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六一二
それにしても疑問が残る。
帝国に出来たネオジョルト討伐軍は、邪神プニーフタールを信仰する狂信者集団の筈だ。
九条晃はその一員では無いのか?
オオムカデンダルたちの仇敵なのは判るが、それが何故プニーフタールと結び付くのか。
それが判らない。
レイス、ワイトと共に帝国に入り込んだのなら、九条晃も人間では無いのではないか。
普通の人間はレイスなどと一緒には居られない。
「ガイ、バルバ、ルガ、ディーレ!ジョルトバスターだ!」
九条晃が四人に呼び掛ける。
「応ッ!」
四人がそれに呼応した。
ジョルトバスターはオオムカデンダルには通用していなかった筈だ。
ベクターシードを中心に五人が横一列に並んだ。
腰から例の短剣を抜いて、オオムカデンダルに切っ先を向けた。
「くらえ!ジョルトバスター!」
ベクターシードが叫ぶと同時に、五人の短剣から光線が発射された。
それが途中で交わると、光線の質が明らかに変わった。
「!?」
オオムカデンダルが一瞬息を呑む。
ドドォーンッ!
光線がオオムカデンダルに接触すると、たちまち大爆発が起こった。
俺はとっさにソル皇子の前に立って壁になる。
爆風が嵐のように吹き荒れる。
俺はフィエステリアームの方を見た。
「……危ないなあ。もっとあっちでやって」
フィエステリアームが変身して、両手から光の壁を構築している。
それで爆風を防げるのか。
フィエステリアームより後ろに居る民衆は全員がへたり込んで居たが、被害は全く無かった。
「くっ……!なんだそりゃ……」
オオムカデンダルの声がした。
煙が薄れて姿が現れる。
「おい……!」
俺は驚いて思わず声を発した。
オオムカデンダルが片ひざを付いている。
そんな馬鹿な。
オオムカデンダルが膝を付くなんて初めて見た。
「これでも破壊できないのか。呆れた頑丈さだな」
ベクターシードが驚いたように言った。
「今のは完全版だったんだがな。だが、無傷と言う訳でも無さそうだ。もう一度お見舞いしてやる!」
ベクターシードがそう言うと、四人は再び短剣を揃える。
まずいぞ。
「おい、レオ。手を貸せ」
オオムカデンダルが俺を見た。
俺は言われると同時に走り出した。
オオムカデンダルが俺に手を貸せだと?
そんな事は初めてじゃないか。
「サフィリナックスヒューイット!」
俺は触手を一気に伸ばす。
それを振り回すと、バルバの足元を打ち付けた。
「うわっ!」
突然見えない敵から攻撃を受けてバルバが倒れ込む。
「バルバ!」
ルガが驚いてバルバを支える。
「くそ!クラゲは俺にしか見えていない!」
ベクターシードが舌打ちをする。
そのまま四人を滅多打ちにして、残るベクターシードに襲い掛かった。
「スクリューシェイブクロウ!」
五本の指を立てると、俺はそのままベクターシードに叩きつけた。
ギャイイイイイイイイイイイインッ!
高速回転する手が、ベクターシードの顔面を捉える。
いや、届いていない。
直前で何かに遮られている。
これは、知っているぞ。
「ふふふ、危ないな」
ベクターシードが不敵に笑う。
これは、プロテクションだ。
帝国に出来たネオジョルト討伐軍は、邪神プニーフタールを信仰する狂信者集団の筈だ。
九条晃はその一員では無いのか?
オオムカデンダルたちの仇敵なのは判るが、それが何故プニーフタールと結び付くのか。
それが判らない。
レイス、ワイトと共に帝国に入り込んだのなら、九条晃も人間では無いのではないか。
普通の人間はレイスなどと一緒には居られない。
「ガイ、バルバ、ルガ、ディーレ!ジョルトバスターだ!」
九条晃が四人に呼び掛ける。
「応ッ!」
四人がそれに呼応した。
ジョルトバスターはオオムカデンダルには通用していなかった筈だ。
ベクターシードを中心に五人が横一列に並んだ。
腰から例の短剣を抜いて、オオムカデンダルに切っ先を向けた。
「くらえ!ジョルトバスター!」
ベクターシードが叫ぶと同時に、五人の短剣から光線が発射された。
それが途中で交わると、光線の質が明らかに変わった。
「!?」
オオムカデンダルが一瞬息を呑む。
ドドォーンッ!
光線がオオムカデンダルに接触すると、たちまち大爆発が起こった。
俺はとっさにソル皇子の前に立って壁になる。
爆風が嵐のように吹き荒れる。
俺はフィエステリアームの方を見た。
「……危ないなあ。もっとあっちでやって」
フィエステリアームが変身して、両手から光の壁を構築している。
それで爆風を防げるのか。
フィエステリアームより後ろに居る民衆は全員がへたり込んで居たが、被害は全く無かった。
「くっ……!なんだそりゃ……」
オオムカデンダルの声がした。
煙が薄れて姿が現れる。
「おい……!」
俺は驚いて思わず声を発した。
オオムカデンダルが片ひざを付いている。
そんな馬鹿な。
オオムカデンダルが膝を付くなんて初めて見た。
「これでも破壊できないのか。呆れた頑丈さだな」
ベクターシードが驚いたように言った。
「今のは完全版だったんだがな。だが、無傷と言う訳でも無さそうだ。もう一度お見舞いしてやる!」
ベクターシードがそう言うと、四人は再び短剣を揃える。
まずいぞ。
「おい、レオ。手を貸せ」
オオムカデンダルが俺を見た。
俺は言われると同時に走り出した。
オオムカデンダルが俺に手を貸せだと?
そんな事は初めてじゃないか。
「サフィリナックスヒューイット!」
俺は触手を一気に伸ばす。
それを振り回すと、バルバの足元を打ち付けた。
「うわっ!」
突然見えない敵から攻撃を受けてバルバが倒れ込む。
「バルバ!」
ルガが驚いてバルバを支える。
「くそ!クラゲは俺にしか見えていない!」
ベクターシードが舌打ちをする。
そのまま四人を滅多打ちにして、残るベクターシードに襲い掛かった。
「スクリューシェイブクロウ!」
五本の指を立てると、俺はそのままベクターシードに叩きつけた。
ギャイイイイイイイイイイイインッ!
高速回転する手が、ベクターシードの顔面を捉える。
いや、届いていない。
直前で何かに遮られている。
これは、知っているぞ。
「ふふふ、危ないな」
ベクターシードが不敵に笑う。
これは、プロテクションだ。
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