【シン・ライトノベルによくあるパターン:||】

【宗教的概念】

『使命』という言葉を口走るキャラがいる。
だが元々は【宗教用語】だ、
現実と乖離している概念であり
その『意味』が解っていないと
途端に支離滅裂な言動を取ったり
キャラに一貫性が無くただヒステリックに
「空回り」しているだけという
【カルト】染みた様相を呈する場合も在る。
　コレは作者にその『知識』が無いだけの話であり、
「なんとなくカッコイイから」程度の理由で
【宗教用語】を作品に流用するから起こる失態であろう。

　だからロクに考えず「ソロモン７２柱の “悪魔” 」を
『神』とかに設定してしまうのであり、
ソレ故に【悪魔崇拝】になって作品が破綻していれば世話はない。
【カルト宗教】は “ごく一部の者にしか”
理解されないからカルトなのであり、
皮肉にもごく一部のオタクにしか受けない、
読者が疑問を抱かず『思考停止』に陥っている、
“挿絵” だけを崇拝し批判をするとヒステリックに攻撃してくる、
など余りにも類似点が多過ぎて泣きたくなってくる。

　以前、ラノベに於ける「恋愛」は
『恋愛教』という名の【カルト】であると語った事があるが
上記のような薄っぺらくて杜撰な「設定」もまた
『オタク教』或いは『厨二病』という名の【カルト】なのであろう。
　いずれにせよ『使命』という言葉を使うなら、
読者の『共感』を得られるストーリーにしなければならず、
“他人の為に命を懸ける” なら解るのだが、
それが「世界の存在のバランスを保つ」
とかわけの解らぬ事を抜かしていれば
ソレはただの “莫迦の戯言” にしか聞こえないのである……('A`)