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4章
第32話 洗脳
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王立騎士魔導学院
大講義室
魔法化学の授業後
アニエルカ「ステファニーちゃん・・・・・・不安なことがあったら何時でも相談してね♪」「先生が力になるわ!」
ステファニー「あ、ニエルカ・・・・・・せん・・・・・・せい」
久しぶりに誰かと話すステファニー。瞳に映るアニエルカの笑顔。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アニエルカの隠し部屋
普段は迷彩魔法で隠されている。
ステファニー『こんな所に通路なんかあったっけ・・・・・・』
ステファニーを自分の隠し部屋に誘導するアニエルカ。
アニエルカ「こんにちはステファニーちゃん♪」
ステファニー「アニエルカ先生・・・・・・」
ステファニーをソファーに座らせて頭を撫でるアニエルカ。
アニエルカ「大丈夫よ・・・・・・ステファニーちゃん・・・・・・あなたには先生が付てるわ・・・・・・」
甘い声で語りかける。
ステファニー「せんせい・・・・・・わたし・・・・・・こわい・・・・・・」
一気に感情が溢れるステファニー。
アニエルカ「安心して・・・・・・先生が守ってあげるから・・・・・・」
アニエルカの胸で号泣するステファニー。
ステファニーの頭を抱えながらニヤリとするアニエルカ。
別な日
アニエルカの隠し部屋
怪しげな媚薬を唇に塗るアニエルカ。
ステファニー「せんせいっ!」
隠し部屋に訪れるステファニー。
アニエルカ「あら!こんにちは♪」「待ってたわ~♪」
ステファニー「ほんとっ!?」
笑顔のステファニーに歩み寄り、いきなりキスするアニエルカ。
ステファニー「んんん!!?」
アニエルカの媚薬を摂取してしまうステファニー。
ステファニー「せん、せ・・・・・・」
目がトロンとし、恍惚な表情を浮かべるステファニー。
ソファーでステファニーを抱き、頭を撫でるアニエルカ。
ステファニー「せん、せい・・・・・・だいすき・・・・・・♡」
アニエルカ「わたしもよ~ステファニー♡」
ステファニー「へへへ・・・・・・♡」
完全にアニエルカの虜になるステファニー。
また別な日
アニエルカの隠し部屋
ステファニー「また来ちゃった♪」
アニエルカ「あら~、ステファニーちゃんなら何時でも歓迎よ♪」
ステファニーにキスするアニエルカ。
ソファーの上で抱き合うステファニーとアニエルカ。
ステファニー「せんせい?・・・・・・魔力を上げる方法ってないのかな~」
アニエルカ「ん~・・・・・・あるわよ~♪」
思いついたように喋るアニエルカ。
ステファニー「え!!ほんと?!教えてー!」
アニエルカ「う~ん・・・・・・」
もったいぶる。
ステファニー「お願い・・・・・・教えて!」「わたし・・・・・・なんでもするよ♡」
アニエルカ「なんでも??」
ステファニー「うん!」
アニエルカ「じゃあ、せんせいの目を見て~」
ステファニー「うん♡」
アニエルカ「先生のこと、心から信じれる?」
ステファニーを抱き寄せるアニエルカ。
ステファニー「もちろん♡」
心の全てをアニエルカに明け渡してしまうステファニー。
アニエルカ「じゃあ・・・・・・心を空っぽにして・・・・・・何も考えないで・・・・・・」
待っていたとばかりに、ステファニーに洗脳魔法をかけるアニエルカ。
怪しげに白く発光する術光輪がステファニーの後頭部を照らす。
顔のにやけが止まらないアニエルカ。
ステファニーの目から光が失われていく。
洗脳が完璧に成功する。
アニエルカ「さあ、これを持ってステファニー・・・・・・」
禍々しく発光する黒紫色の邪剣を渡すアニエルカ。
ステファニー「これは~?」
アニエルカ「これを使って~、魔力を分けてもらうの♪」
ステファニー「ふ~ん?」
アニエルカ「この子からね♪」
施術台に拘束されているマーナ。
マーナ「んんん!んんんんんっ!」
口にも拘束具をはめられ、声が出せないマーナ。
ステファニー「ああ、マーナちゃん・・・・・・♡」
マーナ『ステファニー?!!』『どうして?!!』
ステファニー「ふふ♪」「マーナちゃんが悪いんだよ♪わたしに意地悪するから・・・・・・」
マーナ『え?!・・・・・・なになになに!?』『何のこと言ってんのステファニー?!?!!』
切っ先を下にして剣を振りかぶるステファニー。
マーナ『待って!・・・・・・やめてっ!!!!』
「んんんっーーー!!!んんんんんっ!!!!!」
自分がされることを察知して暴れるマーナ。
ステファニー「ふふふふふ♪」
マーナを見つめるステファニー。
ステファニー「ちょうだいー♪魔力♡」
マーナ『いやっ!!!!!』
笑顔で躊躇なくマーナに剣を振り下ろすステファニー。
「グシュッ!!」
マーナ「んんんっーーー!!!んんっーーーー!!!!!」
腹部に邪剣を刺され激痛にもがくマーナ。
ステファニー「フフフフフフフ・・・・・・♪」
いい気分のステファニー。背後でニヤけるアニエルカ。
「バリッ、バチ、バチッ、バチ、バチイィィ!!!」
マーナ「んんーーーーー!!!!!!!」
マーナの声にならない叫びと電撃音が部屋に響く。
ステファニー「ェへへへへ♡」
最早、善悪の分別がつかないステファニー。
「シューーーーーー」
絶命するマーナ。
焦げ臭い香りと煙が充満する。
ステファニー「終わったよ~せんせ・・・・・・」
「ドクンッ!!」
マーナから吸い取った魔力が邪剣を介して、ステファニーに流れ込む。
ステファニー「!」
アニエルカ「どう~?」「ステファニーちゃん♪」
ステファニー「ンフフフフフ・・・・・・」「ハハハ・・・・・・」
干からびた笑い声をあげるステファニー。
膨大な魔力が身体に纏わり、鈍く発光する。
アニエルカ『・・・・・・上手くいった♪完璧!』
ステファニー「あハハハハハハハハ、力が溢れてくるぅぅぅうううう!!!!」
アニエルカ「フフフ♪」
絶命したマーナ越しに囁くアニエルカ。
アニエルカ「これは”あなた”の力よ」
ステファニー「わたしの力・・・・・・」「わたしのっ!!」
これ以上ない愉悦を感じるステファニー。
ステファニー「そっかー、わたしこんなに強かったんだぁ~♡」「あはははっ♪」
軽くひと薙ぎするだけで赤紫色の電撃が走り壁が砕ける
ステファニー「あハハハハッーーーー!!!!!」「あははははははははははは!!!!!」
完全に闇堕ちするステファニー。
回想終了<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
キャロル『最悪だ』
アニエルカを危険人物と判断。
剣の柄に手を伸ばすキャロル。
キャロル「テルくんを殺したのも?」
アニエルカ「あぁ、テルくん?」「お姉ちゃんとぉ~、手紙のやり取りなんかするからだよ~~」「知られたら、消すに決まってんじゃん?」
その言葉は自分にも向けられている気がしたキャロル。
アニエルカ「・・・・・・次はぁ~~」
不気味な笑顔。アニエルカの重心が少し傾く。
キャロル『攻撃が来る・・・・・・!』
臨戦体制をとるキャロル。
アニエルカ「~~キャロルちゃんの番だよぉおー!!!」
猛烈な勢いでキャロルに襲い掛かるアニエルカ。
逃げることなどできない。
「キィィイーーン」
刃物が高速でぶつかり、鋭い金属音が響く。
余裕を持って剣を引き抜いたつもりだったが、想定よりずっと自分に近い位置でつばぜり合いになっている。
キャロル『・・・・・・っ速い!!』
一撃交えただけだが、相手の強さを理解するキャロル。
「キィィイーーン」
「カッキーーィィィン」
「キィーン」
3度火花が散る。
キャロルの剣とアニエルカの刃物が激しく交差する。
キャロル「入学式の犯行声明を流したのも、あんたなの?!」
「キィィイーーン」
上段切りをはじくキャロル。
アニエルカ「そうよ、あれも楽勝だったわぁ~」「だーぁれもわたしのことを疑わないwww」
「キィーン」
下段切りを受け流すアニエルカ。一旦距離を取る二人。
キャロル「あなたも秘密結社の一員なのね・・・・・・!」
アニエルカ「・・・・・・ふふ、そうねぇ、自己紹介が遅れていたわぁ」
そう言って腕を広げると、ポニーテールが解け、猫耳が無くなる。
いつもの白衣の姿が黒を基調とした姿に変わっていく。
アニエルカ「わたしは秘密結社カラミティー、ナンバー11ミース」「変身と捏造が特技♪」
キャロル「変装に関しては恐れ入ったわ」「死んだ生徒に成りすまして先生役とはねっ」
ミース(アニエルカ)「変・身ね」
変装という言葉が気に入らないらしい。顔は笑っているが、目に殺気が溢れている。
キャロル「わざわざ変装して、こそこそ人殺しするなんてよっぽど自信がないのかしら!」
ミース「ん~、違うわぁー」「この方が学校の信頼が傷ついて、長期的に効果があるからよー」
キャロル「ああ、そうなの?変装ごっこがしたいだけなのかと思ったわ」
あえて挑発するキャロル。
ミース「ちなみだけど、コードネームに番号が割り振られるのは幹部だけだから・・・・・・」「あなたはここで死ぬのよ!!!」
怒りが込められた刃物がおもいきり振り下ろされる。
キャロルは受け止めきれず衝撃で吹き飛ばされて柱に打ち付けられる。
キャロル「ぐッ!」
その場でしゃがみそうになったが耐える。
追撃するミース。
「カッチィィィン!」
なんとか受けるキャロル。
「キンッ!」
「キィーン!」
2度切り結び、距離を取る2人。
キャロルは防ぎきれずに傷を負う。右腕と左足に鋭い痛みと出血。
ミース「あと、せっかくだから教えてあげる。ここには誰も助けには来ないわ♪」
キャロル「?!」「どういうこと?」
ミースの会話に乗せら動揺するキャロル。
完全にミースのペース。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王立騎士魔導学院
図書館本館連絡通路
図書館へ続く廊下で立ち止まるノア。
ノア「なんだ・・・・・・これは・・・・・・!?」
講堂から全力で走ってきたノア。存在しないはずの黒い壁に進行が阻められる。
「バチィ!」
試しに剣の鞘で触れてみるが電撃とともにはじかれる。
ノア「くそ!これじゃ図書館まで行けない!」
謎の黒い壁を凝視しながら考えるノア。
ノア『この状況は確実にクロ。相手の予測を超えないとおそらくキャロルは殺される!!!』
廊下の窓から図書館の建物を見る。
どうやら図書館の側壁にも同様の壁が展開されているようだ。
ノア『まずいぞ、これは・・・・・・』『なんとかして図書館に侵入しないと!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ミース「図書館と本館の通路に魔法隔壁を設置したの」「そう簡単には破れないわ~♪」
自慢げに語るミース。
キャロル「そんなことをわざわざ教えるなんてどういう訳かしら?」
威嚇するように言葉を発したキャロルだが、相手の狙いは明白。焦りを誘い。精神的にさらに追い詰める効果がある。
キャロル『耳を傾ける必要はない・・・・・・』
分かっていても自信のなさが判断を鈍らせる。
キャロル『誰も助けに来れず、自分は殺される・・・・・・』『どうしてこんなことになったんだろう・・・・・・』
平静を装うもやっとのキャロルを見て、満足そうに笑みを浮かべるミース。
ミース「いいのよ、キャロルちゃん、『誰か助けて~』って泣き叫んでもぉ~」
キャロル「クッ!」
ミース「まあ、誰も来ないけどねw」
ミースを視界から失うキャロル。
キャロル『!』『消えた!?』
ミース「ここよぉ」
完全に背後を取られる。全力で背後に剣を振り払うキャロル。だが空を切る。
またしても見失う。
「グサッ!」
キャロル「ーーー!?!」
激痛。
ミースの刃物がキャロルの脇腹を貫通していた。
ミース「フフフフ・・・・・・」「お・し・ま・い」
耳元でミースの声が聞こえる。
ミースが刃物を引き抜くと、その場に崩れ落ちるキャロル。
ミース「安心してぇ、キャロルちゃん。今のは致命傷ではないわぁ~」
全く安心できない。出血を放置すれば確実に死ぬ。
ミース「テルくんは時間がなかったから瞬殺したけどぉ~」「ほんとはわたしぃ~・・・・・・ゆっくりいたぶって殺すのが趣味なのぉ~」
キャロル「最低の趣味ね・・・・・・」
ミース「今日はぁ~、たっーぷり時間があるから~、最高ねぇ~♪」
刃物を舌で舐めるミース。
キャロル「ッ・・・・・・」
反撃したくても身体が震えて動かないキャロル。
ミース「ん~、まずはぁ~、腕から切り落としてあげようかしらぁ~」
刃物を上段に振りかぶるミース。
キャロル『終わった・・・・・・』
大講義室
魔法化学の授業後
アニエルカ「ステファニーちゃん・・・・・・不安なことがあったら何時でも相談してね♪」「先生が力になるわ!」
ステファニー「あ、ニエルカ・・・・・・せん・・・・・・せい」
久しぶりに誰かと話すステファニー。瞳に映るアニエルカの笑顔。
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アニエルカの隠し部屋
普段は迷彩魔法で隠されている。
ステファニー『こんな所に通路なんかあったっけ・・・・・・』
ステファニーを自分の隠し部屋に誘導するアニエルカ。
アニエルカ「こんにちはステファニーちゃん♪」
ステファニー「アニエルカ先生・・・・・・」
ステファニーをソファーに座らせて頭を撫でるアニエルカ。
アニエルカ「大丈夫よ・・・・・・ステファニーちゃん・・・・・・あなたには先生が付てるわ・・・・・・」
甘い声で語りかける。
ステファニー「せんせい・・・・・・わたし・・・・・・こわい・・・・・・」
一気に感情が溢れるステファニー。
アニエルカ「安心して・・・・・・先生が守ってあげるから・・・・・・」
アニエルカの胸で号泣するステファニー。
ステファニーの頭を抱えながらニヤリとするアニエルカ。
別な日
アニエルカの隠し部屋
怪しげな媚薬を唇に塗るアニエルカ。
ステファニー「せんせいっ!」
隠し部屋に訪れるステファニー。
アニエルカ「あら!こんにちは♪」「待ってたわ~♪」
ステファニー「ほんとっ!?」
笑顔のステファニーに歩み寄り、いきなりキスするアニエルカ。
ステファニー「んんん!!?」
アニエルカの媚薬を摂取してしまうステファニー。
ステファニー「せん、せ・・・・・・」
目がトロンとし、恍惚な表情を浮かべるステファニー。
ソファーでステファニーを抱き、頭を撫でるアニエルカ。
ステファニー「せん、せい・・・・・・だいすき・・・・・・♡」
アニエルカ「わたしもよ~ステファニー♡」
ステファニー「へへへ・・・・・・♡」
完全にアニエルカの虜になるステファニー。
また別な日
アニエルカの隠し部屋
ステファニー「また来ちゃった♪」
アニエルカ「あら~、ステファニーちゃんなら何時でも歓迎よ♪」
ステファニーにキスするアニエルカ。
ソファーの上で抱き合うステファニーとアニエルカ。
ステファニー「せんせい?・・・・・・魔力を上げる方法ってないのかな~」
アニエルカ「ん~・・・・・・あるわよ~♪」
思いついたように喋るアニエルカ。
ステファニー「え!!ほんと?!教えてー!」
アニエルカ「う~ん・・・・・・」
もったいぶる。
ステファニー「お願い・・・・・・教えて!」「わたし・・・・・・なんでもするよ♡」
アニエルカ「なんでも??」
ステファニー「うん!」
アニエルカ「じゃあ、せんせいの目を見て~」
ステファニー「うん♡」
アニエルカ「先生のこと、心から信じれる?」
ステファニーを抱き寄せるアニエルカ。
ステファニー「もちろん♡」
心の全てをアニエルカに明け渡してしまうステファニー。
アニエルカ「じゃあ・・・・・・心を空っぽにして・・・・・・何も考えないで・・・・・・」
待っていたとばかりに、ステファニーに洗脳魔法をかけるアニエルカ。
怪しげに白く発光する術光輪がステファニーの後頭部を照らす。
顔のにやけが止まらないアニエルカ。
ステファニーの目から光が失われていく。
洗脳が完璧に成功する。
アニエルカ「さあ、これを持ってステファニー・・・・・・」
禍々しく発光する黒紫色の邪剣を渡すアニエルカ。
ステファニー「これは~?」
アニエルカ「これを使って~、魔力を分けてもらうの♪」
ステファニー「ふ~ん?」
アニエルカ「この子からね♪」
施術台に拘束されているマーナ。
マーナ「んんん!んんんんんっ!」
口にも拘束具をはめられ、声が出せないマーナ。
ステファニー「ああ、マーナちゃん・・・・・・♡」
マーナ『ステファニー?!!』『どうして?!!』
ステファニー「ふふ♪」「マーナちゃんが悪いんだよ♪わたしに意地悪するから・・・・・・」
マーナ『え?!・・・・・・なになになに!?』『何のこと言ってんのステファニー?!?!!』
切っ先を下にして剣を振りかぶるステファニー。
マーナ『待って!・・・・・・やめてっ!!!!』
「んんんっーーー!!!んんんんんっ!!!!!」
自分がされることを察知して暴れるマーナ。
ステファニー「ふふふふふ♪」
マーナを見つめるステファニー。
ステファニー「ちょうだいー♪魔力♡」
マーナ『いやっ!!!!!』
笑顔で躊躇なくマーナに剣を振り下ろすステファニー。
「グシュッ!!」
マーナ「んんんっーーー!!!んんっーーーー!!!!!」
腹部に邪剣を刺され激痛にもがくマーナ。
ステファニー「フフフフフフフ・・・・・・♪」
いい気分のステファニー。背後でニヤけるアニエルカ。
「バリッ、バチ、バチッ、バチ、バチイィィ!!!」
マーナ「んんーーーーー!!!!!!!」
マーナの声にならない叫びと電撃音が部屋に響く。
ステファニー「ェへへへへ♡」
最早、善悪の分別がつかないステファニー。
「シューーーーーー」
絶命するマーナ。
焦げ臭い香りと煙が充満する。
ステファニー「終わったよ~せんせ・・・・・・」
「ドクンッ!!」
マーナから吸い取った魔力が邪剣を介して、ステファニーに流れ込む。
ステファニー「!」
アニエルカ「どう~?」「ステファニーちゃん♪」
ステファニー「ンフフフフフ・・・・・・」「ハハハ・・・・・・」
干からびた笑い声をあげるステファニー。
膨大な魔力が身体に纏わり、鈍く発光する。
アニエルカ『・・・・・・上手くいった♪完璧!』
ステファニー「あハハハハハハハハ、力が溢れてくるぅぅぅうううう!!!!」
アニエルカ「フフフ♪」
絶命したマーナ越しに囁くアニエルカ。
アニエルカ「これは”あなた”の力よ」
ステファニー「わたしの力・・・・・・」「わたしのっ!!」
これ以上ない愉悦を感じるステファニー。
ステファニー「そっかー、わたしこんなに強かったんだぁ~♡」「あはははっ♪」
軽くひと薙ぎするだけで赤紫色の電撃が走り壁が砕ける
ステファニー「あハハハハッーーーー!!!!!」「あははははははははははは!!!!!」
完全に闇堕ちするステファニー。
回想終了<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
キャロル『最悪だ』
アニエルカを危険人物と判断。
剣の柄に手を伸ばすキャロル。
キャロル「テルくんを殺したのも?」
アニエルカ「あぁ、テルくん?」「お姉ちゃんとぉ~、手紙のやり取りなんかするからだよ~~」「知られたら、消すに決まってんじゃん?」
その言葉は自分にも向けられている気がしたキャロル。
アニエルカ「・・・・・・次はぁ~~」
不気味な笑顔。アニエルカの重心が少し傾く。
キャロル『攻撃が来る・・・・・・!』
臨戦体制をとるキャロル。
アニエルカ「~~キャロルちゃんの番だよぉおー!!!」
猛烈な勢いでキャロルに襲い掛かるアニエルカ。
逃げることなどできない。
「キィィイーーン」
刃物が高速でぶつかり、鋭い金属音が響く。
余裕を持って剣を引き抜いたつもりだったが、想定よりずっと自分に近い位置でつばぜり合いになっている。
キャロル『・・・・・・っ速い!!』
一撃交えただけだが、相手の強さを理解するキャロル。
「キィィイーーン」
「カッキーーィィィン」
「キィーン」
3度火花が散る。
キャロルの剣とアニエルカの刃物が激しく交差する。
キャロル「入学式の犯行声明を流したのも、あんたなの?!」
「キィィイーーン」
上段切りをはじくキャロル。
アニエルカ「そうよ、あれも楽勝だったわぁ~」「だーぁれもわたしのことを疑わないwww」
「キィーン」
下段切りを受け流すアニエルカ。一旦距離を取る二人。
キャロル「あなたも秘密結社の一員なのね・・・・・・!」
アニエルカ「・・・・・・ふふ、そうねぇ、自己紹介が遅れていたわぁ」
そう言って腕を広げると、ポニーテールが解け、猫耳が無くなる。
いつもの白衣の姿が黒を基調とした姿に変わっていく。
アニエルカ「わたしは秘密結社カラミティー、ナンバー11ミース」「変身と捏造が特技♪」
キャロル「変装に関しては恐れ入ったわ」「死んだ生徒に成りすまして先生役とはねっ」
ミース(アニエルカ)「変・身ね」
変装という言葉が気に入らないらしい。顔は笑っているが、目に殺気が溢れている。
キャロル「わざわざ変装して、こそこそ人殺しするなんてよっぽど自信がないのかしら!」
ミース「ん~、違うわぁー」「この方が学校の信頼が傷ついて、長期的に効果があるからよー」
キャロル「ああ、そうなの?変装ごっこがしたいだけなのかと思ったわ」
あえて挑発するキャロル。
ミース「ちなみだけど、コードネームに番号が割り振られるのは幹部だけだから・・・・・・」「あなたはここで死ぬのよ!!!」
怒りが込められた刃物がおもいきり振り下ろされる。
キャロルは受け止めきれず衝撃で吹き飛ばされて柱に打ち付けられる。
キャロル「ぐッ!」
その場でしゃがみそうになったが耐える。
追撃するミース。
「カッチィィィン!」
なんとか受けるキャロル。
「キンッ!」
「キィーン!」
2度切り結び、距離を取る2人。
キャロルは防ぎきれずに傷を負う。右腕と左足に鋭い痛みと出血。
ミース「あと、せっかくだから教えてあげる。ここには誰も助けには来ないわ♪」
キャロル「?!」「どういうこと?」
ミースの会話に乗せら動揺するキャロル。
完全にミースのペース。
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王立騎士魔導学院
図書館本館連絡通路
図書館へ続く廊下で立ち止まるノア。
ノア「なんだ・・・・・・これは・・・・・・!?」
講堂から全力で走ってきたノア。存在しないはずの黒い壁に進行が阻められる。
「バチィ!」
試しに剣の鞘で触れてみるが電撃とともにはじかれる。
ノア「くそ!これじゃ図書館まで行けない!」
謎の黒い壁を凝視しながら考えるノア。
ノア『この状況は確実にクロ。相手の予測を超えないとおそらくキャロルは殺される!!!』
廊下の窓から図書館の建物を見る。
どうやら図書館の側壁にも同様の壁が展開されているようだ。
ノア『まずいぞ、これは・・・・・・』『なんとかして図書館に侵入しないと!』
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ミース「図書館と本館の通路に魔法隔壁を設置したの」「そう簡単には破れないわ~♪」
自慢げに語るミース。
キャロル「そんなことをわざわざ教えるなんてどういう訳かしら?」
威嚇するように言葉を発したキャロルだが、相手の狙いは明白。焦りを誘い。精神的にさらに追い詰める効果がある。
キャロル『耳を傾ける必要はない・・・・・・』
分かっていても自信のなさが判断を鈍らせる。
キャロル『誰も助けに来れず、自分は殺される・・・・・・』『どうしてこんなことになったんだろう・・・・・・』
平静を装うもやっとのキャロルを見て、満足そうに笑みを浮かべるミース。
ミース「いいのよ、キャロルちゃん、『誰か助けて~』って泣き叫んでもぉ~」
キャロル「クッ!」
ミース「まあ、誰も来ないけどねw」
ミースを視界から失うキャロル。
キャロル『!』『消えた!?』
ミース「ここよぉ」
完全に背後を取られる。全力で背後に剣を振り払うキャロル。だが空を切る。
またしても見失う。
「グサッ!」
キャロル「ーーー!?!」
激痛。
ミースの刃物がキャロルの脇腹を貫通していた。
ミース「フフフフ・・・・・・」「お・し・ま・い」
耳元でミースの声が聞こえる。
ミースが刃物を引き抜くと、その場に崩れ落ちるキャロル。
ミース「安心してぇ、キャロルちゃん。今のは致命傷ではないわぁ~」
全く安心できない。出血を放置すれば確実に死ぬ。
ミース「テルくんは時間がなかったから瞬殺したけどぉ~」「ほんとはわたしぃ~・・・・・・ゆっくりいたぶって殺すのが趣味なのぉ~」
キャロル「最低の趣味ね・・・・・・」
ミース「今日はぁ~、たっーぷり時間があるから~、最高ねぇ~♪」
刃物を舌で舐めるミース。
キャロル「ッ・・・・・・」
反撃したくても身体が震えて動かないキャロル。
ミース「ん~、まずはぁ~、腕から切り落としてあげようかしらぁ~」
刃物を上段に振りかぶるミース。
キャロル『終わった・・・・・・』
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『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
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「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
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