召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第156話

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 朝食を魔道馬車の中で食べながら外を見ると、魔道馬車は休むことなく早いスピードで進んで行く。

 そうやって魔道馬車は進みながら、途中でトイレ休憩や昼食を食べる為の昼休憩を取りながら、魔道馬車は夕方になる前に王都の近くの港町まで向かう船がある港町のハイツの町まで来れた。

 「ハイツが見えて来たぞ!それにあれがクォーツ湖!」

 アランが魔道馬車のガラス窓を開けると、頭を出して外を見て言う。

 「頭を出すのは危ないぞ、アラン。」

 「ジェイドの言う通り、怪我するかも知れないだからな。それでクリスタル王国トーナメント大会に出れなくなったらどうするんだ?」

 「ごめんって!でも俺、クォーツ湖見たことなくてさ!ちょっと興奮しちゃったんだ。」

 ジェイドと二人でアランに言うと、一言謝り頭を引っ込めて、ガラス窓を閉めた。

 「ハイツでは、自由時間が取れるから、その時にクォーツ湖を見に行けばいいよ。」

 「マジ!なら、見に行こ!アルたちも一緒に行かないか?」

 自由時間にクォーツ湖を見に行かないかとアランが誘ってくる。

 「いや、俺は生徒会の先輩たちとやることがあるから無理だ。」

 「俺は行ってもいいぞ。アラン。」

 「なら、一緒に行くぞ!ジェイド!」

 アランとジェイドとそんなやり取りをしている間にも魔道馬車は進んで行き、ハイツ町の門まで着き、魔道馬車の操縦士が手続きを門番の兵士に対して行なっていた。

 そして、魔道馬車はハイツ町の中に入っていくと、そのまま今日、泊まる為の宿に向かった。

 宿に着いて中に入ると、それぞれが泊まる部屋に荷物を置いて、宿のロビーに集合するのとになる。

 そして、ロビーに集まると自由時間に関して生徒会長のアスランから話があった。アスランの話し自体は自由時間の時の行動や夕食の時間までに戻って来ることなどで、話し終わるとそこで解散することになった。

 生徒会役員メンバーと引率の教師は宿のロビーに残り、魔道馬車を明日乗る魔道船に今のうちに乗せる為の話を少しして移動を始める。

 宿の馬車置き場に向かい、すぐにでも動かせる状態にしている魔道馬車を操縦士の人たちに動かして貰い、港にある魔道船まで向かって貰う。

 「よくこんなに人が多く居る場所で魔道馬車を動かせますね。」

 「まあ、これが私の仕事だからね。それに慣れもあるよ。」

 アルは魔道馬車の操縦士の人の隣に座りながらハイツの町並みを眺めていると港が近付いてきた。

 そして、魔道馬車が港に着くと先頭を走っている魔道馬車が一隻の船の前で止まった。

 この船が王都方面にある港町のイルカの町に向かう時に乗る魔道船なのかと、木造船を眺めていると、先頭の魔道馬車に乗っていたアスランと校長のルートンが、この魔道船の船員だろうと思わしき人物と話していた。

 アスランと話をしていた船員が魔道船に戻る。すると、アスランが生徒会役員メンバー全員を呼ぶ声が聞こえたので魔道馬車から降りて向かう。

 「これから魔道船の船長と話をするから着いて来てくれ。フィリスは去年に前の生徒会長と一緒だったから知っているだろうが、ヘクターとアルも来年度も生徒会所属だろうから俺と船長さんの話を聞いておいてね。」

 「「「はい!」」」

 アスランの話を聞いて返事をしていると、魔道船の方から船長帽を被った初老の男性が降りて来た。

 あの人がこの魔道船の船長なのかと思っていると、早速アスランと船長の話が始まった。

 アスランと船長のレンジ・カークンの話を聞いていると、どうやら毎年クリスタル王国トーナメント大会が行なわれる王都に向かう際に使う魔道船はこの船のようだ。

 来年以降も冒険者第三育成校の選手たちはこの魔道船に乗って、イルカの町の港に向かうのだろうということは二人の話を聞いているだけで分かった。

 それからアスランとレンジ・カークンの話が続き、それが終わるとヘクターとアルが船長のレンジ・カークンにアスランから紹介される。
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