外信じるんじゃない。
君から見た他人、君の目を通してみた街、世界、宇宙、全て君の延長線上にあるものだ。いいか、矛盾を否定するな。矛盾がないと、それは人とは呼べない」
空白で埋め尽くされた大地の上に、僕が作った街の破片が転がっており、モンテーニュ氏はそれを拾い上げる。
「私には友人がいた。優秀な男だった。エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ。孤児から法官にまで上り詰めた男だ。
過酷な生き方をしてきた彼は、自分の目を通して人間というものがよく見えていた。『圧制は支配される側の自発的な隷従によって永続する』彼の言葉だ。彼は支配・被支配構造の正統性の本質を見抜いていたのだ……。世に埋もれさせてはならない人物だった……。私と、魂を分けあった人間だった。……私の腕の中で逝ったよ」
彼は、手のひらの破片を握り潰す。
「しかし、私が彼の事を、より強く感じるようになったのは、彼の死後だ。おかしな話だろう。『死を思うことは、生をより澄ませる行為である』……これが人間の矛盾だ」
モンテーニュ氏はさらに破片を、手の中で粉々にする。
「君の街を破壊した私が、憎いかね」
「い……いいえ……」
「じゃあ憎いという感情を、まず学ぶがいい。
嫌いな人間を想像しろ。嫌いな街は?
死は、恐怖は嫌いか?……どうして嫌う? 無価値だからか?
嫌いなものは無価値なものか、よく考えることだ」
僕は、彼の話を聞きながら、なんだか本当にエッセイを読んでいるような感覚になった……。
すると彼の手の中にあったはずの破片は、いつの間にか砂時計にすり替わっていた。
ガラスに閉じ込められた砂は、僕の街でできた破片だ。
「時間とは何だと思う。朝の街、夜の街、晴れの街、雨の街、
出勤時、休日。……君の街には時間がない。それは……
エッセイの世界では太陽が沈まないという君なりの偏見かもしれないが。街とはつまり時間の積み重ねでできている。故に君の街はINERTなのだ」
モンテーニュ氏は、砂時計を僕に放り投げた。
僕は反射的に受け取る。
「持っておきなさい。街を描くということは時間を描くということ。そして時間を描くということは君自信を描くということだ。
全ては、君の延長線上にあるものだということを忘れるな」
「……はい」
「では、最終試験だ。
何よりも大事なものがある。自分を描くということは、つまり何を描くことだと思う?」
モンテーニュ氏に問われて、僕は考えた。
一体全体、自分を描くこととは何を描くことだろう?
* * * * *
すると、モンテーニュ氏は僕が持っている『砂時計』を指差した。
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