23 / 49
1章
第23話 大天使カマエル 降臨(1/3)
しおりを挟む
俺は、しばらく石版に刻まれた文字を眺めていた。この大きな図鑑ほどもある板は、見た目以上に軽いし、かなり硬い。どうやって、ここまで綺麗に細かく刻んだのやら感心する。それに、何を残そうとしたのかそれは、意味深だった。
もしこれが本当に神族のことであるなら、さらに裏で糸を引いている奴がいる。とは言え、真実と事実は異なるし、人の数だけ真実は増える。そうしたことを考えると、俺の目的成就のため、足しにはなる物のマイナスにはならない程度の情報だ。
今回わかったことは、追い求める焼印師と召喚師はまだ遠いことだ。
ただし、この両者がより近い関係性だとわかったのは、大きい。調べる範囲が広がりはしても、情報に引っかかる可能性はその分増える。もし会えるなら、アルアゾンテに直接聞いてみたいものだ。
俺はそう結論づけて、これ以上この部屋で得られる物は無いと見た。指輪については、二個あり拝借しておく。もしあの召喚師に会えるなら、その時にでも聞いて見ればいい。エルもリリーもこの狭い部屋で見逃した事柄はない様子で、手持ち無沙汰な状態だった。
「これ以上はないし、出るか」
「ええそうね。これでこの階層は終わりかしら?」
「私は宝箱が出ると思ったぞ!」
リリーのいう宝箱の出る仕組みはいまいちわかららない。でない以上はどうにもならにないのだ。
問題は、これより先の階層についての有無だ。本来なら、最奥の階層主を撃破することで、転移魔法陣が現れる。今回はそれが出なかったのだ。つまり、まだどこかに”何か”がある。
そこで先ほど、何かがいた痕跡の場所をもう一度探ることにした。
「あの足跡があった部屋をもう一度、調べて見るか」
「それしかなさそうね」
「私もそれは賛成だ。行こう!」
俺たちはもう一度、あの何もなかった部屋に入る。変わらず変化はなくて、階層主がいれるほどの広さと高さを誇る。
よくよく見ると、先ほどは気がつかなかった場所があった。それは、壁と一体化している扉の存在だ。よく見ないと扉だと気がつかないほど、馴染んでいる。近づいて試しに押し込んでも開かない。当然引っ張っても横にずらそうとしても同じだ。
これは何を意味するのか。――可能性として、ここに階層主級の奴が現れることは否めない。
すると突然、なんの前触れもなく大きな金の音が何度も鳴り響く。あたりを見渡してもまだ、何も起きていない。
「なんだ?」
「これは……」
「いきなりすごいな!」
耳を塞ぎたくなるほどの騒音に近い。その時、不意に見上げた天井にエルを召喚した時の門が現れた。これはウリエルの時の展開と似ている。
「くるわ!」
エルは真剣な眼差しを天井に向けていう。それは、鬼気迫るものだった。門から現れたソレは、間違いなく天使だった。ただなぜこのタイミングでしかも天使なのか、原因も理由も不確かだ。
「味方なんてことは……なさそうだな!」
リリーは叫ぶと同時に、即時に妖精化して初の力を見せた。
「フェアリーランス!」
リリーの周囲には、光のランスが宙に十本程度浮いており、それを全弾放った。それと同時に、再び自身の回りに浮かせた形で待機させている。
エルもリリーの着弾を確認し、奴に目掛けて射出だ。
「執行者の炎! インフェルノ!」
エルは、頭上に掲げた切先から、真上に向けて業火が放たれる。この二段階の攻勢では、相手はひとたまりもないだろう。ところが、天使風の奴は何事もなかったかのように、軽く手でいなす。あれを手で弾くとは、なんて奴だと戦慄が走る。
「カマエル……」
エルは奴の名前をつぶやいた。ソレがどんな奴なのか、正直なところよくわからない。エルの反応から見ても、決していい状況とは言えない。エルと同等か、それ以上の可能性が高い。
奴は余裕からなのか、笑顔でこれらの攻撃をいなして、ゆっくりと降下してくる。俺はゼロ距離でのダークボルトを狙うため、タイミングを見計らっていた。
まだ優位性が高いのか、余裕なのかいざ知らず。リリーとエルの攻撃は苛烈さを極める。
弾幕と言えるほど、物量で攻めるやり口だ。どんなやつでも生物なら、疲弊はする。
それにも期待をしている。
功を奏したのか、宙で浮いてはおられずとうとう地面に降りたった。リリーもエルも両者とも魔剣で攻める。二人の大剣の舞う姿は、尋常でなく速い。カマエルは槍を取り出し防戦する。
この姿をみる限り、今がチャンスかと思うところ、奴の目はまだ死んでいない。
あれは、何かがある。
ただこのままだと、ほんのわずかな隙を逃してしまうため、俺も接近戦に挑む。
武器がない分、二人の連携を隔てないようにしながら、近距離でのダークボルトを狙う。
二人は俺の意図を察したのか、ちょうど剣を振りかぶったあと、後退するタイミングをはかり俺は放つ。
「ダークボルト!」
奴の最初は余裕そうな顔つきも接する直前に、はっとした表情に変わる。
その時は終わりだ。
「ダークボルト!」
瞬時に間合いを詰めていた俺は、ゼロ距離から放つ。
咄嗟に避けられてしまいわずかに、右肩に触れた途端、奴の腕が吹き飛ぶ。この体勢でもう一度放つにも今度は、こちらが無防備をさらけ出してしまうため、一旦後退した。同時にリリーとエルが再び苛烈に攻めていく。
俺は慎重に、奴の動きを観察していた。一方リリーとエルは、お構いなしに、魔力切れを意識することなく、全力で攻撃をしていた。今、片手間で魔力を溜めおけるような相手ではない。それが十分に理解できたからこそ、後先構わず、力を振りまく。
そう俺たちは、手傷を負わせたとはいえ、まだ劣勢なのだ。出し惜しみをしている場合ではなかった。時間が経過すればするほど、より深刻な状態に陥る。
あの覇気と魔力の総量からして、太刀打ちができない可能性は濃厚だ。ゆえに短期決戦を挑む。つまりは、背水の陣だ。
俺は再び放つため、動き出した。
もしこれが本当に神族のことであるなら、さらに裏で糸を引いている奴がいる。とは言え、真実と事実は異なるし、人の数だけ真実は増える。そうしたことを考えると、俺の目的成就のため、足しにはなる物のマイナスにはならない程度の情報だ。
今回わかったことは、追い求める焼印師と召喚師はまだ遠いことだ。
ただし、この両者がより近い関係性だとわかったのは、大きい。調べる範囲が広がりはしても、情報に引っかかる可能性はその分増える。もし会えるなら、アルアゾンテに直接聞いてみたいものだ。
俺はそう結論づけて、これ以上この部屋で得られる物は無いと見た。指輪については、二個あり拝借しておく。もしあの召喚師に会えるなら、その時にでも聞いて見ればいい。エルもリリーもこの狭い部屋で見逃した事柄はない様子で、手持ち無沙汰な状態だった。
「これ以上はないし、出るか」
「ええそうね。これでこの階層は終わりかしら?」
「私は宝箱が出ると思ったぞ!」
リリーのいう宝箱の出る仕組みはいまいちわかららない。でない以上はどうにもならにないのだ。
問題は、これより先の階層についての有無だ。本来なら、最奥の階層主を撃破することで、転移魔法陣が現れる。今回はそれが出なかったのだ。つまり、まだどこかに”何か”がある。
そこで先ほど、何かがいた痕跡の場所をもう一度探ることにした。
「あの足跡があった部屋をもう一度、調べて見るか」
「それしかなさそうね」
「私もそれは賛成だ。行こう!」
俺たちはもう一度、あの何もなかった部屋に入る。変わらず変化はなくて、階層主がいれるほどの広さと高さを誇る。
よくよく見ると、先ほどは気がつかなかった場所があった。それは、壁と一体化している扉の存在だ。よく見ないと扉だと気がつかないほど、馴染んでいる。近づいて試しに押し込んでも開かない。当然引っ張っても横にずらそうとしても同じだ。
これは何を意味するのか。――可能性として、ここに階層主級の奴が現れることは否めない。
すると突然、なんの前触れもなく大きな金の音が何度も鳴り響く。あたりを見渡してもまだ、何も起きていない。
「なんだ?」
「これは……」
「いきなりすごいな!」
耳を塞ぎたくなるほどの騒音に近い。その時、不意に見上げた天井にエルを召喚した時の門が現れた。これはウリエルの時の展開と似ている。
「くるわ!」
エルは真剣な眼差しを天井に向けていう。それは、鬼気迫るものだった。門から現れたソレは、間違いなく天使だった。ただなぜこのタイミングでしかも天使なのか、原因も理由も不確かだ。
「味方なんてことは……なさそうだな!」
リリーは叫ぶと同時に、即時に妖精化して初の力を見せた。
「フェアリーランス!」
リリーの周囲には、光のランスが宙に十本程度浮いており、それを全弾放った。それと同時に、再び自身の回りに浮かせた形で待機させている。
エルもリリーの着弾を確認し、奴に目掛けて射出だ。
「執行者の炎! インフェルノ!」
エルは、頭上に掲げた切先から、真上に向けて業火が放たれる。この二段階の攻勢では、相手はひとたまりもないだろう。ところが、天使風の奴は何事もなかったかのように、軽く手でいなす。あれを手で弾くとは、なんて奴だと戦慄が走る。
「カマエル……」
エルは奴の名前をつぶやいた。ソレがどんな奴なのか、正直なところよくわからない。エルの反応から見ても、決していい状況とは言えない。エルと同等か、それ以上の可能性が高い。
奴は余裕からなのか、笑顔でこれらの攻撃をいなして、ゆっくりと降下してくる。俺はゼロ距離でのダークボルトを狙うため、タイミングを見計らっていた。
まだ優位性が高いのか、余裕なのかいざ知らず。リリーとエルの攻撃は苛烈さを極める。
弾幕と言えるほど、物量で攻めるやり口だ。どんなやつでも生物なら、疲弊はする。
それにも期待をしている。
功を奏したのか、宙で浮いてはおられずとうとう地面に降りたった。リリーもエルも両者とも魔剣で攻める。二人の大剣の舞う姿は、尋常でなく速い。カマエルは槍を取り出し防戦する。
この姿をみる限り、今がチャンスかと思うところ、奴の目はまだ死んでいない。
あれは、何かがある。
ただこのままだと、ほんのわずかな隙を逃してしまうため、俺も接近戦に挑む。
武器がない分、二人の連携を隔てないようにしながら、近距離でのダークボルトを狙う。
二人は俺の意図を察したのか、ちょうど剣を振りかぶったあと、後退するタイミングをはかり俺は放つ。
「ダークボルト!」
奴の最初は余裕そうな顔つきも接する直前に、はっとした表情に変わる。
その時は終わりだ。
「ダークボルト!」
瞬時に間合いを詰めていた俺は、ゼロ距離から放つ。
咄嗟に避けられてしまいわずかに、右肩に触れた途端、奴の腕が吹き飛ぶ。この体勢でもう一度放つにも今度は、こちらが無防備をさらけ出してしまうため、一旦後退した。同時にリリーとエルが再び苛烈に攻めていく。
俺は慎重に、奴の動きを観察していた。一方リリーとエルは、お構いなしに、魔力切れを意識することなく、全力で攻撃をしていた。今、片手間で魔力を溜めおけるような相手ではない。それが十分に理解できたからこそ、後先構わず、力を振りまく。
そう俺たちは、手傷を負わせたとはいえ、まだ劣勢なのだ。出し惜しみをしている場合ではなかった。時間が経過すればするほど、より深刻な状態に陥る。
あの覇気と魔力の総量からして、太刀打ちができない可能性は濃厚だ。ゆえに短期決戦を挑む。つまりは、背水の陣だ。
俺は再び放つため、動き出した。
0
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
狙って追放された創聖魔法使いは異世界を謳歌する
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーから追放される~異世界転生前の記憶が戻ったのにこのままいいように使われてたまるか!
【第15回ファンタジー小説大賞の爽快バトル賞を受賞しました】
ここは異世界エールドラド。その中の国家の1つ⋯⋯グランドダイン帝国の首都シュバルツバイン。
主人公リックはグランドダイン帝国子爵家の次男であり、回復、支援を主とする補助魔法の使い手で勇者パーティーの一員だった。
そんな中グランドダイン帝国の第二皇子で勇者のハインツに公衆の面前で宣言される。
「リック⋯⋯お前は勇者パーティーから追放する」
その言葉にリックは絶望し地面に膝を着く。
「もう2度と俺達の前に現れるな」
そう言って勇者パーティーはリックの前から去っていった。
それを見ていた周囲の人達もリックに声をかけるわけでもなく、1人2人と消えていく。
そしてこの場に誰もいなくなった時リックは⋯⋯笑っていた。
「記憶が戻った今、あんなワガママ皇子には従っていられない。俺はこれからこの異世界を謳歌するぞ」
そう⋯⋯リックは以前生きていた前世の記憶があり、女神の力で異世界転生した者だった。
これは狙って勇者パーティーから追放され、前世の記憶と女神から貰った力を使って無双するリックのドタバタハーレム物語である。
*他サイトにも掲載しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる