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五八八
「ブラックナイトはこの程度でなれるのか。オオムカデンダルに挑むなど、夢のまた夢だな」
俺はバルバの手刀を捕まえた。
「な、何をする!?」
「戦いの最中に何を言っている。知った顔だから手加減しろとでも?」
俺は軽々とバルバの手首を捻りあげると、そのまま背後に投げ捨てた。
「ぐっ!」
「甘ったれるな」
はいつくばるバルバを横目に、今度はガイに向かう。
「ガーディアンはまだ対面した事が無いな。本気を見せてみろ」
「ち……言わせておけばっ!」
ガイが大盾を正面に構えて突っ込んで来た。
衛士は攻撃もするがメインでは無い。
ガーディアンになってもそれは変わらないのか。
「シールドタックル!」
大盾が青く光を放つ。
そのまま光に包まれたガイが、盾ごと体当たりを繰り出した。
があんっ!
がががががががががっ!
まるで熊が突っ込んで来たかのような衝撃だ。
そのまま俺を後ろへと押し込める。
踏ん張る足が滑って、上手く押し返せない。
これは、パワー差は関係無いのか。
俺にとっては威力自体たいした物でも無かったが、押されるのを止められないのは驚きだった。
これは初めて見る技だ。
「くっ!」
どんどん三人から離されていく。
だが、だから何だと言うのだ。
ガイがチラリと視線を移す。
俺はその視線の先を追った。
メタルシェル。
コイツ、ソル皇子が狙いか。
俺を引き離してソル皇子を拐わせる、或いは殺すつもりなのかもしれない。
「ちっ、つまらん考えを起こしやがって……」
止められないなら、止める必要は無い。
俺はガイを上から押さえ込むようにして掴まえた。
「何をする!?」
ガイの手から力任せに大盾を引き剥がす。
「あっ!」
もう遅い。
そのまま腰に手を回して、切り株を引っこ抜くが如くガイを頭上へと持ち上げた。
「うおおおあっ!?」
同時に俺の後退も止まった。
「さあ、元の位置まで戻るぞ」
俺は頭上のガイを思い切り元の位置まで放り投げた。
「あああああっ!」
叫び声をあげてガイが宙を舞う。
大きなアーチを描いて、ガイが元の場所へと落ちていった。
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ!
音を発てて地面から数本の鎖が飛び出す。
ルガのクリエイト・トラップで生み出された魔法の鎖だ。
それがガイに巻き付いて、地面ギリギリで落下を防いだ。
なるほど。
やるな。
だが、この程度の実力なら俺を止める事は出来ない。
力の差は十分に伝わっただろうが、さて。
「ガイ、使わざるを得んぞ」
バルバがガイに言った。
「もう使うの?」
ディーレが割って入る。
「殺られてからでは使う機会も無い。出し惜しみしてたら死ぬぞ」
バルバが俺を見据えた。
判っているな。
さすがはモンク、いやセイントか。
しかし、今さら何をやれる事があるのか。
「そのようだな。やるしかないな」
ガイが鎖から降りて再び立ち上がる。
何をする気か知らんが、見せてもらおうか。
「これを見ろ」
ガイが手首を見せた。
何だ。
何が始まる?
手首には特にこれと言った変化は無い。
強いて言えば、ブレスレットか。
俺は四人全員が同じブレスレットをしている事に気が付いた。
「……なんだ?」
「見せてやるぜ、驚いてみろ!」
ガイがブレスレットを反対の手で押さえた。
「装着!」
四人とも同じ行動を取る。
カッ!
一瞬まばゆく光り輝いた。
そして。
「……まさか」
収まった光の中から、全く姿の変わった四人が現れた。
俺はバルバの手刀を捕まえた。
「な、何をする!?」
「戦いの最中に何を言っている。知った顔だから手加減しろとでも?」
俺は軽々とバルバの手首を捻りあげると、そのまま背後に投げ捨てた。
「ぐっ!」
「甘ったれるな」
はいつくばるバルバを横目に、今度はガイに向かう。
「ガーディアンはまだ対面した事が無いな。本気を見せてみろ」
「ち……言わせておけばっ!」
ガイが大盾を正面に構えて突っ込んで来た。
衛士は攻撃もするがメインでは無い。
ガーディアンになってもそれは変わらないのか。
「シールドタックル!」
大盾が青く光を放つ。
そのまま光に包まれたガイが、盾ごと体当たりを繰り出した。
があんっ!
がががががががががっ!
まるで熊が突っ込んで来たかのような衝撃だ。
そのまま俺を後ろへと押し込める。
踏ん張る足が滑って、上手く押し返せない。
これは、パワー差は関係無いのか。
俺にとっては威力自体たいした物でも無かったが、押されるのを止められないのは驚きだった。
これは初めて見る技だ。
「くっ!」
どんどん三人から離されていく。
だが、だから何だと言うのだ。
ガイがチラリと視線を移す。
俺はその視線の先を追った。
メタルシェル。
コイツ、ソル皇子が狙いか。
俺を引き離してソル皇子を拐わせる、或いは殺すつもりなのかもしれない。
「ちっ、つまらん考えを起こしやがって……」
止められないなら、止める必要は無い。
俺はガイを上から押さえ込むようにして掴まえた。
「何をする!?」
ガイの手から力任せに大盾を引き剥がす。
「あっ!」
もう遅い。
そのまま腰に手を回して、切り株を引っこ抜くが如くガイを頭上へと持ち上げた。
「うおおおあっ!?」
同時に俺の後退も止まった。
「さあ、元の位置まで戻るぞ」
俺は頭上のガイを思い切り元の位置まで放り投げた。
「あああああっ!」
叫び声をあげてガイが宙を舞う。
大きなアーチを描いて、ガイが元の場所へと落ちていった。
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ!
音を発てて地面から数本の鎖が飛び出す。
ルガのクリエイト・トラップで生み出された魔法の鎖だ。
それがガイに巻き付いて、地面ギリギリで落下を防いだ。
なるほど。
やるな。
だが、この程度の実力なら俺を止める事は出来ない。
力の差は十分に伝わっただろうが、さて。
「ガイ、使わざるを得んぞ」
バルバがガイに言った。
「もう使うの?」
ディーレが割って入る。
「殺られてからでは使う機会も無い。出し惜しみしてたら死ぬぞ」
バルバが俺を見据えた。
判っているな。
さすがはモンク、いやセイントか。
しかし、今さら何をやれる事があるのか。
「そのようだな。やるしかないな」
ガイが鎖から降りて再び立ち上がる。
何をする気か知らんが、見せてもらおうか。
「これを見ろ」
ガイが手首を見せた。
何だ。
何が始まる?
手首には特にこれと言った変化は無い。
強いて言えば、ブレスレットか。
俺は四人全員が同じブレスレットをしている事に気が付いた。
「……なんだ?」
「見せてやるぜ、驚いてみろ!」
ガイがブレスレットを反対の手で押さえた。
「装着!」
四人とも同じ行動を取る。
カッ!
一瞬まばゆく光り輝いた。
そして。
「……まさか」
収まった光の中から、全く姿の変わった四人が現れた。
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