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六六七
ビイイイイィィィ……ン
羽音を鳴らしてオニヤンマイザーが飛び立つ。
いきなり最高速度か。
初動からマックスの速度で急上昇していく。
そして。
「どこへ行く気だ」
オニヤンマイザーはあっという間にジャバウォックを追い抜いた。
行く手を塞ぐようにジャバウォックに立ちはだかる。
「凄え……」
俺はオニヤンマイザーに見入った。
蜻蛉洲はほとんど戦闘をしない。
全くと言う訳でも無いが、オオムカデンダルのような戦闘を喜びとするタイプでは無かった。
しなくても良い戦闘はオオムカデンダルに譲っている節さえある。
同じ幹部なのだから強い事は判っているが、本格的に戦う姿を見てオオムカデンダルとはまた違った強さを感じていた。
「キシャアアアア!ルロロロロロロ……」
まただ。
またあの鳴き方。
古代語で詠唱している。
バサッ!バサッ!
ひゅんひゅんひゅん!
ジャバウォックが羽ばたくと、突風が巻き起こった。
そしてその風の中に拳大の石つぶてが混じっていた。
なんだそりゃ。
それも魔法なのか。
オニヤンマイザーは突風の中でも微動だにしない。
連続で飛んでくる石つぶても全て手で払いのけた。
「つまらん。もっと凄いのを見せてみろ」
オニヤンマイザーが払いのけた石が目の前に落ちてきた。
俺はそれを拾い上げた。
「これは……燃えている!?」
石つぶては熱く焼けていた。
火山の火口から飛び出してきた溶岩が冷え固まったような石だった。
こんなの食らったら、人間以外でも死ぬぞ。
俺は空を見上げた。
オニヤンマイザーは攻撃せずにジャバウォックの次の攻撃を待っているように見えた。
「ブルルルアアッッ!ヒヒヒヒーンッ!」
倒れていたヒポグリフが立ち上がる。
コイツもしつこいな。
オニヤンマイザーを空に見つけると、ヒポグリフも翼を羽ばたかせて空へと駆け出す。
二対一か。
俺はオニヤンマイザーに加勢しようとした。
しかし、空の相手に何が出来るのか。
「ブルルルアアッッ!」
ヒポグリフが頭から突っ込んで行く。
「体当たりなど芸の無い」
オニヤンマイザーはヒポグリフの首を片手で掴まえた。
「ヒヒヒヒーンッ!」
ヒポグリフが暴れる。
「キシャアアアア!」
お構いなしにジャバウォックが魔方陣を展開した。
またあの光の雨か。
ひゅばばばばばばばば!
「ふん」
オニヤンマイザーはヒポグリフを盾にすると、光の雨を受けきった。
「ヒヒヒヒーンッ!」
ヒポグリフの断末魔が轟く。
オニヤンマイザーは用済みとばかりにヒポグリフを投げ捨てた。
「芸が尽きたなら僕の番としよう」
オニヤンマイザーがそう言うと、全身から銃口が現れる。
口、両肩、両胸、腹、両腰、両膝、そして両腕の甲から実に十二門。
「手加減はしてやる。大事なサンプルだからな」
ドバラタタタタタタタッ!
ヴィィィィィィ……ンンッ!
激しい発射音と機械音が混ざり合って辺りに響き渡る。
兵士たちは耳を塞いで、目を見開いた。
「な、な、な、何事だあ!?」
「こ、この世の終わりか!?」
全身から発射された銃弾を浴びて、ジャバウォックはゆっくりと堕ちて行った。
羽音を鳴らしてオニヤンマイザーが飛び立つ。
いきなり最高速度か。
初動からマックスの速度で急上昇していく。
そして。
「どこへ行く気だ」
オニヤンマイザーはあっという間にジャバウォックを追い抜いた。
行く手を塞ぐようにジャバウォックに立ちはだかる。
「凄え……」
俺はオニヤンマイザーに見入った。
蜻蛉洲はほとんど戦闘をしない。
全くと言う訳でも無いが、オオムカデンダルのような戦闘を喜びとするタイプでは無かった。
しなくても良い戦闘はオオムカデンダルに譲っている節さえある。
同じ幹部なのだから強い事は判っているが、本格的に戦う姿を見てオオムカデンダルとはまた違った強さを感じていた。
「キシャアアアア!ルロロロロロロ……」
まただ。
またあの鳴き方。
古代語で詠唱している。
バサッ!バサッ!
ひゅんひゅんひゅん!
ジャバウォックが羽ばたくと、突風が巻き起こった。
そしてその風の中に拳大の石つぶてが混じっていた。
なんだそりゃ。
それも魔法なのか。
オニヤンマイザーは突風の中でも微動だにしない。
連続で飛んでくる石つぶても全て手で払いのけた。
「つまらん。もっと凄いのを見せてみろ」
オニヤンマイザーが払いのけた石が目の前に落ちてきた。
俺はそれを拾い上げた。
「これは……燃えている!?」
石つぶては熱く焼けていた。
火山の火口から飛び出してきた溶岩が冷え固まったような石だった。
こんなの食らったら、人間以外でも死ぬぞ。
俺は空を見上げた。
オニヤンマイザーは攻撃せずにジャバウォックの次の攻撃を待っているように見えた。
「ブルルルアアッッ!ヒヒヒヒーンッ!」
倒れていたヒポグリフが立ち上がる。
コイツもしつこいな。
オニヤンマイザーを空に見つけると、ヒポグリフも翼を羽ばたかせて空へと駆け出す。
二対一か。
俺はオニヤンマイザーに加勢しようとした。
しかし、空の相手に何が出来るのか。
「ブルルルアアッッ!」
ヒポグリフが頭から突っ込んで行く。
「体当たりなど芸の無い」
オニヤンマイザーはヒポグリフの首を片手で掴まえた。
「ヒヒヒヒーンッ!」
ヒポグリフが暴れる。
「キシャアアアア!」
お構いなしにジャバウォックが魔方陣を展開した。
またあの光の雨か。
ひゅばばばばばばばば!
「ふん」
オニヤンマイザーはヒポグリフを盾にすると、光の雨を受けきった。
「ヒヒヒヒーンッ!」
ヒポグリフの断末魔が轟く。
オニヤンマイザーは用済みとばかりにヒポグリフを投げ捨てた。
「芸が尽きたなら僕の番としよう」
オニヤンマイザーがそう言うと、全身から銃口が現れる。
口、両肩、両胸、腹、両腰、両膝、そして両腕の甲から実に十二門。
「手加減はしてやる。大事なサンプルだからな」
ドバラタタタタタタタッ!
ヴィィィィィィ……ンンッ!
激しい発射音と機械音が混ざり合って辺りに響き渡る。
兵士たちは耳を塞いで、目を見開いた。
「な、な、な、何事だあ!?」
「こ、この世の終わりか!?」
全身から発射された銃弾を浴びて、ジャバウォックはゆっくりと堕ちて行った。
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