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第204話
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あのクランを包み込んでいた不思議な光は何だったのかと不思議に思って、知っているだろう生徒会長のアスランに聞いてみた。
すると、どうやらあの光は死亡時に治癒と蘇生を行なうマジックアイテムが起こした光だったようだ。
そう聞くとあの時クランは死んでいたことが分かり、それほどの威力のある魔法を受けたにも関わらず、光に包まれていたクランの姿はほとんど裸に近かったが傷は一つも無い様子だった。
そのことからどれほど酷い状態でもマジックアイテムの力で蘇生する時には元に戻るのだろう。
担架に運ばれたクランがこれからどうなのか、それが気になったのかジェイドがアスランに聞いた。
どうやらクランは長くて一日は目を覚さないらしく、控え室に居る面々が倒れたクランを心配している。
そんな会話をしていると控え室の扉が叩かれ、闘技場スタッフが控え室に入ってきた。
どうやら試合舞台の修復が終わり、第四試合副将戦に出場するエミリーを呼びに来たようだ。
そして、試合舞台の上にお互いの学校の三年生副将選手が上がると、審判員の試合開始の合図で試合は始まった。
試合開始直後に三年生副将の二人はお互いに向かって攻撃を放った。
魔法学園三年生副将のオルバ・ブラットマンは闇属性と火属性を感じる黒い炎を放ち、第三育成校三年生副将のエミリーは剣を振り下ろしながら魔闘気を纏い、魔闘気の斬撃を飛ばす。
オルバ・ブラットマンの杖の先からドラゴンのブレスのような黒い炎が吐き出されるがエミリーの魔闘気の斬撃が切り裂いていく。
切り裂かれる黒い炎を見たからか、オルバ・ブラットマンは魔法の発動を一旦中断して即座に魔闘気を纏い、その場から離れることで飛んで来た魔闘気の斬撃を躱す。
そして、躱したと同時に魔法を発動する。
黒い炎を固めた剣が十本もオルバ・ブラットマンの周りに現れるとエミリーに向かい飛んで行く。
エミリーの周りまで移動した黒い炎の剣は自在に動き出してエミリーに攻撃を仕掛けた。
エミリーを囲んだ十本もの黒い炎の剣の内一つが攻撃を仕掛けると、エミリーが回避、受け流し、剣その物を破壊など行動をする度に別の剣が動いてエミリーの妨害していく。
流石にこのままでは分が悪いとエミリーはオルバ・ブラットマンからの攻撃を防ぎ反撃の為に自身を中心にして魔法が発動する。
エミリー自身を取り込むように発動した魔法は氷のヒュドラだった。
五つの首を持つ氷のヒュドラは発動にも魔闘気を使用しており、周囲を囲む黒い炎の剣を攻撃し始めた。
黒い炎の剣もエミリーが作り出した氷のヒュドラに対して攻撃を繰り広げていく。
氷のヒュドラの噛み付きに破壊される黒い炎の剣や氷のヒュドラの首を切り落とす黒い炎の剣。
そして、氷のヒュドラの中に入っているエミリーを狙い、氷のヒュドラに突き刺さる黒い炎の剣が氷のヒュドラを溶かし始める。
五本の黒い炎の剣が氷のヒュドラの身体に突き刺さり溶かしていくと、氷のヒュドラを中心に吹雪が巻き起こる。
吹雪に対処しようと杖をエミリーに向けて振るうと、オルバ・ブラットマンは黒い炎で氷のヒュドラを中心に火柱を上げさせる。
黒い火柱が上がっても吹雪は止まずにますます強くなっていく。
黒い火柱や黒い炎の剣の影響を受けて溶けていく氷のヒュドラは吹雪のお陰で完全に溶けることは無い。
それは黒い火柱の外に出した龍頭の頭部から巻き起こした吹雪を吸い込んでいるからか、それともエミリー自身が氷のヒュドラに直接魔力を注いでいるからだろう。
オルバ・ブラットマンは、このままの状態を続けて置けば、エミリーが何も出来ないとは思っていないようで次の魔法を発動するようだ。
かなりの魔闘気を消費したようで肩を動かすほど息を荒くしているオルバ・ブラットマンの様子が見える。
すると、どうやらあの光は死亡時に治癒と蘇生を行なうマジックアイテムが起こした光だったようだ。
そう聞くとあの時クランは死んでいたことが分かり、それほどの威力のある魔法を受けたにも関わらず、光に包まれていたクランの姿はほとんど裸に近かったが傷は一つも無い様子だった。
そのことからどれほど酷い状態でもマジックアイテムの力で蘇生する時には元に戻るのだろう。
担架に運ばれたクランがこれからどうなのか、それが気になったのかジェイドがアスランに聞いた。
どうやらクランは長くて一日は目を覚さないらしく、控え室に居る面々が倒れたクランを心配している。
そんな会話をしていると控え室の扉が叩かれ、闘技場スタッフが控え室に入ってきた。
どうやら試合舞台の修復が終わり、第四試合副将戦に出場するエミリーを呼びに来たようだ。
そして、試合舞台の上にお互いの学校の三年生副将選手が上がると、審判員の試合開始の合図で試合は始まった。
試合開始直後に三年生副将の二人はお互いに向かって攻撃を放った。
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切り裂かれる黒い炎を見たからか、オルバ・ブラットマンは魔法の発動を一旦中断して即座に魔闘気を纏い、その場から離れることで飛んで来た魔闘気の斬撃を躱す。
そして、躱したと同時に魔法を発動する。
黒い炎を固めた剣が十本もオルバ・ブラットマンの周りに現れるとエミリーに向かい飛んで行く。
エミリーの周りまで移動した黒い炎の剣は自在に動き出してエミリーに攻撃を仕掛けた。
エミリーを囲んだ十本もの黒い炎の剣の内一つが攻撃を仕掛けると、エミリーが回避、受け流し、剣その物を破壊など行動をする度に別の剣が動いてエミリーの妨害していく。
流石にこのままでは分が悪いとエミリーはオルバ・ブラットマンからの攻撃を防ぎ反撃の為に自身を中心にして魔法が発動する。
エミリー自身を取り込むように発動した魔法は氷のヒュドラだった。
五つの首を持つ氷のヒュドラは発動にも魔闘気を使用しており、周囲を囲む黒い炎の剣を攻撃し始めた。
黒い炎の剣もエミリーが作り出した氷のヒュドラに対して攻撃を繰り広げていく。
氷のヒュドラの噛み付きに破壊される黒い炎の剣や氷のヒュドラの首を切り落とす黒い炎の剣。
そして、氷のヒュドラの中に入っているエミリーを狙い、氷のヒュドラに突き刺さる黒い炎の剣が氷のヒュドラを溶かし始める。
五本の黒い炎の剣が氷のヒュドラの身体に突き刺さり溶かしていくと、氷のヒュドラを中心に吹雪が巻き起こる。
吹雪に対処しようと杖をエミリーに向けて振るうと、オルバ・ブラットマンは黒い炎で氷のヒュドラを中心に火柱を上げさせる。
黒い火柱が上がっても吹雪は止まずにますます強くなっていく。
黒い火柱や黒い炎の剣の影響を受けて溶けていく氷のヒュドラは吹雪のお陰で完全に溶けることは無い。
それは黒い火柱の外に出した龍頭の頭部から巻き起こした吹雪を吸い込んでいるからか、それともエミリー自身が氷のヒュドラに直接魔力を注いでいるからだろう。
オルバ・ブラットマンは、このままの状態を続けて置けば、エミリーが何も出来ないとは思っていないようで次の魔法を発動するようだ。
かなりの魔闘気を消費したようで肩を動かすほど息を荒くしているオルバ・ブラットマンの様子が見える。
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