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好きだけど、怖い
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しおりを挟む「あ、ちゃーす!秋人くん?」
ニコニコとした満面の笑みで事務所の椅子に腰掛けている男に秋人は唖然とした。
「は?」
「ちょうどよかった。この子今日から入った新人の入江くん」
奥から出てきた瑞稀が、目の前の入江を紹介する。ちょっと待て。どう言うことだ。
「なんで、お前.....」
「え、なにもしかして知り合いだった?」
瑞稀が首を傾げる。
「いや、全然」
即答で答えると、入江はひどーいと椅子から立ち上がって。
「同じ大学の後輩なんですよ~!俺らめっちゃ仲良しで、な!」
いきなり肩を組まれて、思い切り払いのける。
「知らないです、こんな人。てか瑞稀さんアルバイト決まってたんなら先に教えてください」
「ごめん。言おうとは思ってたんだけど、ここのところ忙しくてさ」
「..........」
「よろしくね、秋人くん?」
無理だ。
秋人は入江のことが少ない期間の中でも苦手の対象になっていた。
「それで、悪いんだけど入江くんに仕事教えてほしいんだよね」
「は、長瀬がいるじゃないですか」
「んーあの子はちょっとね」
意味深な言葉に秋人はため息を漏らす。
長瀬は、女じゃないとやる気出ないんだったか。
「.....わかりましたよ」
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