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第193話
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第三試合三年生大将戦を騎士学園大将のマローネ・ガードが勝者となったことで第三試合は騎士学園の勝利で終わる。
これで次の第四試合の魔法学園に第三育成校が勝利すれば、二日目の第二試合の相手は騎士学園が試合相手になることが決まった。
第三試合大将戦が丁度終わった頃、第三育成校の控え室に闘技場スタッフが扉を開けて入ってきた。
「次は第四試合が始まります。移動をお願いします。」
「分かりました。みんな、移動するよ。」
第三育成校生徒会長のアスランが闘技場スタッフに答えると、第三育成校の選手たちは移動を開始した。
そうして移動を開始した第三育成校の選手たちは、試合舞台の近くにある控え室に案内をされる。
そして案内された控え室から第四育成校の選手たちが出て来ると、その入れ違いで第三育成校の選手たちが中に入っていく。
「試合舞台の修復が終わり次第、第四試合一年生先鋒戦が始まります。一年生先鋒のジェイド選手は準備をして待っていてください。」
闘技場スタッフが最後にそう言うと、控え室から出て行った。
一年生先鋒のジェイドは、試合に使用する装備を身に着けると、先輩たちやアランに話しかけられ答える様子を見るにそれほど緊張はしていない様子だ。
クリスタル王国トーナメント大会の選手を選ぶ選抜戦が行なわれた訓練所の時よりも大きく観客が多く居る闘技場で試合を行なうと思うと、次の次が自身の試合なアルは少し緊張してくる。
だから緊張している姿を見せていないジェイドに感心しながらアルも話に加わろうとした時、控え室の扉が開いて闘技場スタッフが中に入って来た。
「試合舞台の修復が終わります。一年生先鋒ジェイド選手は試合舞台に来てください。」
「分かった。では試合に行って来ます。」
ジェイドが控え室を出て行く前にアルだけでは無く、他の選手たちもジェイドに頑張れなどと応援をかけられながらジェイドは控え室を出て行った。
控え室からジェイドが出て行くと、控え室から試合舞台が見れる位置に全員で移動すると、丁度ジェイドが試合舞台に上がり始めるところだった。
「なあ、ジェイドは勝てると思うか?」
「分からないな。相手の選手がどれくらいの強さかにもよるし、でも魔法をかなり使えるんじゃないか?相手は魔法学園なんだしさ。」
話し掛けて来たアランにアルがそう返事を返していると、実況の選手紹介が行なわれるが流石にどんな風に戦うのかは分からない。
相手選手の武器は見える限り杖だけだ。なら、あとはどれくらい魔法を扱えるのかでジェイドの勝利が決まる。
(それにしてもさっきまで居た控え室は音が入り難かったけど、この控え室は試合舞台の音まで聞こえそうだな。)
実況の声や観客たちの歓声など大きな音で出される音なら先ほどまで居た控え室でもかなり聞こえた。
この試合舞台に近い控え室は音の通りも良いのか、試合舞台の話も余程小声で話さない限りは聞こえそうだ。
そして試合舞台には、杖とローブを身に着けたミントという魔法学園の女子生徒と短剣と皮の鎧を身に着けた第三育成校の男子生徒のジェイドが相対している。
「よろしくお願いします!」
「こちらこそ、よろしく。」
ミントが元気よくジェイドに話し掛けてジェイドが答える。そんな声が控え室に聞こえる。
「両選手、準備は良いですか?」
やっぱり試合舞台の声がこの控え室なら聞こえるんだなと思っていると、審判員が二人に試合を始めていいのかの確認を行なっている。
「はい!」
「……」
試合舞台に上がっているミントが元気よく返事を返し、ジェイドが審判員に対して頷いて返事を返す。
「第四試合一年生先鋒戦……始め!」
審判員は試合開始の合図を行なうと第四試合一年生先鋒が始まった。
これで次の第四試合の魔法学園に第三育成校が勝利すれば、二日目の第二試合の相手は騎士学園が試合相手になることが決まった。
第三試合大将戦が丁度終わった頃、第三育成校の控え室に闘技場スタッフが扉を開けて入ってきた。
「次は第四試合が始まります。移動をお願いします。」
「分かりました。みんな、移動するよ。」
第三育成校生徒会長のアスランが闘技場スタッフに答えると、第三育成校の選手たちは移動を開始した。
そうして移動を開始した第三育成校の選手たちは、試合舞台の近くにある控え室に案内をされる。
そして案内された控え室から第四育成校の選手たちが出て来ると、その入れ違いで第三育成校の選手たちが中に入っていく。
「試合舞台の修復が終わり次第、第四試合一年生先鋒戦が始まります。一年生先鋒のジェイド選手は準備をして待っていてください。」
闘技場スタッフが最後にそう言うと、控え室から出て行った。
一年生先鋒のジェイドは、試合に使用する装備を身に着けると、先輩たちやアランに話しかけられ答える様子を見るにそれほど緊張はしていない様子だ。
クリスタル王国トーナメント大会の選手を選ぶ選抜戦が行なわれた訓練所の時よりも大きく観客が多く居る闘技場で試合を行なうと思うと、次の次が自身の試合なアルは少し緊張してくる。
だから緊張している姿を見せていないジェイドに感心しながらアルも話に加わろうとした時、控え室の扉が開いて闘技場スタッフが中に入って来た。
「試合舞台の修復が終わります。一年生先鋒ジェイド選手は試合舞台に来てください。」
「分かった。では試合に行って来ます。」
ジェイドが控え室を出て行く前にアルだけでは無く、他の選手たちもジェイドに頑張れなどと応援をかけられながらジェイドは控え室を出て行った。
控え室からジェイドが出て行くと、控え室から試合舞台が見れる位置に全員で移動すると、丁度ジェイドが試合舞台に上がり始めるところだった。
「なあ、ジェイドは勝てると思うか?」
「分からないな。相手の選手がどれくらいの強さかにもよるし、でも魔法をかなり使えるんじゃないか?相手は魔法学園なんだしさ。」
話し掛けて来たアランにアルがそう返事を返していると、実況の選手紹介が行なわれるが流石にどんな風に戦うのかは分からない。
相手選手の武器は見える限り杖だけだ。なら、あとはどれくらい魔法を扱えるのかでジェイドの勝利が決まる。
(それにしてもさっきまで居た控え室は音が入り難かったけど、この控え室は試合舞台の音まで聞こえそうだな。)
実況の声や観客たちの歓声など大きな音で出される音なら先ほどまで居た控え室でもかなり聞こえた。
この試合舞台に近い控え室は音の通りも良いのか、試合舞台の話も余程小声で話さない限りは聞こえそうだ。
そして試合舞台には、杖とローブを身に着けたミントという魔法学園の女子生徒と短剣と皮の鎧を身に着けた第三育成校の男子生徒のジェイドが相対している。
「よろしくお願いします!」
「こちらこそ、よろしく。」
ミントが元気よくジェイドに話し掛けてジェイドが答える。そんな声が控え室に聞こえる。
「両選手、準備は良いですか?」
やっぱり試合舞台の声がこの控え室なら聞こえるんだなと思っていると、審判員が二人に試合を始めていいのかの確認を行なっている。
「はい!」
「……」
試合舞台に上がっているミントが元気よく返事を返し、ジェイドが審判員に対して頷いて返事を返す。
「第四試合一年生先鋒戦……始め!」
審判員は試合開始の合図を行なうと第四試合一年生先鋒が始まった。
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