1 / 6
1、 街を彷徨い……
しおりを挟む
まだまだ肌寒い初春の日の日暮れ時、マリアは王都の街をとぼとぼと歩いていた。
グゥ
お腹が鳴った。
いつもだったら夕飯を食べている時間だ。それなのに1人街を歩いているのは母親と喧嘩をして家を追い出されたからだ。
喧嘩のきっかけは他愛もないことだった。夕飯のおかずを何にするか、それだけの話だったにも関わらずいつの間にかヒートアップしていた。
(お腹が空いたなぁ)
今マリアの頭の中にあるのは食事のことだけだった。今晩寝る場所の心配はまったくしていない。いや、していないのではなく、今差し迫った問題が食事のことだからだ。
「おや、お嬢さん。どうかしましたか?」
マリアが顔を上げると人のよさそうな商人の格好をした中年の男が立っていた。
もしかしたら自分に呼びかけたのではないのではないかと、キョロキョロと辺りを見回してみるが他に人はいない。
「……私?」
「ええ。どうかされましたか?」
普段のマリアだったら知らない男などとは喋らない。迷いなく逃げる。だが今は空腹。正常な判断力などなかった。
「……お腹が……空いて……」
だからこそ恥ずかしそうなはにかんだような笑顔でそう告げ、
「……それはそれは。もしよろしければお食事をご馳走致しましょうか?」
「ホント!?」
満面の笑みで素直に喜んだ。
もし少しでも正常な判断さえできれば男の瞳に宿る黒い光に気づかないまでも、僅かでも怪しいと感じ取れたかもしれない。
だがそれももしもの話。マリアは誘われるままに男についていってしまった。
「……わぁ~」
マリアは感嘆の声をあげた。
案内されたのはとある商会の一室。そのテーブルにはマリアが今まで見たこともないほど豪華な食事が並んでいた。
ふわふわの白パンは平民の中でも中流層とは言っても下流に近い暮らしをしていたマリアには憧れるだけで実際に口にする機会などなかった。ムレケ(ミルク)たっぷりのケルーメスチェー(クリームシチュー)には豪勢にも何かの肉がこれまたたっぷりと。その隣に並んだサラダは瑞々しいロチセ(レタス)が使われ、いつも萎びかけたものしか見たことがないマリアには新鮮だった。
「この野菜って何?」
サラダに一緒に使われていた野菜に至っては、見たことすらもなかった。
「それはパトパ(ジャガイモ)とキィラッタ(ニンジン)、それからアヌアン(タマネギ)です」
ものが集まる王都では然程珍しい品ではない。
「……じゃあこっちのお肉は?」
次に指さしたのはメインのセトーク(ステーキ)。
「それはオークの肉です。ちなみにスープに入っている肉も、部位は違いますが同じオーク肉ですよ」
「……へぇ~」
マリアはキラキラした目で料理の乗ったテーブルを見つめた。
「……お好きなだけ食べてください。残してももったいないですから」
「うん!」
お許しが出るや否や、マリアは夢中で料理を頬張り始めた。
(美味しい~)
だがそれは言葉にはならなかった。言葉にすることすらも忘れてマリアは食べ続けた。
そんなマリアを男は微笑みながら見ていた。
およそ20分後、皿の中身はほとんど空になっていた。
「……満足していただけましたか?」
「うん! とっても美味しかった」
マリアの笑顔に、それは良かったと男も微笑んだ。
「……でもなんでここまでしてくれるの?」
満腹になったことで判断能力が戻ってきていた。
「……なんで、とは?」
「……だって普通は見返りを求めるものなんでしょう?」
じっと男を見つめる眼差しには8歳、いやもうじき9歳になる少女のものとは思えないほど知性に満ちていた。
「でも私、そんなものは払えないもの」
「……見返りとはどのようなものを想像しているのでしょう?」
「えっ? それは……お金とか?」
「……それ以外にもありますよ」
男は優しく微笑んだ。
「えっ? 何?」
そう言いながらマリアは眠くなってきたのか大きな欠伸をした。
「……それはですね」
マリアはこれ以上先を聞きたくないと思った。何かがおかしいとようやく気づいた。
「労働。つまりは身体ですよ」
その言葉を耳にしたのを最後に、マリアの意識は闇に沈んでいった。
◇◆◇
ピチョン
どこか遠くで水の垂れる音がした。
ピチョン
再度もう1度響く。
「……うぅ」
マリアはそんな水の音で目を覚ました。
「……ここは?」
最初に目に入ってきたのは規則的に並んだ金属製の棒と漆黒の闇。
身を起こせば首元でチャラリと音がした。慌てて首元に手をやればそこには金属製の首輪があった。ほつれが目立ってきて、そろそろ新しいものを買わなければいけないと思っていた服も、ぼろ布のようなさらにみすぼらしいものに変わっている。
「何これ?」
辺りを見渡せば三方は白い石でできた壁で囲まれている。上を見上げれば同じく石製の天井。
簡単に言えば牢の中だった。
「……私、確かお母さんに家を追い出されて……」
徐々に昨夜の記憶が蘇ってきた。
「商人のおじさんにご飯をご馳走になって……そうだ、食べ終わった後に話していて……」
その後の記憶がなかった。
『……それはですね、労働。つまりは身体ですよ』
男の最後の言葉が脳裏に蘇えった。
(見返りが労働? 身体? どういうこと?)
男の言葉を正確に理解するにはマリアにはあまりに知識がなさすぎた。
同じ言葉だけが頭の中をグルグル回る。
「おや、目が覚めたようですね」
不意にかけられた言葉にマリアは飛び上がりそうになった。
慌てて声のした方を見れば、男が記憶と寸分違わぬ姿で鉄の柱の向こうに立っていた。
「……ここはどこ?」
マリアは齢に似合わない冷静さで対応した。
「……おや、もっと泣き叫ぶとかするのかと思いましたよ」
男は本当に意外そうにそう呟いた。
「ここはどこって訊いてるの!」
話を逸らす男に、マリアは思わず大声を出した。
「……なかなか威勢が良い。ここがどこかという話でしたね? ここは私の商会の地下です」
「……地下?」
「ええ」
「私をどうする気?」
マリアは少しでも情報を集めようとした。
「……見た目にそぐわず聡明なあなたなら想像がついているのでは?」
男は微笑んだ。だがそれはすでにマリアには胡散臭いものでしかなかった。
「……労働、身体。それにこの服……まさか」
加えて商会と地下牢。マリアには心当たりが1つしかなかった。
「……奴隷」
それは他の者に聞こえるかどうか微妙な、本当に小さな呟き。だがその言葉を男は正しく拾い上げた。
「正解です」
肯定されてもマリアは少しも嬉しくなかった。
「……私を売る気?」
寧ろ死刑宣告に等しかった。
「ええ。それが商売ですから」
男は迷いなく頷き、あなたなら良い買い手がつくだろうと言って去っていった。
奴隷。それも幼い子どもの行く末などほとんど1つしかない。鉱山での強制労働。そこで使い捨てにされる。
「……どうして」
小さく呟いたその言葉を今度は聞く者はいなかった。
ピチョン
その代わりにマリアの頬から小さな雫が静かに流れ落ちた。
グゥ
お腹が鳴った。
いつもだったら夕飯を食べている時間だ。それなのに1人街を歩いているのは母親と喧嘩をして家を追い出されたからだ。
喧嘩のきっかけは他愛もないことだった。夕飯のおかずを何にするか、それだけの話だったにも関わらずいつの間にかヒートアップしていた。
(お腹が空いたなぁ)
今マリアの頭の中にあるのは食事のことだけだった。今晩寝る場所の心配はまったくしていない。いや、していないのではなく、今差し迫った問題が食事のことだからだ。
「おや、お嬢さん。どうかしましたか?」
マリアが顔を上げると人のよさそうな商人の格好をした中年の男が立っていた。
もしかしたら自分に呼びかけたのではないのではないかと、キョロキョロと辺りを見回してみるが他に人はいない。
「……私?」
「ええ。どうかされましたか?」
普段のマリアだったら知らない男などとは喋らない。迷いなく逃げる。だが今は空腹。正常な判断力などなかった。
「……お腹が……空いて……」
だからこそ恥ずかしそうなはにかんだような笑顔でそう告げ、
「……それはそれは。もしよろしければお食事をご馳走致しましょうか?」
「ホント!?」
満面の笑みで素直に喜んだ。
もし少しでも正常な判断さえできれば男の瞳に宿る黒い光に気づかないまでも、僅かでも怪しいと感じ取れたかもしれない。
だがそれももしもの話。マリアは誘われるままに男についていってしまった。
「……わぁ~」
マリアは感嘆の声をあげた。
案内されたのはとある商会の一室。そのテーブルにはマリアが今まで見たこともないほど豪華な食事が並んでいた。
ふわふわの白パンは平民の中でも中流層とは言っても下流に近い暮らしをしていたマリアには憧れるだけで実際に口にする機会などなかった。ムレケ(ミルク)たっぷりのケルーメスチェー(クリームシチュー)には豪勢にも何かの肉がこれまたたっぷりと。その隣に並んだサラダは瑞々しいロチセ(レタス)が使われ、いつも萎びかけたものしか見たことがないマリアには新鮮だった。
「この野菜って何?」
サラダに一緒に使われていた野菜に至っては、見たことすらもなかった。
「それはパトパ(ジャガイモ)とキィラッタ(ニンジン)、それからアヌアン(タマネギ)です」
ものが集まる王都では然程珍しい品ではない。
「……じゃあこっちのお肉は?」
次に指さしたのはメインのセトーク(ステーキ)。
「それはオークの肉です。ちなみにスープに入っている肉も、部位は違いますが同じオーク肉ですよ」
「……へぇ~」
マリアはキラキラした目で料理の乗ったテーブルを見つめた。
「……お好きなだけ食べてください。残してももったいないですから」
「うん!」
お許しが出るや否や、マリアは夢中で料理を頬張り始めた。
(美味しい~)
だがそれは言葉にはならなかった。言葉にすることすらも忘れてマリアは食べ続けた。
そんなマリアを男は微笑みながら見ていた。
およそ20分後、皿の中身はほとんど空になっていた。
「……満足していただけましたか?」
「うん! とっても美味しかった」
マリアの笑顔に、それは良かったと男も微笑んだ。
「……でもなんでここまでしてくれるの?」
満腹になったことで判断能力が戻ってきていた。
「……なんで、とは?」
「……だって普通は見返りを求めるものなんでしょう?」
じっと男を見つめる眼差しには8歳、いやもうじき9歳になる少女のものとは思えないほど知性に満ちていた。
「でも私、そんなものは払えないもの」
「……見返りとはどのようなものを想像しているのでしょう?」
「えっ? それは……お金とか?」
「……それ以外にもありますよ」
男は優しく微笑んだ。
「えっ? 何?」
そう言いながらマリアは眠くなってきたのか大きな欠伸をした。
「……それはですね」
マリアはこれ以上先を聞きたくないと思った。何かがおかしいとようやく気づいた。
「労働。つまりは身体ですよ」
その言葉を耳にしたのを最後に、マリアの意識は闇に沈んでいった。
◇◆◇
ピチョン
どこか遠くで水の垂れる音がした。
ピチョン
再度もう1度響く。
「……うぅ」
マリアはそんな水の音で目を覚ました。
「……ここは?」
最初に目に入ってきたのは規則的に並んだ金属製の棒と漆黒の闇。
身を起こせば首元でチャラリと音がした。慌てて首元に手をやればそこには金属製の首輪があった。ほつれが目立ってきて、そろそろ新しいものを買わなければいけないと思っていた服も、ぼろ布のようなさらにみすぼらしいものに変わっている。
「何これ?」
辺りを見渡せば三方は白い石でできた壁で囲まれている。上を見上げれば同じく石製の天井。
簡単に言えば牢の中だった。
「……私、確かお母さんに家を追い出されて……」
徐々に昨夜の記憶が蘇ってきた。
「商人のおじさんにご飯をご馳走になって……そうだ、食べ終わった後に話していて……」
その後の記憶がなかった。
『……それはですね、労働。つまりは身体ですよ』
男の最後の言葉が脳裏に蘇えった。
(見返りが労働? 身体? どういうこと?)
男の言葉を正確に理解するにはマリアにはあまりに知識がなさすぎた。
同じ言葉だけが頭の中をグルグル回る。
「おや、目が覚めたようですね」
不意にかけられた言葉にマリアは飛び上がりそうになった。
慌てて声のした方を見れば、男が記憶と寸分違わぬ姿で鉄の柱の向こうに立っていた。
「……ここはどこ?」
マリアは齢に似合わない冷静さで対応した。
「……おや、もっと泣き叫ぶとかするのかと思いましたよ」
男は本当に意外そうにそう呟いた。
「ここはどこって訊いてるの!」
話を逸らす男に、マリアは思わず大声を出した。
「……なかなか威勢が良い。ここがどこかという話でしたね? ここは私の商会の地下です」
「……地下?」
「ええ」
「私をどうする気?」
マリアは少しでも情報を集めようとした。
「……見た目にそぐわず聡明なあなたなら想像がついているのでは?」
男は微笑んだ。だがそれはすでにマリアには胡散臭いものでしかなかった。
「……労働、身体。それにこの服……まさか」
加えて商会と地下牢。マリアには心当たりが1つしかなかった。
「……奴隷」
それは他の者に聞こえるかどうか微妙な、本当に小さな呟き。だがその言葉を男は正しく拾い上げた。
「正解です」
肯定されてもマリアは少しも嬉しくなかった。
「……私を売る気?」
寧ろ死刑宣告に等しかった。
「ええ。それが商売ですから」
男は迷いなく頷き、あなたなら良い買い手がつくだろうと言って去っていった。
奴隷。それも幼い子どもの行く末などほとんど1つしかない。鉱山での強制労働。そこで使い捨てにされる。
「……どうして」
小さく呟いたその言葉を今度は聞く者はいなかった。
ピチョン
その代わりにマリアの頬から小さな雫が静かに流れ落ちた。
0
あなたにおすすめの小説
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
卒業パーティーのその後は
あんど もあ
ファンタジー
乙女ゲームの世界で、ヒロインのサンディに転生してくる人たちをいじめて幸せなエンディングへと導いてきた悪役令嬢のアルテミス。 だが、今回転生してきたサンディには匙を投げた。わがままで身勝手で享楽的、そんな人に私にいじめられる資格は無い。
そんなアルテミスだが、卒業パーティで断罪シーンがやってきて…。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】徒花の王妃
つくも茄子
ファンタジー
その日、王妃は王都を去った。
何故か勝手についてきた宰相と共に。今は亡き、王国の最後の王女。そして今また滅びゆく国の最後の王妃となった彼女の胸の内は誰にも分からない。亡命した先で名前と身分を変えたテレジア王女。テレサとなった彼女を知る数少ない宰相。国のために生きた王妃の物語が今始まる。
「婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?」の王妃の物語。単体で読めます。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる