召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第80話

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 翌日、今日は決闘をする日だ。決闘を行なう場所である武術訓練所に向かう

 道中に今この冒険者育成校に居る学生だろうと人たちがアルの事を見ながら応援してるぞ!などと声を掛けられながら武術訓練所の中に入ると入学試験を行なっている試験官の教師にこの時期にやる事じゃないなどいろいろ言われた

 俺が悪い訳じゃないんだけどと思いながらアルは第三訓練所の中に入ると決闘をする為の舞台が作られていて更に決闘を見せ物にしようとしている生徒がパッと見て三十人以上は居るのが見える

 武術訓練所にはこんな舞台はなかったのに決闘の為に作られたのかと驚きながら周りを見るがまだ決闘相手は来ていないがこの決闘の審判をする事になった生徒会副会長のエミリーは既に居た

 「おはよう、アルさん。調子は良いか」

 「おはようございます。調子は良いですよ。決闘相手はまだ来てないですね」

 「まあ、あと十分はあるからな。時間以内に来なければ不戦敗でアルさんの勝ちだ」

 この訓練所に備え付けられている時計を見ながらエミリーと話しているとようやく決闘の相手があの時アルを取り囲んでいた男子生徒たちと共にやってきた

 「逃げずに来ていた様だな!」

 「逃げる必要は無いですからね」

 実際に決闘自体が面倒くさいけど戦った方が今後の学校生活に良さそうだからな

 「二人ともそろそろ時間だ。準備をしてくれ」

 「ちっ……わかったよ」

 「分かりました」

 エミリーにそう言われると決闘相手の男子生徒は舌打ちをして離れていった

 アルも決闘の準備をしていると決闘を見に来ていたルノアが友達だろう女子生徒を連れてやって来た

 「アル、応援してるからね!」

 「ありがとう、ルノア。でも勝ったらユキを触れるのはユキの気分次第になっちゃうぞ」

 「わかってるよ。この前も言ったでしょ!私自身でまたユキちゃんの許可を貰うよ!」

 ルノアと話していると殺気が篭った視線を感じて見られている方を見ると決闘相手のマルローたちがこちらを睨み付けていた

 「じゃあ応援してくるから勝てる様に頑張ってね!」

 「勝てる様に頑張ります」

 決闘で使用する木剣と皮鎧を身に付け終わるとルノアと別れると決闘の相手であるマルローと向かい合う形で合図を待つ

 「双方準備は終わったな。決闘を始める前にルールだ。殺し、部位欠損、はするな。勝敗は相手の気絶、及び場外に出してテンカウントしても舞台に上がらなかったら負けだ。双方が勝った際に相手に何を望むのかを聞こう」

 「俺が勝ったらルノアさんにお前の召喚獣を好きにさせろ!!!」

 「勝ったら俺や俺の召喚獣たちに関わらないでほしい」

 「双方の主張は私、生徒会副会長エミリーが聞いた。お互いに負けた場合勝者の望む事を守る様に!それでは決闘を開始する!」

 エミリーの決闘の合図と共に決闘は始まった。合図と共に魔力を使っての身体強化を纏いまで行なうと木剣にも魔力を纏わせる

 「これでも食らえ!」

 相手の男子生徒は魔法使いの様でアルが接近する前に倒そうと考えたのか火の玉を複数放ってきた

 アルに放たれた魔法は向かってくるがそのスピードはアルや召喚獣たちが使う魔法よりも遅かった

 「ひぃー!く、来るなぁー!!」

 早いスピードに慣れているアルは火の玉を縫うように通り抜けるとマルローに接近して木剣を振るうとマルローは悲鳴を上げて持っている魔力が込められている杖を使いアルの攻撃を防ごうとする

 「ぐぎゃっ!」

 振るわれた木剣と木の杖は込められた魔力や魔力を纏わせているかの違いでバキッと音を立てて木の杖はへし折れるとそのままマルローの肩に当たり肉を叩いた感触の後に骨が折れる感触が木剣を通じて伝わった

 「あがぁぁあ!!!」

 そのまま地面に叩きつける様に木剣を肩に押し付ける様に振り抜くと更に多くの骨の折れる音が聞こえれてきた

 「ぐはっ!」

 地面に前のめりに倒れ様としているマルローの鳩尾付近に前蹴りを繰り出して振り抜くと仰向けになりながらマルローを吹き飛ばした
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