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四四〇
ギャリギャリギャリギャリギャリッ!
引きずられたカルタスソードが火花を散らす。
「むんっ!」
カルタス渾身の一撃がヴァンパイアを討つ。
「無駄だよ」
ヴァンパイアは軽く身を捻ると、容易く攻撃を避けた。
「止まって見える」
ヴァンパイアがニヤリと笑った。
「るせえ!くたばれ!」
カルタスは剣を持ち帰ると、数発カルタスソードをぶっ放した。
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
ヴァンパイアは腕を十字に組むと、それを正面から受け止める。
「ふふふ。効かんと言っている」
駄目だ、完全にパワーが上がっている。
しかもさっきまでよりも数段上がっているように感じる。
ここまで変わるのか。
ひゅひゅん!
オレコがカルタスの加勢に加わる。
電磁ムチがカルタスの隙を埋めるかの如く、変幻自在にヴァンパイアを追い立てる。
だが。
二人の連携は息が合っている。
しかし、それでも当たらないのだ。
ヴァンパイアの動きが俊敏すぎる。
これもワーキャットの肉体の為せる業か。
「く……!もっと速くなってる!」
オレコに焦りの色が見える。
二人とも攻撃は甘くない。
明らかにヴァンパイアの動きが常軌を逸していた。
「はっはっはっはっは……ムッ?」
二人を翻弄するヴァンパイアの笑いが止まった。
カルタスとオレコの背後から、頭上を越えて俺が飛び掛かったからだ。
「ちっ……!」
ヴァンパイアが慌てて身をよじる。
俺の放った飛び蹴りがヴァンパイアの頬をかすめた。
「調子に乗るな」
「レオぉ……ッ!」
ヴァンパイアの声から、怒りが滲み出る。
「今度こそ殺す。もう逃がさん」
「ふん、二度も不覚はとらぬ!」
俺とヴァンパイアは激しくぶつかり合った。
おかしい。
以前よりも強くなっている気がする。
この身体は銀猫の体。
言わば借り物だ。
万全の状態で無いにもかかわらず、何故こんなにも強さが増しているのか。
「……ふっふっふ。どうした?不思議そうな顔をして」
ヴァンパイアが俺の心を見透かしたように言う。
「……借り物の身体でそれだけやれるとはな。少し侮っていたかもしれん」
それを聞いたヴァンパイアは嬉しそうな顔をした。
「はっはっは。そうだろう?万全な肉体だったなら、君ももうとっくに殺している所だ」
ふん、おしゃべりなヤツめ。
自慢話が大好物だな。
「たまたまだったが運が良い」
何の事だ。
「この女、処女だ」
俺は面食らった。
処女?
何の話だ。
「……さっき噛み殺した女性の事よ」
オレコが言った。
「ほう。物識りだね。そうとも、その女が処女だったと言う話だ。偶然だがね」
そう言ってヴァンパイアが腕で口元を拭った。
そうか、処女の活き血。
俺は初めて理解した。
引きずられたカルタスソードが火花を散らす。
「むんっ!」
カルタス渾身の一撃がヴァンパイアを討つ。
「無駄だよ」
ヴァンパイアは軽く身を捻ると、容易く攻撃を避けた。
「止まって見える」
ヴァンパイアがニヤリと笑った。
「るせえ!くたばれ!」
カルタスは剣を持ち帰ると、数発カルタスソードをぶっ放した。
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
ヴァンパイアは腕を十字に組むと、それを正面から受け止める。
「ふふふ。効かんと言っている」
駄目だ、完全にパワーが上がっている。
しかもさっきまでよりも数段上がっているように感じる。
ここまで変わるのか。
ひゅひゅん!
オレコがカルタスの加勢に加わる。
電磁ムチがカルタスの隙を埋めるかの如く、変幻自在にヴァンパイアを追い立てる。
だが。
二人の連携は息が合っている。
しかし、それでも当たらないのだ。
ヴァンパイアの動きが俊敏すぎる。
これもワーキャットの肉体の為せる業か。
「く……!もっと速くなってる!」
オレコに焦りの色が見える。
二人とも攻撃は甘くない。
明らかにヴァンパイアの動きが常軌を逸していた。
「はっはっはっはっは……ムッ?」
二人を翻弄するヴァンパイアの笑いが止まった。
カルタスとオレコの背後から、頭上を越えて俺が飛び掛かったからだ。
「ちっ……!」
ヴァンパイアが慌てて身をよじる。
俺の放った飛び蹴りがヴァンパイアの頬をかすめた。
「調子に乗るな」
「レオぉ……ッ!」
ヴァンパイアの声から、怒りが滲み出る。
「今度こそ殺す。もう逃がさん」
「ふん、二度も不覚はとらぬ!」
俺とヴァンパイアは激しくぶつかり合った。
おかしい。
以前よりも強くなっている気がする。
この身体は銀猫の体。
言わば借り物だ。
万全の状態で無いにもかかわらず、何故こんなにも強さが増しているのか。
「……ふっふっふ。どうした?不思議そうな顔をして」
ヴァンパイアが俺の心を見透かしたように言う。
「……借り物の身体でそれだけやれるとはな。少し侮っていたかもしれん」
それを聞いたヴァンパイアは嬉しそうな顔をした。
「はっはっは。そうだろう?万全な肉体だったなら、君ももうとっくに殺している所だ」
ふん、おしゃべりなヤツめ。
自慢話が大好物だな。
「たまたまだったが運が良い」
何の事だ。
「この女、処女だ」
俺は面食らった。
処女?
何の話だ。
「……さっき噛み殺した女性の事よ」
オレコが言った。
「ほう。物識りだね。そうとも、その女が処女だったと言う話だ。偶然だがね」
そう言ってヴァンパイアが腕で口元を拭った。
そうか、処女の活き血。
俺は初めて理解した。
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