【ZODIAC PARADOX EXTREAM/CHAOSPHERE!】 ~戯題・愛のままにわがままに 魔皇少女は異世界に屈しない!~ 

沙波羅 或珂

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【第二章・叛 逆 の 双 星】

Ж-47 刹那の邂逅 ~Cross Distortion~ ④

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「ママ~、 ゴハン~」

 子供のような、 でもソレとは全く違う声が耳に届いた。
 ヤベッ、 こいつの存在忘れてた。
オレの前以外じゃ大人しいから盲点になっちまってたい。

「な!? そのスライム、 喋るのか!?」

 あぁ~あ、 言っちまったよ、 おっちゃん。
 別段責めるつもりもねーけど声デケーから
足止めてこっちを見てる奴等が結構いる。
 だから当然、 こーゆー莫迦も現れる。

「んお!?」

 じゃ、 ねーよ。 不躾ぶしつけに人の肩に手ぇ伸ばしやがって。
 既に手を肩へかざしたまま前屈の体勢で身はひるがえしている。
 咄嗟の事だから誤魔化しなんて効かねー。
 頼んだぜ、 カリムとおっちゃん。
 オレはなるたけ喋りたくねーんだ。

「おいおいおい、 いきなり大袈裟に飛び抜くなよ?
お嬢ちゃん珍しいモン持ってるな?
ちょっと見せてくれねぇか?」

 莫迦か?
 おまえのちょっとは 「永遠に」 だろうが。
 無駄に膨張した筋肉を無意味に誇示する粗野な武装。
 一瞥すらしたくない不快度指数MAXの男が
その同類と一緒にニヤニヤ笑っている。

「おい? 俺のツレに何の用だ?」

 カリムが鋭い目つきで間に入る。

「ミウちゃんはファムのお友達ですニャ!
勝手に触らないでくださいですニャ!」


 猫幼女も武器に手を掛けカリムの脇に付く。
 そーなの? と視線を向けるが当の本人 (?) は
「ミュ~?」 とか首を傾げてる。
 まぁいーか、 精々働けしもべ共。
オレにヤらせるとバラバラ死体が瀟洒なホールに散らばるぜ。

「あぁ~ん? カンケーねーだろ、 すっこんでろ!」

 ドスの効いた耳障りな言葉。
もう既にこの時点で論理破綻してるんだが
ソレでも結構生きられるみたいね。
イイね異世界って冒険者って。

「カンケーなくねぇだろ! 俺のにちょっかいかけんな!
ってんだよ!」

 オイ莫迦! 何だよその返し!
ラノベの頭空っぽ女なら強引なフラグが立つトコだけど
オレには意味ねーぞ!
 まぁいいや、 流れに乗ってそそくさとカリムの背に隠れる。
 ワタシは臆病者ですよぉ~、 低レベルですよぉ~、
だから男に依存して生きるしか能がありませんよぉ~、
でもある日突然ブチ切れたりしますよぉ~、
と、 よくある内向的ラノベ〇〇女全開の演技で。


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