聖迷宮~相姦AIラプソディ~

中井春一郎

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補遺

煮えたぎる女陰

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 理想の都を女陰に見立てた古代中国人は、

 女陰は恐るべき魔力を持っていると確信していた。


       ★     ★     ★     ★


 あたかも溶鉱炉のように煮えたぎった女陰に、

 男の白い液と女の赤い液を投入して溶かし合う。

 女の赤い液とは、実際には水銀朱だが・・・・。

 すると、煮えたぎった女陰から不老不死の妙薬や黄金が生じるというのだ。

 しかも、これは夢想ではなく現実に行われていた。

 水銀を含む薬が造られていた。

 中毒になることはあっても、不老不死の妙薬とはいかなかったようだが。

 
 奇怪な形状と文様で知られる殷周青銅器も当初は金色に輝いていた。

 現代科学の用語で言えば『水銀アマルガム』である。

 水銀が接着剤の役割を果たし、表面が金の薄い皮膜に覆われると考えればいい。

 奈良の東大寺の大仏が創建当初は金色に輝いていたのも、その為である。

 聖武天皇に駆り出された労働者たちが、チッソによる水俣病を上回る、

 水銀中毒患者にされ、多くの死者を出したのでもあるが・・・・。

 
 我が国に於いては、セックスを至上・至福とする法典・理趣経を持ち帰った、

 弘法大師・空海の果たした役割が大きいと思われる。

 空海が金剛峯寺を創建した高野山は、元は丹生姫という女神の地であった。

 丹生(ニュウ)とは水銀朱だ。高野山は丹生の鉱石を産出する地であった。

 空海の信仰に基づく四国遍路の道々には、

 かっては鉱山があったことも、三菱鉱山の技師によって確認されている。

 空海の弟子筋、密教僧が呪殺などにも使う五鈷杵や独鈷杵も、

 水銀アマルガムによって金色に光り輝いているのだ。

 後醍醐天皇の肖像画も、五鈷杵を手にした絵姿となっている。

 憎い武家政権・鎌倉幕府を呪殺するために・・・・。

 
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