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七一三
「二四時間体制で監視しているから問題は無いぞ。それまで自由時間だ」
自由時間なんて呑気にしてる場合か。
「慌てても寝てても状況は変わらん。戦闘の準備だけはしておけ」
オオムカデンダルはそう言うと、カルタスの皿から果物を一つつまんで、そのまま部屋から出て行ってしまった。
「相変わらず余裕ね」
オレコが敬服したように言った。
「俺たちも出るぞ」
カルタスが葡萄を房ごと口へ放り込みながら、俺に言った。
お前は熊か。
「ああ」
俺は返事を返したが、正直生身ではあの数はキツかろう。
モンスターの内容が高レベルだった場合、とても戦闘には加われない
彼らは俺と違って、簡単に死んでしまう。
ここは改造人間の役割だ。
彼らは支援に周ってもらう。
「さ、オオムカデンダルもああ言っていた事だし、俺も少し休むぞ」
俺はそう言うと、半ば無理やり部屋で休んだ。
別に疲れてなどいないが、やる事も無いのだ。
それからどのくらい経っただろうか。
突然、管理人の声が聞こえた。
ウトウトしていた俺は、その瞬間に跳ね起きた。
来たか。
俺は足早に広間へと向かった。
中にはオオムカデンダルが居る。
後は続々と全員が集まってきた。
「さ、てな訳で王国のモンスター軍団が襲来する訳だが……」
オオムカデンダルが全員の顔を見渡した。
「俺たち幹部四人がやる。お前らは補欠だ」
補欠?
俺もか?
「馬鹿野郎。お前は改造人間組だ。こっち側だよ」
オオムカデンダルが呆れたように言った。
アンタが幹部四人だと言ったんじゃないか。
「俺たちが討ち漏らしたモンスターが居れば、そいつらの掃討はお前たちでやってくれ」
「お任せ下さい」
オレコが言った。
「防衛戦は楽で良いよな。やる事もハッキリしてるし」
オオムカデンダルが気楽な事を言った。
普通は決死の覚悟で迎え撃つ物だと思うが。
「攻めるより守る方が簡単なんだよ」
オオムカデンダルはそう言ったが、あのモンスターの大群を見て、そんな風にはとても言えない。
「敵軍、進軍を開始しました。数、一〇万」
一〇万だと。
モンスターが一〇万匹。
想像も付かない。
人間でも一〇万人は見た事が無い。
いや、他のどの生物でも一〇万は見た事が無い。
モニターにその映像が映し出される。
「なんだ……こりゃ」
カルタスが言葉を失う。
ガイたちも同様にモニターをただ見つめていた。
地平線を埋め尽くさんばかりのモンスターの数。
空にも飛行型のモンスターが密集していて、地平線との境目が判らなくなっている。
「……あれ、全部モンスター?」
ルガが震える声で言った。
「おい……あれ」
ガイがモニターを指差す。
飛行モンスターの中に、巨大な物が混じっている。
「ワイバーン……!」
飛竜だと。
オオムカデンダルでさえ苦戦した龍の眷族が数匹確認できる。
俺はさすがに狼狽した。
「苦戦なんかしてない」
オオムカデンダルが俺の言葉を否定した。
「倒したしな!」
どこで負けず嫌いを発揮しているんだ。
そんな場合か。
「だからお前らは留守番なんだよ。今から駆除してくるから、よーく見とけよ」
オオムカデンダルはそう言うと、広間から出て行った。
蜻蛉洲、令子、フィエステリアームがそれに続く。
本当に五人でやれるのか。
俺は不安を飲み込んで後に続いた。
自由時間なんて呑気にしてる場合か。
「慌てても寝てても状況は変わらん。戦闘の準備だけはしておけ」
オオムカデンダルはそう言うと、カルタスの皿から果物を一つつまんで、そのまま部屋から出て行ってしまった。
「相変わらず余裕ね」
オレコが敬服したように言った。
「俺たちも出るぞ」
カルタスが葡萄を房ごと口へ放り込みながら、俺に言った。
お前は熊か。
「ああ」
俺は返事を返したが、正直生身ではあの数はキツかろう。
モンスターの内容が高レベルだった場合、とても戦闘には加われない
彼らは俺と違って、簡単に死んでしまう。
ここは改造人間の役割だ。
彼らは支援に周ってもらう。
「さ、オオムカデンダルもああ言っていた事だし、俺も少し休むぞ」
俺はそう言うと、半ば無理やり部屋で休んだ。
別に疲れてなどいないが、やる事も無いのだ。
それからどのくらい経っただろうか。
突然、管理人の声が聞こえた。
ウトウトしていた俺は、その瞬間に跳ね起きた。
来たか。
俺は足早に広間へと向かった。
中にはオオムカデンダルが居る。
後は続々と全員が集まってきた。
「さ、てな訳で王国のモンスター軍団が襲来する訳だが……」
オオムカデンダルが全員の顔を見渡した。
「俺たち幹部四人がやる。お前らは補欠だ」
補欠?
俺もか?
「馬鹿野郎。お前は改造人間組だ。こっち側だよ」
オオムカデンダルが呆れたように言った。
アンタが幹部四人だと言ったんじゃないか。
「俺たちが討ち漏らしたモンスターが居れば、そいつらの掃討はお前たちでやってくれ」
「お任せ下さい」
オレコが言った。
「防衛戦は楽で良いよな。やる事もハッキリしてるし」
オオムカデンダルが気楽な事を言った。
普通は決死の覚悟で迎え撃つ物だと思うが。
「攻めるより守る方が簡単なんだよ」
オオムカデンダルはそう言ったが、あのモンスターの大群を見て、そんな風にはとても言えない。
「敵軍、進軍を開始しました。数、一〇万」
一〇万だと。
モンスターが一〇万匹。
想像も付かない。
人間でも一〇万人は見た事が無い。
いや、他のどの生物でも一〇万は見た事が無い。
モニターにその映像が映し出される。
「なんだ……こりゃ」
カルタスが言葉を失う。
ガイたちも同様にモニターをただ見つめていた。
地平線を埋め尽くさんばかりのモンスターの数。
空にも飛行型のモンスターが密集していて、地平線との境目が判らなくなっている。
「……あれ、全部モンスター?」
ルガが震える声で言った。
「おい……あれ」
ガイがモニターを指差す。
飛行モンスターの中に、巨大な物が混じっている。
「ワイバーン……!」
飛竜だと。
オオムカデンダルでさえ苦戦した龍の眷族が数匹確認できる。
俺はさすがに狼狽した。
「苦戦なんかしてない」
オオムカデンダルが俺の言葉を否定した。
「倒したしな!」
どこで負けず嫌いを発揮しているんだ。
そんな場合か。
「だからお前らは留守番なんだよ。今から駆除してくるから、よーく見とけよ」
オオムカデンダルはそう言うと、広間から出て行った。
蜻蛉洲、令子、フィエステリアームがそれに続く。
本当に五人でやれるのか。
俺は不安を飲み込んで後に続いた。
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