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【加害者教】

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『まともな感覚』を持っている識者諸兄には俄かに信じ難い話かも知れないが、
【凶悪犯罪者】に妙な『幻想』を持っているという輩はいつの時代も一定数存在する。
 以前話した『援助交際』を擁護している者もそうだし、
連続殺人鬼と【獄中結婚】をする阿呆な女も両の指では足らない程にいる。
 嘗て『羊たちの沈黙』に端を発する
“サイコ・サスペンス・ ブーム” が在った為、
その錯誤に更に拍車が掛かったようだ。
過去の猟奇犯罪者や大量殺人鬼にスポットが当たり、
獄中でのTV取材やドキュメンタリー映画の製作、
関連グッズが一般の店舗でも売り出されるようになり、
収監される刑務所には『私も殺して!』
とプラカードを掲げた者共が大挙して群がったと云う――。

 
 此処に殺された『被害者やその遺族の存在』は、
物の見事に消え失せている。
 コレは上記の劣悪な熱狂に浮かされる阿呆とは別に、
『人権派』等と呼ばれる変質嗜好の持ち主も、
直木賞を取った女流作家も全く同じである。
【加害者を擁護し、その反動で被害者を攻撃し始める】
という信じられないほど下等な行動に出るのも
また共通している。



 その悪辣さ、滅裂さは最早完全に虐め、
【犯罪者の論理】であり、“自身の過去の悪行”を
誤魔化して『正当化』したいだけなのでは?
と勘繰りたくすらなってくる。
 いずれにせよその精神レベルは【犯罪者】と同程度なのだから、
互いに『共感シンパシー』が生まれたというのは、
まぁ、一応筋は通っている、
下劣低劣極まりないが。

 不思議なもので、上記のような【最悪】な者ほど
似合いもしないのに『善人』ぶるし、
また臆面もなく『性善説』を本気で信じているから
度し難いモノである。
 そういう意味でも『性善説』の功罪はまた生まれるのであるが
ともあれ、の中で【凶悪犯罪者】は
真実ほんとうは『純粋』な心の持ち主で背中には『羽根』でも生えているのだろう。
 余計にそう感じるのかもしれない。
 正に【醜悪なるナルシズム】としか云い様が無い、
別の言い方をすれば【ダークトライアド(:注)】
としか形容しようが無いのであるが。

 まぁ【悪魔崇拝】という言葉もあるから、
本稿のような莫迦者もどうしても生まれてしまうのであろう。
 ソレを過剰に崇め奉り、異常に『美化』しているのは、
ラノベの「美少女」と同じである。
(崇拝者が“イカレているK N O”というのも……('A`))
 現実の【猟奇犯罪者】に、映画やドラマのような
スタイリッシュでインテリジェンスの有る者は存在しないし、
ヤってる事も知性の欠片も感じさせない、
ただただ稚拙で杜撰で悪虐にまみれただけの代モノである。
 ソノ【汚物のデコレーション】を、随喜の涙を流して
搔き喰らっているのが、表題の愚者達だというだけの話である。
 最早「人間」とは呼べない、地獄の【餓鬼】だと云って良いが。
 そう云えば「ラノベゾンビ」という言葉をある賢者が云っていたが
一体誰であろう?

 
【犯罪】とは莫迦が犯すモノであり、
『利口な者』は犯さないし捕まらない。

注釈:【ダークトライアド】

『“サイコパシー” 共感性の欠如、反社会的な衝動性。
 “ナルシシズム” 誇大性と自尊心の肥大化。
 “マキャベリズム” 他人からの搾取、道徳観の欠如と自己中心的な欺瞞』
以上、人間が 「持たない方がイイ」 と言われる3つの特性。
 
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