現実逃避

杏仁豆腐

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私の毎日

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私の名前は名無し。
匿名です。匿名でないと晒せないような名前だから、匿名です。私の名前はもう名無しのような名前です。愛されない名前です。
私の趣味は2次元です。皆が知っているであろうジャンルでは無いものを見ています。
そんな私の毎日を話します。

6時起床。でも眠いのでまた寝ます。
6時半起床。まだ眠いので寝ます。
6時45分起床。
トイレ、髪、制服に着替える、朝ごはん、歯磨き(極たまに)
7時過ぎ。家を出る
満員電車に押されながら、重いスマホを見ます。2次元を見ます。

8時15分学校到着。
8時40分授業開始。
メモを取りながら、2次元の事しか考えない。

お昼ご飯の時間。
お弁当を食べながら、2次元の動画を見る。
皆も見てくれる。
皆は「意外な趣味だよね。」とか
「あんまりこれ好きな人居なくない?w」
とか言ってくる。
だから、「皆も好きだから見てくるんでしょ?」って言った。
そしたら「違うよw名無しと一緒に見るのが楽しいんだよ!」
って言ってきた。
そっか。
皆好きになったわけじゃないんだ。



家に帰る。
テレビで2次元を見る。
ママが「また見てんの?好きだねぇw」
って言ってきた。
だってこれしか考えてないもん。
毎日。


こんな生活をすごしていって、3ヶ月後になると、2次元に行きたいと思ってきた。

夏休みに入って、その気持ちはどんどん強くなった。

寝て目を覚ましたら、2次元の世界になってないかなぁとか、マンホールに落ちて、そのまま2次元の世界に行かないかなぁ。とか考えてた。

だけど夏休み後半になると、
寝て目を覚ましたら…だったのが、
夜寝て朝起きたら死んでないかなぁとか
誰か私を殺してくれないかなぁ

と、気持ちが違う方向に変わっていった。

なぜなら現実が嫌だからだ。
毎日行きたいとも思わなかった。
情緒不安定が過ぎる。

1回自殺をしようとも思った。
夜寝る時、ベットの上で息を止めた。
でもすぐに吐き出してしまった。
呼吸が荒くなって、怖くなってしまった。

自殺は絶対出来やしない。

だったら誰か殺してくれないか。
殺してくれたら喜ぶのに…

毒でも飲もうかとも思った。

今は大丈夫。

学校が始まってくれたから。マシになった。
まだ情緒不安定だが、まだマシだ。




でも別に死のうと思ったのは
虐めにあった訳でも、親から暴力をされたりした訳では無い。


私が死にたかったのは…
ただ私は現実逃避をしたかったんだ。












































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