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七一二
それ以外?
それ以外って何だよ。
人間でも無く、動物でも無い。
生体反応があると言うなら無機物でも無い。
モンスター?
「そうだろうな。普通の生物とモンスターを区別して反映させるってのは難しいんだぜ?」
オオムカデンダルが得意気に言う。
専門的な事を俺に言われても困るが。
しかし。
俺はモニターに映し出されたモンスターの数を、改めて眺めた。
なんて数だ。
王国の外周を取り囲むように、おびただしい数の光点が光っている。
「これ、王国が危機に瀕しているのか……」
俺は思わず呟いた。
「たぶん違うな」
違う?
「これは王国側の戦力と見た方が良いな」
王国の戦力だと。
これ全部王国が飼っているのか。
「飼っているかどうかは知らんが、何らかの方法で使役しているんだろ。ま、心当たりは一人しか居ないが」
ヴァルキリーか。
こんな事も出来るのか。
「そりゃあお前、自称神様の尖兵だぞ?このくらい非常識でも俺は驚かんぞ」
自称ではない。
ヴァルキリーは神の尖兵だと昔から言われている。
それに非常識なのはアンタも負けていない。
「まさか、この軍勢で西の繁華街を取るつもりなのか……」
「両方だろ」
「両方?」
「西の繁華街も取るし、俺たちとも雌雄を決しようって訳だ。邪魔だもんな、俺たち」
オオムカデンダルが他人事のように言った。
俺たちを潰すって。
ここに表示されているのは光点だけだ。
中身までは判らない。
モンスターの大軍。
普通に考え付くのはコボルト等の比較的数が揃えられそうで統制の取りやすそうな種族か。
人型のモンスターは人間の代わりとしては使いやすいだろうな。
とすると、ゴブリンやオークなんかも居るかもしれない。
さすがにアンデッドは使いにくいと思うが、どうだろう。
ヴァルキリーが使役するにはイメージが湧かないが。
「人間の兵ならたいした数では無いが、モンスターだと力も強いしどんな能力を持った奴が居るかも判らんしな。一応警戒しておけ」
オオムカデンダルはそう言って、またクルクルと椅子を回転させた。
モンスターがこの数でまとまっているなんて、冒険者をやっていても見た事が無い。
これは国家が全力で対応する、そんなレベルだ。
それでも勝ち目があるかは判らない。
負ければ人類全滅くらいの、そう言う数だ。
「これが俺たちに……」
カルタスの声が震えている。
無理も無い。
こんなの世界の終わりの光景にしか見えない。
「カルタス様……」
トラゴスがカルタスの腕をそっと掴まえた。
「これ……いくらネオジョルトの戦闘員でもさすがに手に負えないんじゃないか?」
俺はオオムカデンダルに言った。
「問題ない。戦闘員は後方支援に周ってもらう。おばちゃんたちに死ねとは言いたくないからな」
俺は少し安堵した。
しかし、それでは益々不利になるのも明らかだ。
「ま、こう言う時こそ幹部の出番だろ。あ、お前も出るんだぞ」
判っている。
黙って見ていられる訳無いだろ。
「ま、俺たち全員なら何とかなるさ」
オオムカデンダルはハッキリとそう言った。
それ以外って何だよ。
人間でも無く、動物でも無い。
生体反応があると言うなら無機物でも無い。
モンスター?
「そうだろうな。普通の生物とモンスターを区別して反映させるってのは難しいんだぜ?」
オオムカデンダルが得意気に言う。
専門的な事を俺に言われても困るが。
しかし。
俺はモニターに映し出されたモンスターの数を、改めて眺めた。
なんて数だ。
王国の外周を取り囲むように、おびただしい数の光点が光っている。
「これ、王国が危機に瀕しているのか……」
俺は思わず呟いた。
「たぶん違うな」
違う?
「これは王国側の戦力と見た方が良いな」
王国の戦力だと。
これ全部王国が飼っているのか。
「飼っているかどうかは知らんが、何らかの方法で使役しているんだろ。ま、心当たりは一人しか居ないが」
ヴァルキリーか。
こんな事も出来るのか。
「そりゃあお前、自称神様の尖兵だぞ?このくらい非常識でも俺は驚かんぞ」
自称ではない。
ヴァルキリーは神の尖兵だと昔から言われている。
それに非常識なのはアンタも負けていない。
「まさか、この軍勢で西の繁華街を取るつもりなのか……」
「両方だろ」
「両方?」
「西の繁華街も取るし、俺たちとも雌雄を決しようって訳だ。邪魔だもんな、俺たち」
オオムカデンダルが他人事のように言った。
俺たちを潰すって。
ここに表示されているのは光点だけだ。
中身までは判らない。
モンスターの大軍。
普通に考え付くのはコボルト等の比較的数が揃えられそうで統制の取りやすそうな種族か。
人型のモンスターは人間の代わりとしては使いやすいだろうな。
とすると、ゴブリンやオークなんかも居るかもしれない。
さすがにアンデッドは使いにくいと思うが、どうだろう。
ヴァルキリーが使役するにはイメージが湧かないが。
「人間の兵ならたいした数では無いが、モンスターだと力も強いしどんな能力を持った奴が居るかも判らんしな。一応警戒しておけ」
オオムカデンダルはそう言って、またクルクルと椅子を回転させた。
モンスターがこの数でまとまっているなんて、冒険者をやっていても見た事が無い。
これは国家が全力で対応する、そんなレベルだ。
それでも勝ち目があるかは判らない。
負ければ人類全滅くらいの、そう言う数だ。
「これが俺たちに……」
カルタスの声が震えている。
無理も無い。
こんなの世界の終わりの光景にしか見えない。
「カルタス様……」
トラゴスがカルタスの腕をそっと掴まえた。
「これ……いくらネオジョルトの戦闘員でもさすがに手に負えないんじゃないか?」
俺はオオムカデンダルに言った。
「問題ない。戦闘員は後方支援に周ってもらう。おばちゃんたちに死ねとは言いたくないからな」
俺は少し安堵した。
しかし、それでは益々不利になるのも明らかだ。
「ま、こう言う時こそ幹部の出番だろ。あ、お前も出るんだぞ」
判っている。
黙って見ていられる訳無いだろ。
「ま、俺たち全員なら何とかなるさ」
オオムカデンダルはハッキリとそう言った。
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