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壺中庵淫斎掌篇作品集
ドーベルマン公爵夫人~禁じられた愛の館~
しおりを挟む時は、ナチス・ドイツの軍靴の響きがようやく高まろうとはしていたが、爛熟した
ワイマール文化の残照がまだ消えやらぬころ。
所は、ドイツ・ロマンチック街道に佇む瀟洒な白亜の城館。狂王・ルートヴィヒの
ノイシュヴァンシュタイン城をも想わせるドーベルマン公爵邸である。
★ ★ ★ ★
鬱蒼と茂る森の木々を、吹き抜ける風がザワザワと揺らすなか、白いドレスの裾を
靡かせ、公爵夫人が朝の散歩から戻ってきた。
金髪碧眼。アーリア人女性の美点を全て兼ね備えた妙齢の貴婦人である。
伴っているのは真っ黒な大型犬、ドーベルマン。
この館の先祖が交配して育成した猟犬だとも言われている。
・・・ギッ・・・・ギィ~ッ・・・・・
樫の一枚板で出来た重厚な扉を公爵夫人が押し開く。
厳めしい顔をした代々の公爵の肖像画が見下ろしていた。
寝室に使うとは思えない大広間だが、奥まった場所にはアンチークな寝台。
白絹のレースの天蓋が覆っている。
公爵夫人が純白のドレスをゆっくり脱いでいく。
その下には一糸も纏ってはいなかった。
乳房や内ももには青白い静脈が透け見える白雪姫のような肌。
性の悦びを知り過ぎるほど知ってしまったカラダなのだろうか?
着衣の夫人はほっそり見えるが、素裸になった夫人は肉感に溢れている。
チェリーピンクの乳首が飾る豊満な乳房。腰肉の見事な張り具合。
秘めどころには金色の情炎の炎が噴き上げている。
ドーベルマン公爵夫人が、蓄音機に針をそっと落とした。
ベートーヴェンのピアノソナタ『エリーゼのために』が静かに流れ始める。
散歩に出かける前に用意をしていたのだろう。
蓄音機の側には溶けかかったバターを乗せた小皿。
公爵夫人の人差し指が、バターをそっと掬いとる。
そっと秘めどころに塗っていく。
レースの天蓋を開いて寝台に横たわる。
ZOOPHILIA・・・・・禁断の愛が始まろうとしているのだ。
「さあ、おいで・・・・」
愛犬は御主人様への御奉仕を良く心得ているのか?
尾を振りながら寝台に飛び乗る。
赤い舌を大きく伸ばし、ペロペロとバターの御馳走をいただく。
ドーベルマン公爵夫人は黒い愛犬の頭を片手で優しく撫でてあげなら、
もう一つの手を・・・・・。
真っ黒い毛の中から、真っ赤なのモノが少し覗き始める。
公爵夫人の指で撫ぜられ、それがスルスルと伸びていく。
舌でも優しくされるので、もっとムクムクと・・・・。
・・・・・・ギッ・・・・ギイイ~・・・・・
若い娘の手が広間の重厚な扉を再び開いた。白衣姿のナースである。
この怪奇の館の主、ドーベルマン公爵の車椅子を静かに押していく。
公爵は金髪碧眼の美男子で体躯も偉丈夫だが、下半身が不随なのだ。
ドーベルマン侯爵家は十字軍の時代からの武勇で知られる名家。
第一次世界大戦が勃発するや、若き当主は新妻を残して従軍した。
仏・英軍と死闘を繰り返す最前線で奮闘し、皇帝から勲章も授けられた。
しかし、爆弾の破片を浴びて下半身に回復不能の傷を負ったのだ。
「・・・・ああ、あなた・・・・・」
愛犬と愛を交わしていた公爵夫人が、夫の姿に気付いたのだ。
「エリーゼ、そのまま楽しんでおくれ、公爵家の当主はもう僕ではなくて、
この愛犬だからね・・・・僕と思って愛しておくれ・・・・」
公爵夫人の名はエリーゼ。
『エリーゼのために』は公爵夫妻と愛犬の、愛の伴奏曲だったのだ。
ZOOPHILIA
禁断の愛を続けるエリーゼ夫人を、公爵は見守り続ける。
もはや妻を愛することが出来なくなったモノをナースに唇で慰められながら。
★ ★ ★ ★
ドーベルマン公爵邸は、第二次世界大戦の末期には高射砲陣地にされていた。
米軍の猛爆撃を受け、この愛の館、怪奇の館は跡形もなくなったのだ。
*ちなみに、牡犬のモノの根元では亀頭球と称される瘤が膨らむ。
これが嵌り込んでしまえば、牝がどんなに足掻いても決して抜けはしない。
エリーゼとドーベルマン犬は夫婦の営みを繰り返している。
妻は夫の亀頭球をすっかり呑み込んでいたに違いない。
又、犬の夫は妻と繋がるとカラダを反転させ、尻と尻をくっ付ける。
夫のドーベルマン犬が這い進む・・・・
妻のエリーゼの尻はズルズル、またズルズルと引きずられていく。
そのとき、夫と妻が愛を繋げているところから・・・・
透明な粘液が垂れ続けていることも、公爵は明瞭に見て取れるはず。
人間の男の場合は、先走りと称されるものである。
又、ドーベルマンのような大型犬になると・・・・
白い粘液を射出までには一時間も経過することがあるという。
愛の調べ『エリーゼのために』が静かに終わりを迎えても、
まだ、夫と妻は愛を交わし続けていることになる訳だ。
エリーゼ・ドーベルマン公爵夫人が・・・・
喜悦の頂きに繰り返し駆け昇っていたことは、推して知るべしと言うべきか。
ZOOPHILIA(獣姦)によって・・・・
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