聖迷宮~相姦AIラプソディ~

中井春一郎

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壺中庵淫斎掌篇作品集

妖しい寿司屋~赤貝の共喰い~

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 「おや、社長。今宵はまた一段と別嬪さんをお連れで」

 「まあな。そこの道玄坂で貝拾いをしていると美味そうなのが採れてな」

 「まあ社長が採ったのではなく、赤貝が食いついてきたんでしょうがな」

 「あら、失礼な大将ですわね」

 「最近は外国産の毒入り赤貝がそこいら中にばら撒かれているようでげすから

近海モノの鮮度のいいのに食いつかれたのは目出度い限りでげすなあ」

 「味見はこれからなので鮮度のほどは判らんが」

 「じゃあ赤貝ではなく、その手は桑名の焼きハマグリかも知れませんで」

 「まあ、冗談はそれくらいにして今宵のお勧めは何だ?」

 「こうくれば、もちろん赤貝でげすよ。握りの方は後で社長のお仕事ですからな。

まずは摘まみでどうですかい?」

 「よし。じゃあ切ってくれ。ああ、それと酒の方は熱燗だ。盃はひとつでいいぞ」

 「合点、承知の介。パクッと割るから、姉さんの赤貝もちょっと痛いかもしれんが

・・・・・・・・・ほら、どうだい!姐さんのより鮮度がいいだろう。社長、可愛い

姐さんのおちょぼ口に放り込んでやったらどうですかい?」

 「よし、よし。赤貝の共喰いとさせるか」

 「どうせなら、姐さんの垂れを付けて召し上がったらどうですかい?」

 「・・・・あ、あ・・・・・およしになって・・・・」

 「・・・・・・・うむ。いいヌメリ具合だ。大将、お前もひと口どうだ?」

 「おや、おや。本当に姐さんの垂れを付けるとは大した社長だ・・・・・・・」

 「・・・・・どうだ?美味いか?」

 「いや、香りも中々だ。どうやら赤貝較べは姐さんの勝のようだ。こりゃ参った」

 「じゃあ、降参の印に、店の奢りで一品つけてはどうだ?」

 「合点。こうなるともう、マツタケの土瓶蒸しとなりますな」

 「あら、嬉しい。大好物なの」

 「そうでしょう、そうでしょう。姉さんはマツタケが好きそうな顔ですものなあ。

でも姐さん、この界隈の女の噂では、社長のは笠が開いた大マツタケらしいですで。

上のお口でも、下のお口でも、ほうばるのは大変ですで」

 「あら、そうなの?じゃあ、この後でいただく前に拝見してみようかしら?」

 「・・・・・・・・これは、これは。姐さんもたいした女だ。ちょうど他のお客が

いないからいいようなものの、こういうのは猥褻物陳列罪ですで」

 「かまわん、かまわん。大将、もう暖簾を下せ。俺の貸し切りにする」

 「へええ~・・・・・」

 「まずは、マツタケを二本並べて味比べをさせるというのでどうだ?」

 「合点!承知の介!!」



 こんな寿司屋などまず無いであろう。

 こんな女などはめったにいないであろう。

 こんな社長は、けっこういるかも知れないが。

 こんな妄想をする男は、もっと沢山いるだろうが。

 暖簾が下りた後の出来事は御想像をいただくことにして、

 まずは、お粗末なこの一席、そろそろ幕を引きましょうかね。

 

 

 
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