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第197話
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試合舞台にアルが上がると、対戦相手の魔法学園一年生大将のブルック・ダンフォードも試合舞台に上がるところだった。
「魔法学園一年生大将は!先ほどの副将戦で勝利したコレン・ダンフォード選手の兄であり、魔法学園生徒会にも所属しているブルック・ダンフォード選手だ!そして第三育成校の大将選手は!同じく生徒会に所属しているアル選手だ!」
実況も試合舞台に上がるアルとブルック・ダンフォードの紹介をしている中で両者は対峙する。
「あの時以来だな。ダンフォード。」
「そうだね。アル。」
ブルック・ダンフォードと会うのは闘技場で各学校の生徒会同士の会談があった時以来の相手で、昼食に食事会を行なった時に幾らか話をした程度の相手だ
「副将だった妹が勝ったんだ。俺も勝たせて貰うよ。」
「いや、俺が勝つよ。」
コレン・ダンフォードと名字が同じだったことには気付いていたが姉では無くて妹の方だったのかと思いながら、試合は負けないと戦意を出す。
その時に体内に満ちている闘気が身体の外に漏れ出ないように気を付ける。
ブルック・ダンフォードと話をしていると審判員が話し掛けてきた。
「大将戦を始めても良いですか?」
審判員のその言葉にアルとブルック・ダンフォードは試合開始の合図を出しても構わないことを伝える。
「分かりました。では両者、位置に着いて…………試合開始!」
指定の位置にアルとブルック・ダンフォードが着くと、試合開始の合図を審判員は出した。
試合開始と同時にアルは身体から闘気を放出して更に身体に纏う。
相手選手のブルック・ダンフォードが魔力を纏い、ブルック・ダンフォードの周囲に水の玉が発生する。
「まずは小手調べだ!」
ブルック・ダンフォードはそう言うと周囲に作り出した複数の水の玉を放って来た。
かなりの速さで迫る水の玉だが、召喚獣のサフィが放つ水弾と比べるとだいぶ遅い。
回避するのは簡単だろうが水の玉をただ放つのでは無く、ブルック・ダンフォードは水の玉を操作しているように感じ取り、水の玉を回避するのでは無く、水の玉を破壊することに決めた。
「これでどうだッ!」
借り物の長剣に闘気を流して纏い、闘気を纏う長剣を振るった。そうすると、長剣から闘気の斬撃が飛んでいく。
飛ぶ闘気の斬撃は、途中で闘気を操作して操って幾つにも分かれると、小さな闘気の斬撃と水の玉がぶつかり合う。
ぶつかり合いは小さな闘気の斬撃が一つだけだと水の玉が勝つ。だが、分裂した闘気の斬撃の数は多く、水の玉を全て破壊するだけでは止まらずにブルック・ダンフォードに殺到する。
「この程度の攻撃は効かないぞ!」
ブルック・ダンフォードが手に持つ杖を振るうと、水魔法で水の壁が作り出される。
ブルック・ダンフォードの前に作り出された水の壁に分裂した小さな闘気の斬撃が複数ぶつかり合う。
水の壁はそんな闘気の斬撃を全て受け止めて防いでみせた。
「なら!これならどうだ!」
分裂したことで威力が落ちた闘気の斬撃では無く、今度は分裂させずに水の壁を切り裂くイメージを乗せた闘気の斬撃を飛ばす。
空気を切り裂きながら進む闘気の斬撃が水の壁の後ろにいるブルック・ダンフォードに向かって行くのを見ながらアルも行動する。
強化した身体能力で闘気の斬撃に水の壁の近くで追い付くと、先ほどは縦に振った長剣だった。次は飛んでいる闘気の斬撃の後押しに横薙ぎに長剣を振るう。十字の闘気の斬撃に変わった斬撃が飛んでいく。
先ほどよりもスピードが上がった飛ぶ斬撃は威力も増しており、水の壁に衝突すると軽々と十字に切り裂いた。
そして、そのまま水の壁の後ろに居たブルック・ダンフォードを切り裂くかと思いきや切り裂いたのは人型の水だった。
「俺はこちらだよ!」
十字に切られた水の左下の部分から姿を隠していたブルック・ダンフォードが現れるとアルに向かい水魔法を発動した。
「魔法学園一年生大将は!先ほどの副将戦で勝利したコレン・ダンフォード選手の兄であり、魔法学園生徒会にも所属しているブルック・ダンフォード選手だ!そして第三育成校の大将選手は!同じく生徒会に所属しているアル選手だ!」
実況も試合舞台に上がるアルとブルック・ダンフォードの紹介をしている中で両者は対峙する。
「あの時以来だな。ダンフォード。」
「そうだね。アル。」
ブルック・ダンフォードと会うのは闘技場で各学校の生徒会同士の会談があった時以来の相手で、昼食に食事会を行なった時に幾らか話をした程度の相手だ
「副将だった妹が勝ったんだ。俺も勝たせて貰うよ。」
「いや、俺が勝つよ。」
コレン・ダンフォードと名字が同じだったことには気付いていたが姉では無くて妹の方だったのかと思いながら、試合は負けないと戦意を出す。
その時に体内に満ちている闘気が身体の外に漏れ出ないように気を付ける。
ブルック・ダンフォードと話をしていると審判員が話し掛けてきた。
「大将戦を始めても良いですか?」
審判員のその言葉にアルとブルック・ダンフォードは試合開始の合図を出しても構わないことを伝える。
「分かりました。では両者、位置に着いて…………試合開始!」
指定の位置にアルとブルック・ダンフォードが着くと、試合開始の合図を審判員は出した。
試合開始と同時にアルは身体から闘気を放出して更に身体に纏う。
相手選手のブルック・ダンフォードが魔力を纏い、ブルック・ダンフォードの周囲に水の玉が発生する。
「まずは小手調べだ!」
ブルック・ダンフォードはそう言うと周囲に作り出した複数の水の玉を放って来た。
かなりの速さで迫る水の玉だが、召喚獣のサフィが放つ水弾と比べるとだいぶ遅い。
回避するのは簡単だろうが水の玉をただ放つのでは無く、ブルック・ダンフォードは水の玉を操作しているように感じ取り、水の玉を回避するのでは無く、水の玉を破壊することに決めた。
「これでどうだッ!」
借り物の長剣に闘気を流して纏い、闘気を纏う長剣を振るった。そうすると、長剣から闘気の斬撃が飛んでいく。
飛ぶ闘気の斬撃は、途中で闘気を操作して操って幾つにも分かれると、小さな闘気の斬撃と水の玉がぶつかり合う。
ぶつかり合いは小さな闘気の斬撃が一つだけだと水の玉が勝つ。だが、分裂した闘気の斬撃の数は多く、水の玉を全て破壊するだけでは止まらずにブルック・ダンフォードに殺到する。
「この程度の攻撃は効かないぞ!」
ブルック・ダンフォードが手に持つ杖を振るうと、水魔法で水の壁が作り出される。
ブルック・ダンフォードの前に作り出された水の壁に分裂した小さな闘気の斬撃が複数ぶつかり合う。
水の壁はそんな闘気の斬撃を全て受け止めて防いでみせた。
「なら!これならどうだ!」
分裂したことで威力が落ちた闘気の斬撃では無く、今度は分裂させずに水の壁を切り裂くイメージを乗せた闘気の斬撃を飛ばす。
空気を切り裂きながら進む闘気の斬撃が水の壁の後ろにいるブルック・ダンフォードに向かって行くのを見ながらアルも行動する。
強化した身体能力で闘気の斬撃に水の壁の近くで追い付くと、先ほどは縦に振った長剣だった。次は飛んでいる闘気の斬撃の後押しに横薙ぎに長剣を振るう。十字の闘気の斬撃に変わった斬撃が飛んでいく。
先ほどよりもスピードが上がった飛ぶ斬撃は威力も増しており、水の壁に衝突すると軽々と十字に切り裂いた。
そして、そのまま水の壁の後ろに居たブルック・ダンフォードを切り裂くかと思いきや切り裂いたのは人型の水だった。
「俺はこちらだよ!」
十字に切られた水の左下の部分から姿を隠していたブルック・ダンフォードが現れるとアルに向かい水魔法を発動した。
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