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【ライトノベルとは一体何だ?】

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『ライトノベルによくあるパターン』と言われても、
そもそもの「ライトノベルのイメージ」が曖昧なら
後にワタシが挙げる事例も上手く伝わらないであろう。
 ここで『ライトノベルの定義』について
一から語っても冗長なだけであるから
はっきりと明文化しておく。
『アニメやマンガの小説』が所謂「ライトノベル」である。
 此処に異論を挟む余地はない、
何故ならライトノベルの『挿絵』は
全てアニメやマンガの『絵』であるのだから。
 
 それ故に本格的な『小説』を読まなくても書けるし、
アニメ、マンガ、ゲームだけの知識で書き始める者も
多数存在する。
 その事自体に是非は無い、描き上がった作品が素晴らしければ
誰も文句は言わないからだ。
 しかし小説は『小説の技法』を知らなければのもまた然り。
「ただの文章の羅列」は『小説』ではない。
 よってソレにより生じるリスク、デメリット、マンネリ、
チープさやルーズさなど挙げていけば枚挙に暇がない。
 アニメ、マンガのキャラと云っても「文で表現」する以上
『小説』で在る事に変わりはないのだ、
いな、【空想上の存在】である為
その難易度は更に跳ね上がるかもしれない。
 現に『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』の小説は
軒並み【失敗】しているし、漫画でさえも成功例は数える程度だ。

 故に、安易な気持ちで小説を描く事によって生じる
【悪いパターン】をこれより列挙していく。
 作品を揶揄する事が目的ではない、
【悪い部分】を知ればその事はもうようになるからだ。
 によってソコから想像の翼が拡がる事もある、
『反対事象』を描いて作品のクオリティーを向上させる事も出来る。

 いずれにせよ、共に考え描いてみないか?
真実ほんとうのライトノベル】を――。
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