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本編
悪い奴ほど金がある
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人は見掛けによらないとは言うが、これほどこの言葉に信憑性を与える人物も少ないだろう。
どう見ても田舎の農夫か、田舎の学校の用務員か、贔屓目に見積もっても田舎の学校の先生にしか見えなかった。
結局『田舎の』と言う言葉だけは取れないが、それはコンタの訛りのせいかも知れない。
風貌はお洒落とは程遠く、ヨレヨレのシャツにしわくちゃのズボン、ボサボサヘアーとヒョロヒョロの体型。
昭和期なら田舎で理科でも教えていそうな雰囲気だ。
「……おめえがネグラム? 用務員か何かか?」
唯桜が眉根を寄せて尋ねた。
「はっはっはっはっ、違う違う。オラこれでも幹部待遇だあ。ま、みんな最初はアンタと同じ顔をするがね」
コンタは笑ってそう言った。
唯桜は益々疑った。
幹部だと?
この男を暴力組織で幹部に起用するとすれば、金庫番か法律関係に強いインテリが、公権力に対応する役目しか無い。
だとすれば、公権力など無いに等しいこの世界では金庫番でもしていると言う事になる。
「資金管理でも任されてんのか?」
収入役ならギリギリ理解出来なくも無い。
それでも、だったらもう少し良い格好してても良さそうな物だが。
「とんでもねえ。オラ金勘定はあまり得意でねえ。金は天下の回り物だあ。食ってく分だけ有れば十分だよ」
そこまで言うと、コンタは咳払いをした。
「コホン。オラ組織の見廻り役をやってるだ」
「見廻り役ぅ?」
また随分と似合わない役職を拝命しているな。
本当だとすれば、幹部待遇と言うのもあながち嘘では無いのかも知れない。
「縄張りを廻って変わった事はねえか、困った事はねえかを見廻るんだあ」
変わった事はともかく、困った事とは何なのか。
「そりゃあおめえ、町の人達の声に耳を傾けるのも大事な仕事の一つだよ。ネグラムが仕切ってんだあ、お金だって納めてもらってるのに町の人達が困っていたら助けてやらにゃあなるめえ?」
理屈はともかく、犯罪組織の倫理観としてはどうなのか。
搾取し過ぎは確かにいただけないが、市民サービスにここまで気を配る必要があるのかは疑問だ。
まあ、こいつは特別なのかも知れない。
見た目からしてこれで幹部だと言うのだから既に特別感はある。
「……見廻り役が報告に戻って来たって訳か」
唯桜は目の前の建物を見た。
ネグラムの幹部が自ら『職場』と呼ぶからには、ここはネグラムのアジトもしくは出先機関だろう。
ネルソンの野郎もここに居るって訳だ。
唯桜は自然と顔がほころんだ。
借りてた借りに、利息を付けて返してやらなければ気が済まない。
「報告もあるだがね、珍しく招集がかかっちまってよ。何だか知らねえけどもこうして馳せ参じた次第だあ」
唯桜はもうそこには興味が無かった。
早く奴を見付けてぶちのめす。
それだけである。
「じゃあ、早速案内してくれよ」
唯桜が笑った。
犬歯が見えている。笑顔にこんなに迫力が宿るのも珍しい。
コンタは唯桜に対して、何か非凡な物を感じた。
「ま、いっか。ほれ、こっちだ。着いてこ」
コンタがヒョコヒョコ歩き出す。
入り口の見張りがコンタを見て姿勢を正した。
唯桜とマキはその後に着いて内部へと足を踏み入れる。
どこの世界も悪党と言うのは良い建物に居る。
家にしろ事務所にしろそこは同じだ。
悪い事をしなければ金は手に入らないと言う良い見本である。
エントランスを抜けて中庭に出た。
こんな場所まで有るのだ。デカイ筈である。
「コンタ」
突然コンタを呼び止める女の声がした。
振り返るが誰も居ない。
唯桜とマキだけが正しい位置を認識していた。
二回の回廊から女がこっちを見ている。声の主だ。
「思ったより早かったのね。もっとゆっくり来るのかと思ったわ。そちらはお客さん?」
コンタは女を見付けて手を振った。
「やあ、アオイ。久し振りだなあ、元気だったかえ?」
「コンタも元気そうね。ドン・ロッゴがお待ちかねよ。多分、今は自室にいらっしゃる筈よ」
アオイはそう答えて唯桜を見た。
コンタの知り合いにしては随分毛色が違う。
「ドンの所へはお客さんは連れて行けないわよ」
アオイが言う。
「解ってる。こっちはネルソンのお客さんだあ」
紹介されてマキは頭を下げて挨拶をした。
一方、唯桜は相変わらずポケットに手を入れたまま、ふてぶてしい態度でアオイを見上げていた。
ネルソンに客?
未だかつて、アイツを訪ねて来る者など見た事も聞いた事も無い。
他人を見下した唯我独尊な男である。
一見した所、この男も似た印象を受けるのは気のせいではあるまい。
似た者同士なのか。
アオイは違和感を覚えた。
「失礼だけど貴方、ネルソンに何の用かしら?」
唯桜より先にコンタが答える。
「この人はネルソンに借りた物を、わざわざ東ディールから返しにいらっしゃったんだと。律儀な人だなやあ。それに食事も奢って貰ったべや。とっても良い人なんだあ」
そう言ってコンタはコロコロと笑った。
アオイは益々唯桜を不審に思った。
東ディール?
あんな所に知り合いが居るとは聞いた事も無い。
第一あのネルソンが他人に貸しを作るなんて。
そこでアオイは何かに思い至った。
東ディール。ネルソンの部下が見廻りを任されている縄張りだ。
確か今日はそこへ赴いていた筈である。
アオイは二回の回廊から簡単に飛び降りた。
ザッ!
着地すると唯桜の顔を見る。
どう見ても堅気には見えない。
「コンタ。アンタ、とんでもないのを連れて来たわね」
アオイが言った。
どう見ても田舎の農夫か、田舎の学校の用務員か、贔屓目に見積もっても田舎の学校の先生にしか見えなかった。
結局『田舎の』と言う言葉だけは取れないが、それはコンタの訛りのせいかも知れない。
風貌はお洒落とは程遠く、ヨレヨレのシャツにしわくちゃのズボン、ボサボサヘアーとヒョロヒョロの体型。
昭和期なら田舎で理科でも教えていそうな雰囲気だ。
「……おめえがネグラム? 用務員か何かか?」
唯桜が眉根を寄せて尋ねた。
「はっはっはっはっ、違う違う。オラこれでも幹部待遇だあ。ま、みんな最初はアンタと同じ顔をするがね」
コンタは笑ってそう言った。
唯桜は益々疑った。
幹部だと?
この男を暴力組織で幹部に起用するとすれば、金庫番か法律関係に強いインテリが、公権力に対応する役目しか無い。
だとすれば、公権力など無いに等しいこの世界では金庫番でもしていると言う事になる。
「資金管理でも任されてんのか?」
収入役ならギリギリ理解出来なくも無い。
それでも、だったらもう少し良い格好してても良さそうな物だが。
「とんでもねえ。オラ金勘定はあまり得意でねえ。金は天下の回り物だあ。食ってく分だけ有れば十分だよ」
そこまで言うと、コンタは咳払いをした。
「コホン。オラ組織の見廻り役をやってるだ」
「見廻り役ぅ?」
また随分と似合わない役職を拝命しているな。
本当だとすれば、幹部待遇と言うのもあながち嘘では無いのかも知れない。
「縄張りを廻って変わった事はねえか、困った事はねえかを見廻るんだあ」
変わった事はともかく、困った事とは何なのか。
「そりゃあおめえ、町の人達の声に耳を傾けるのも大事な仕事の一つだよ。ネグラムが仕切ってんだあ、お金だって納めてもらってるのに町の人達が困っていたら助けてやらにゃあなるめえ?」
理屈はともかく、犯罪組織の倫理観としてはどうなのか。
搾取し過ぎは確かにいただけないが、市民サービスにここまで気を配る必要があるのかは疑問だ。
まあ、こいつは特別なのかも知れない。
見た目からしてこれで幹部だと言うのだから既に特別感はある。
「……見廻り役が報告に戻って来たって訳か」
唯桜は目の前の建物を見た。
ネグラムの幹部が自ら『職場』と呼ぶからには、ここはネグラムのアジトもしくは出先機関だろう。
ネルソンの野郎もここに居るって訳だ。
唯桜は自然と顔がほころんだ。
借りてた借りに、利息を付けて返してやらなければ気が済まない。
「報告もあるだがね、珍しく招集がかかっちまってよ。何だか知らねえけどもこうして馳せ参じた次第だあ」
唯桜はもうそこには興味が無かった。
早く奴を見付けてぶちのめす。
それだけである。
「じゃあ、早速案内してくれよ」
唯桜が笑った。
犬歯が見えている。笑顔にこんなに迫力が宿るのも珍しい。
コンタは唯桜に対して、何か非凡な物を感じた。
「ま、いっか。ほれ、こっちだ。着いてこ」
コンタがヒョコヒョコ歩き出す。
入り口の見張りがコンタを見て姿勢を正した。
唯桜とマキはその後に着いて内部へと足を踏み入れる。
どこの世界も悪党と言うのは良い建物に居る。
家にしろ事務所にしろそこは同じだ。
悪い事をしなければ金は手に入らないと言う良い見本である。
エントランスを抜けて中庭に出た。
こんな場所まで有るのだ。デカイ筈である。
「コンタ」
突然コンタを呼び止める女の声がした。
振り返るが誰も居ない。
唯桜とマキだけが正しい位置を認識していた。
二回の回廊から女がこっちを見ている。声の主だ。
「思ったより早かったのね。もっとゆっくり来るのかと思ったわ。そちらはお客さん?」
コンタは女を見付けて手を振った。
「やあ、アオイ。久し振りだなあ、元気だったかえ?」
「コンタも元気そうね。ドン・ロッゴがお待ちかねよ。多分、今は自室にいらっしゃる筈よ」
アオイはそう答えて唯桜を見た。
コンタの知り合いにしては随分毛色が違う。
「ドンの所へはお客さんは連れて行けないわよ」
アオイが言う。
「解ってる。こっちはネルソンのお客さんだあ」
紹介されてマキは頭を下げて挨拶をした。
一方、唯桜は相変わらずポケットに手を入れたまま、ふてぶてしい態度でアオイを見上げていた。
ネルソンに客?
未だかつて、アイツを訪ねて来る者など見た事も聞いた事も無い。
他人を見下した唯我独尊な男である。
一見した所、この男も似た印象を受けるのは気のせいではあるまい。
似た者同士なのか。
アオイは違和感を覚えた。
「失礼だけど貴方、ネルソンに何の用かしら?」
唯桜より先にコンタが答える。
「この人はネルソンに借りた物を、わざわざ東ディールから返しにいらっしゃったんだと。律儀な人だなやあ。それに食事も奢って貰ったべや。とっても良い人なんだあ」
そう言ってコンタはコロコロと笑った。
アオイは益々唯桜を不審に思った。
東ディール?
あんな所に知り合いが居るとは聞いた事も無い。
第一あのネルソンが他人に貸しを作るなんて。
そこでアオイは何かに思い至った。
東ディール。ネルソンの部下が見廻りを任されている縄張りだ。
確か今日はそこへ赴いていた筈である。
アオイは二回の回廊から簡単に飛び降りた。
ザッ!
着地すると唯桜の顔を見る。
どう見ても堅気には見えない。
「コンタ。アンタ、とんでもないのを連れて来たわね」
アオイが言った。
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