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第三章:カミナリノモン国(前編)
第72話『晩餐』(3/3)
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俺が召喚された理由は、この先代勇者が仕組んだことだと。
または、先代勇者が何か召喚する方法について、事細かく記した物を残していた可能性も否めない。
それに当時すぐにでも去らなければならないほどの喫緊の課題はなんだったのか、今となってはわかる手立てもない。
もしかするとあの簡易ホログラムのホーリーに聞き方を変えれば何か答えてくれるのかもしれない。
何もかもが憶測でしかないけど、どこか辻褄があう。
そうでなければ、自ら見届けずには去らない。
ただ先代勇者の存在していた時期は、神話の時代と呼ばれるほど今の時代は離れているわけで、そこまでの予測はもしかするとしていなかったのかもしれない。
今の俺が言えるのは、ダンジョンで世界融合に備えたアイテムを回収して回ること。合わせて先代勇者が残した各種施設から、有用なアイテムの回収。
さらに俺を貶めた勇者パーティーの連中には、命をかけて、助言をすることだ。世界がどうなろうとこれだけは譲るきもない。
一通りあらかた話したところで、ルゥナもティルクも落ち着き、皆のところへ向かおうとなる。
皆には大筋話すつもりであるものの、ルゥナとティルクに話した内容ほど細かくするつもりはなかった。
なぜなら、大事な存在とはいえ内容に追いつけることではないからだ。
人という枠組みの中では、対応や抵抗しきれないことが今後起きる可能性は否めない。
宿屋に着くと受付が俺のもとに駆け寄ってくる。
「これを、先ほどギルドマスターのヴェレッタ様からお預かりしています」
「手紙?」
俺は封をその場で切ると中には、俺に宛てたというより、仲間達に宛てた内容であった。
記載された内容は、竜禅が見つかり話の場をギルドマスターが同席して行うとある。
その日付は、今日から三日後に日時と場所が指定してあった。
手紙を保管箱に入れて、泊まっていた部屋に向かう。
扉をノックせず、俺は開けた。
「ただいま」
声で一斉に俺に振り向いたは、リムル・アリッサ・かぐや・レイナの四人がその場にいた。
リムルが叫ぶ。
「キョウ!」
アリッサも同様に涙声になりながら張り上げた。
「京!」
かぐやは弱々しくも、嬉しさのあまり笑顔の中涙をこぼしながらいう。
「京也」
嬉し泣きに近い状態でレイナもいう。
「京也さん」
皆から四方八方から寄り添われて、皆が俺の胸の中で涙を流していた。
「皆、待たせたなすまない」
リムルは顔あげていう。
「生きて帰ってきてくれた。今はそれだけでいい」
アリッサも続けていう。
「本当の本当に心が張り裂けてしまったんだぞ。今は嬉しすぎてわからなくなってきた。おかえり、京」
かぐやも弱々しく、いう。
「あなたという存在がなくては生きていけません……。お帰りなさい」
レイナはこのような時でもとこか力溢れる。
「京也さん! 会いたかったです。お帰りなさい!」
俺は皆の思いを受け止めて、しばらくの間こうして皆の温もりを感じていた。
落ち着いた頃、先のルゥナへ説明した内容に近いことを話し始める。
共通して皆に言えるのは、世界が俺を頼ることについて感銘を受けていた。
反面、神話時代の先代勇者の悲しい結末に、また少し皆を不安にさせてしまう。
同じように去ることを、京也はしないで欲しいと懇願された。
俺はもちろんと答えておく。
あとは俺自身の課題として、耐久能力以外のスキルは使用不可で破損したことを伝えた。
攻撃力については、先代勇者から譲り受けた品々が頼りであるのと、特典箱から出土した永遠なる闇の毒蛇が頼りの武器になることも伝えた。
それと先ほど受け取った手紙のことも話し、メンバー総出で聞こうとなる。内容によってはダンジョンの攻略も変わってくるだろう。
今は皆の目に力が宿っているように見える。
以前よりどこか感覚的に違うのか、皆がさらに仲良くなっている気すらしている。
やはり、遠い親戚より近くの他人が一番大事だなとあらためて思う。
俺は唐突に名前を読んだ。
「ルゥナ」
「なっ、何よ突然」
ラキアも忘れていないことを念の為に伝えておく。
ルゥナは急がなくても大丈夫という。
俺たちは三日後に迫る、竜禅との邂逅と今後について話を深めていた。
俺は思わず言葉を漏らす。
「いよいよだな」
「そうね。女神にしても世界もようやく、京也の重要さに気がついたからよかったわ」
あらためてスタートラインに立った気がした。
俺は思わず思い出して声に出してしまう。
「あっ!」
ルゥナは何か心配そうに俺の顔を覗き込む。
「どうしたの?」
「ほらさ、以前魔核を食べんだ、肉体を取り戻してからと言っていただろ?」
「ええ、いっていた気がするわ」
「保管箱に入れっぱなしだから、いつ食べる?」
「それもそうね! でもね、皆の前にして一人で食べるのは……」
リムルがさっそく反応した。
「ルゥナ気にしないで、私たちはあの時食べたし」
アリッサも満面の笑みで同意だ。
「私も問題ないと思うぞ」
かぐやもあの弱々しさから、かなり復活していた。
「問題ないですわ。何より好きなら尚更ですのよ?」
レイナも元気に推してくる。
「ルゥナ姉さん、食べちゃってください」
ルゥナは皆から一気に言われると、なんだか遠慮がちにいう。
「そ、そう? そしたら少しだけいただこうかしら?」
俺はそれなら皆で、他の料理も食べながらルゥナの復帰祝いをかねてしようとなった。
「よしそれじゃ、明日は俺が調理するから、食材を皆で買いに行こう。調理場は宿に聞いて借りてみるさ」
皆満面の笑みで、同意していく。
さて、俺も久しぶりの料理を頑張るとするかと気持ち気合を入れて、明日皆と町へ向かうのが楽しみだ。
次回四章 カミナリモン国 後編(深淵の魔獣ラキア再び)
または、先代勇者が何か召喚する方法について、事細かく記した物を残していた可能性も否めない。
それに当時すぐにでも去らなければならないほどの喫緊の課題はなんだったのか、今となってはわかる手立てもない。
もしかするとあの簡易ホログラムのホーリーに聞き方を変えれば何か答えてくれるのかもしれない。
何もかもが憶測でしかないけど、どこか辻褄があう。
そうでなければ、自ら見届けずには去らない。
ただ先代勇者の存在していた時期は、神話の時代と呼ばれるほど今の時代は離れているわけで、そこまでの予測はもしかするとしていなかったのかもしれない。
今の俺が言えるのは、ダンジョンで世界融合に備えたアイテムを回収して回ること。合わせて先代勇者が残した各種施設から、有用なアイテムの回収。
さらに俺を貶めた勇者パーティーの連中には、命をかけて、助言をすることだ。世界がどうなろうとこれだけは譲るきもない。
一通りあらかた話したところで、ルゥナもティルクも落ち着き、皆のところへ向かおうとなる。
皆には大筋話すつもりであるものの、ルゥナとティルクに話した内容ほど細かくするつもりはなかった。
なぜなら、大事な存在とはいえ内容に追いつけることではないからだ。
人という枠組みの中では、対応や抵抗しきれないことが今後起きる可能性は否めない。
宿屋に着くと受付が俺のもとに駆け寄ってくる。
「これを、先ほどギルドマスターのヴェレッタ様からお預かりしています」
「手紙?」
俺は封をその場で切ると中には、俺に宛てたというより、仲間達に宛てた内容であった。
記載された内容は、竜禅が見つかり話の場をギルドマスターが同席して行うとある。
その日付は、今日から三日後に日時と場所が指定してあった。
手紙を保管箱に入れて、泊まっていた部屋に向かう。
扉をノックせず、俺は開けた。
「ただいま」
声で一斉に俺に振り向いたは、リムル・アリッサ・かぐや・レイナの四人がその場にいた。
リムルが叫ぶ。
「キョウ!」
アリッサも同様に涙声になりながら張り上げた。
「京!」
かぐやは弱々しくも、嬉しさのあまり笑顔の中涙をこぼしながらいう。
「京也」
嬉し泣きに近い状態でレイナもいう。
「京也さん」
皆から四方八方から寄り添われて、皆が俺の胸の中で涙を流していた。
「皆、待たせたなすまない」
リムルは顔あげていう。
「生きて帰ってきてくれた。今はそれだけでいい」
アリッサも続けていう。
「本当の本当に心が張り裂けてしまったんだぞ。今は嬉しすぎてわからなくなってきた。おかえり、京」
かぐやも弱々しく、いう。
「あなたという存在がなくては生きていけません……。お帰りなさい」
レイナはこのような時でもとこか力溢れる。
「京也さん! 会いたかったです。お帰りなさい!」
俺は皆の思いを受け止めて、しばらくの間こうして皆の温もりを感じていた。
落ち着いた頃、先のルゥナへ説明した内容に近いことを話し始める。
共通して皆に言えるのは、世界が俺を頼ることについて感銘を受けていた。
反面、神話時代の先代勇者の悲しい結末に、また少し皆を不安にさせてしまう。
同じように去ることを、京也はしないで欲しいと懇願された。
俺はもちろんと答えておく。
あとは俺自身の課題として、耐久能力以外のスキルは使用不可で破損したことを伝えた。
攻撃力については、先代勇者から譲り受けた品々が頼りであるのと、特典箱から出土した永遠なる闇の毒蛇が頼りの武器になることも伝えた。
それと先ほど受け取った手紙のことも話し、メンバー総出で聞こうとなる。内容によってはダンジョンの攻略も変わってくるだろう。
今は皆の目に力が宿っているように見える。
以前よりどこか感覚的に違うのか、皆がさらに仲良くなっている気すらしている。
やはり、遠い親戚より近くの他人が一番大事だなとあらためて思う。
俺は唐突に名前を読んだ。
「ルゥナ」
「なっ、何よ突然」
ラキアも忘れていないことを念の為に伝えておく。
ルゥナは急がなくても大丈夫という。
俺たちは三日後に迫る、竜禅との邂逅と今後について話を深めていた。
俺は思わず言葉を漏らす。
「いよいよだな」
「そうね。女神にしても世界もようやく、京也の重要さに気がついたからよかったわ」
あらためてスタートラインに立った気がした。
俺は思わず思い出して声に出してしまう。
「あっ!」
ルゥナは何か心配そうに俺の顔を覗き込む。
「どうしたの?」
「ほらさ、以前魔核を食べんだ、肉体を取り戻してからと言っていただろ?」
「ええ、いっていた気がするわ」
「保管箱に入れっぱなしだから、いつ食べる?」
「それもそうね! でもね、皆の前にして一人で食べるのは……」
リムルがさっそく反応した。
「ルゥナ気にしないで、私たちはあの時食べたし」
アリッサも満面の笑みで同意だ。
「私も問題ないと思うぞ」
かぐやもあの弱々しさから、かなり復活していた。
「問題ないですわ。何より好きなら尚更ですのよ?」
レイナも元気に推してくる。
「ルゥナ姉さん、食べちゃってください」
ルゥナは皆から一気に言われると、なんだか遠慮がちにいう。
「そ、そう? そしたら少しだけいただこうかしら?」
俺はそれなら皆で、他の料理も食べながらルゥナの復帰祝いをかねてしようとなった。
「よしそれじゃ、明日は俺が調理するから、食材を皆で買いに行こう。調理場は宿に聞いて借りてみるさ」
皆満面の笑みで、同意していく。
さて、俺も久しぶりの料理を頑張るとするかと気持ち気合を入れて、明日皆と町へ向かうのが楽しみだ。
次回四章 カミナリモン国 後編(深淵の魔獣ラキア再び)
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