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ep28 体育のじかん
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そんなこんなで......。
ネーコとの運動が始まったわけだが、まずはしっかり準備体操からだった。
「フミヒロ様!ストレッチは入念に行うのです!怪我のもとになりますからね!」
「わ、わかったよ」
「いいですか?
ストレッチですよ?
ひとりエッチじゃないですよ?」
「語感は似てるけどぉ!こんなところでそれやってたら捕まるわ!」
準備体操を終えると......。
「さあフミヒロ様!まずは走りますよ!グラウンド内をぐるっとランニングです!」
「マジか、けっこう広いぞ...」
「不登校のフミヒロ様は慢性的な運動不足により基礎体力が低下してしまっています!何をするにも基本的な体力は肝要です!」
「べ、勉強ができればいいんじゃん」
「さあさあ行くのです」
「わかったわかった、わかったから」
俺は無理矢理ネーコに背中を押されて走りだした。
「風が心地良いですね、フミヒロ様」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「フミヒロ様?」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「大丈夫ですか?まだたいして走っていませんが」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「......」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「ではフミヒロ様。しりとりしましょうか?」
「はっ、はっ、はっ、は、走りながら??」
「ではイキますよ?しりとり」
「はっ、はっ、はっ、り、りんご」
「合同コンパ」
「はっ、はっ、はっ、ぱ、パラシュート」
「トップレス」
「はっ、はっ、はっ、す、スリッパ」
「パンツ」
「はっ、はっ、はっ、つ、つくし」
「使用済み」
「はっ、はっ、はっ、は??ちょちょちょっとタンマ!」
俺たちはいったん立ち止まった。
「どうしましたか?フミヒロ様」
「はぁ、はぁ、はぁ、な、なんか、ネーコの回答おかしくないか?」
「そうですか?」
「だ、だって、まるで、合コンにトップレスで来た人の使用済みパンツみたいになってないか?」
「あらフミヒロ様。相変わらずお盛んですね」
「違う!!」
「ではやり直しましょうか」
「あ、ああ」
俺たちは再び走り出した。
「ではイキますよ?よろしいですか?」
「はっ、はっ、はっ、よ、よし、いいぞ」
「しりとり」
「はっ、はっ、はっ、り、リズム」
「ムスコ」
「はっ、はっ、はっ、こ、ココア」
「アワビ」
「はっ、はっ、はっ、び、ビーだま」
「マットプレイ」
「はっ、はっ、はっ、い、イカ」
「臭い」
「オイ!!」
また俺たちは立ち止まった。
「どうしたのですか?フミヒロ様」
「ハァ、ハァ、ハァ、も、もうしりとりはヤメだヤメ」
「わかりました。ではランニングはこれぐらいにしておきましょう」
「そ、そうか!良かったぁ」
「そろそろ特別ゲストもいらっしゃる頃ですしね」
「特別ゲスト?」
「言ってるそばからさっそく参りましたね」
「えっ?」
俺はネーコの示した方向に目をやった。
すると、
「井藤くーん!袮絵子さぁーん!」
こちらへ向かって手を振りながら走ってくるジャージ姿の女の子が見えた。
ネーコとの運動が始まったわけだが、まずはしっかり準備体操からだった。
「フミヒロ様!ストレッチは入念に行うのです!怪我のもとになりますからね!」
「わ、わかったよ」
「いいですか?
ストレッチですよ?
ひとりエッチじゃないですよ?」
「語感は似てるけどぉ!こんなところでそれやってたら捕まるわ!」
準備体操を終えると......。
「さあフミヒロ様!まずは走りますよ!グラウンド内をぐるっとランニングです!」
「マジか、けっこう広いぞ...」
「不登校のフミヒロ様は慢性的な運動不足により基礎体力が低下してしまっています!何をするにも基本的な体力は肝要です!」
「べ、勉強ができればいいんじゃん」
「さあさあ行くのです」
「わかったわかった、わかったから」
俺は無理矢理ネーコに背中を押されて走りだした。
「風が心地良いですね、フミヒロ様」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「フミヒロ様?」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「大丈夫ですか?まだたいして走っていませんが」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「......」
「はっ、はっ、はっ、はっ」
「ではフミヒロ様。しりとりしましょうか?」
「はっ、はっ、はっ、は、走りながら??」
「ではイキますよ?しりとり」
「はっ、はっ、はっ、り、りんご」
「合同コンパ」
「はっ、はっ、はっ、ぱ、パラシュート」
「トップレス」
「はっ、はっ、はっ、す、スリッパ」
「パンツ」
「はっ、はっ、はっ、つ、つくし」
「使用済み」
「はっ、はっ、はっ、は??ちょちょちょっとタンマ!」
俺たちはいったん立ち止まった。
「どうしましたか?フミヒロ様」
「はぁ、はぁ、はぁ、な、なんか、ネーコの回答おかしくないか?」
「そうですか?」
「だ、だって、まるで、合コンにトップレスで来た人の使用済みパンツみたいになってないか?」
「あらフミヒロ様。相変わらずお盛んですね」
「違う!!」
「ではやり直しましょうか」
「あ、ああ」
俺たちは再び走り出した。
「ではイキますよ?よろしいですか?」
「はっ、はっ、はっ、よ、よし、いいぞ」
「しりとり」
「はっ、はっ、はっ、り、リズム」
「ムスコ」
「はっ、はっ、はっ、こ、ココア」
「アワビ」
「はっ、はっ、はっ、び、ビーだま」
「マットプレイ」
「はっ、はっ、はっ、い、イカ」
「臭い」
「オイ!!」
また俺たちは立ち止まった。
「どうしたのですか?フミヒロ様」
「ハァ、ハァ、ハァ、も、もうしりとりはヤメだヤメ」
「わかりました。ではランニングはこれぐらいにしておきましょう」
「そ、そうか!良かったぁ」
「そろそろ特別ゲストもいらっしゃる頃ですしね」
「特別ゲスト?」
「言ってるそばからさっそく参りましたね」
「えっ?」
俺はネーコの示した方向に目をやった。
すると、
「井藤くーん!袮絵子さぁーん!」
こちらへ向かって手を振りながら走ってくるジャージ姿の女の子が見えた。
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