131 / 214
130なるほど
しおりを挟む
その後。夕飯を済ませて膳が下げられてしまうと、もう空は暗くなっている。コトリ達の部屋がある建物の二階の端には、帝国式の長椅子があり、そこにはひとときの逢瀬を楽しむ男女の姿があった。片方は、サヨ。どこか身を固くして座っている。
「今夜は来なくていい」
ミズキがそう言うと、サヨは内心がっかりした事を顔に出すまいと、唇を強く噛み締めた。コトリから、ミズキと部屋を交代する案が取り下げられてほっとしていたのは事実だが、こうもゆっくりと夫婦の時間が取れないのは、地味に堪えるものがある。近頃は、顔を合わせても業務連絡だけで終わることも多いのだ。
「分かったわ」
サヨは理由を尋ねたいのに結局それを口にできず仕舞いで、夫は自室へと去ってしまった。閉じた扉を穴が開くほど睨むものの、静かな長い廊下は何も応えてくれない。
最近のミズキは、どこか変だ。サヨに、ずっと何かを隠している。
これは確信めいた予感にも近いものだった。しかし、決して問いただすことができない。妻として、踏み入ってはいけない領域だと思い込んでいる。否、彼が秘密を持つことを許容することで、寛大な女を演じようとしているのだ。
何やら、疲れてしまった。
どうでも良い時にどうでも良い事を言い返すことができるのに、いざという時には、そんな威勢が鳴りを潜めてしまって、自らを苦しめる。そんな性格に、我が事ながら嫌気が差してしまうのだ。
サヨは深い溜息をつくと、コトリの待つ練習場へと戻っていった。
そんな彼女の気配が消えたのを見計らっていたミズキもまた、一人、やり切れなさを誤魔化そうと、拳を固く握りしめている。
「さて。ひと仕事するか」
ミズキは、音も無く部屋を出ると、一階へ降りていく。向かった先は、アオイの部屋だった。
軽く戸を叩くと、すぐに返事があり、侍女によって中へ通される。
「どうかしたの? 一人なんて珍しいわね」
アオイは、シェンシャンの弦を張り直しているところだったらしい。張ったばかりの弦を馴染ませようと、強く弾いている。何度かそれを続けると、次第にブレて雑音めいていた鳴りが、凛としたものに変わっていった。
「まさか、今更男だから退団したいとか言うんじゃないでしょうね?」
それは、朝餉に胡瓜の浅漬が出なくて文句を言う時と同じぐらい、ごく自然で軽い調子の問である。
対するミズキは、取り繕うことも忘れて驚いてしまった。
「いつから、それを」
今も赤い簪は髪に刺さっていて、その成りは垢抜けない無邪気な田舎少女そのもの。顔つきは、よく見ればかなり整っているものの、計算され尽くされた小動物的な仕草などはすっかり堂に入ったもので、まさか見抜かれているとは思っていなかったのだ。事実、入団以降、誰にも指摘されたことはなかったのに。
「初めからよ。新人のお披露目会があったでしょう? その時の演奏で、何となく怪しいと思ったの。その後、別室で話をしたでしょう。あの時には、確信に変わっていたわ」
「つまり、分かっていた上で入団を許可したと?」
「たまにいるのよ。あなたみたいな子は。楽師団も辺境の寂れた村から見れば、ただの奉公先でしかないもの」
楽師団は衣食住が保証されている上、給料も良い。確かに出稼ぎ先としては、この上ないのだ。女ばかりなので比較的治安も良く、兵として働かされることも無いので、直接身が危険に晒されることも無い。女装して入団した者が過去にいてもおかしくない、とミズキは納得した。
「他にもいるのですか?」
ミズキは、自分のことを棚上げして、サヨが住むここ鳴紡殿に他の男がいるのは嫌だと思ったのだ。
「今はあなただけよ。正体に気づいているのは、私とサヨ様。もしかして、カナデ様もかしら?」
ほっと胸をなでおろす。それにしても、このアオイという女。どうしてこうも、人を見抜く力を持っているのだろうか。
「参考に教えてください。なぜ、分かったのですか?」
アオイはミズキを小さく睨んだ。
「知ってるでしょう? 私は、元々娼館でシェンシャンを演奏していたの」
確かに、サヨから聞いたことがある。コトリのシェンシャンがナギに壊された際、アオイが過去を語ったのだと。自らを卑下してはいないようだが、やはり誇れる過去ではないようだ。その証拠に、今も彼女の額には皺が寄っている。
「あそこは、本当にいろんな人が来るわ。お忍びであっても、逐一本来の身分を見抜いてそれ相応の礼儀を通さねばならないし」
どうやら、商売上自然と磨かれてしまった技能のようだ。てっきり、性別を見抜く特殊な神具でもあるのかと思い込んでいたミズキだが、その心配はなさそうだ。
ふと、体の力を抜いたミズキだったが、ここでアオイはニヤリと笑う。
「それとね、あなたみたいな人も、需要はあるのよ?」
「え」
この国は、同性同士の恋愛に寛容ではない。しかし、存在はしている。そこで、片方が別の性の格好をして夫婦の体を成すことがあるのだが、それは娼館でも同じこと。
「あなただったら、女に飽きた殿方にも高く売れそうね」
「誰がそんな」
コロコロ笑うアオイ。これから頼み事をしようというのに、すっかりアオイの調子に乗せられている。ミズキにとって、かなり不利な形勢と言えた。
「それで、どうしたの? わざわざ部屋まで来たという事は何かあるのでしょう?」
ミズキは、姿勢を正して胡座をかく。もう女のフリをする必要がないのであれば、正々堂々と向き合うまでだ。
「そうだ。して、アオイ様は紫という組織をご存知か?」
話し言葉も、男のものに戻す。アオイは、雰囲気が一転した目の前の人物に目を丸くするも、恐れている様子は無い。さすが首席。肝の座り方が違う。
「名前と、だいたいの活動内容ぐらいは。今の都で、全く知らない人の方が少ないんじゃないかい?」
アオイも口調を崩し始めた。
「ならば、話は早い。ここからは、アオイ様のことを見込んでの内密の話。他言無用でお願いしたい」
「分かったわ」
嫌がるかと思いきや、アオイはすんなりと肯いた。
「まず、私は紫において、実質上の頭である。そして、これもお聞き及びかもしれないが、形式的な長はクレナ王家の姫、コトリ様だ」
「え、待って。あなたが」
アオイは口元を手で覆って、反応に窮している。こんな少女が、たくさんの貴族を味方につけ、都で急拡大中の大組織を牛耳っているなんて、とても信じられなかったのであろう。
ミズキは、簪を抜いた。それが一番分かりやすい方法だと思ったからだ。たちまち、体が大きくなり、成人男性の姿になる。役者かどこかの王子だと言われてもおかしくない程に、品の良い中性的な顔がアオイをじっと見つめていた。
「まさか、こんな、いい男だったなんてね」
アオイにそういう目で見られるのは、ミズキにも新鮮な事だった。村にいた頃から、見目が良いと言う事で、よく知らぬ女からも言い寄られていたが、やはり落ち着かないものである。
「先日、結婚したばかりだ」
まさかとは思うが、念の為に牽制する。
「……もしかして、サヨ様と」
「その通り」
アオイは、得心したとばかりに何度も頷いていた。
「では、妻を置いてここを離れたりはしないわよね? ここだけの話、カナデ様の派閥が纏まっていられるのは、あなたのお陰だと思うのよ」
「私が?」
「えぇ。中身や正体はこんなのだけど、日頃は違うでしょう? 皆、和むというか、癒やされるというか、あなたがいると雰囲気が良くなるのよね。きっと紫でも、その手腕が役に立っているのでしょう」
確かに、場がギスギスしないように何かできないかと常々心がけているが、そんなところでアオイから高い評価を受けているとは思いもよらなかった。
「あなたも気づいているでしょうが、ハナ様はかなり手強い方。まだ新人のカナデ様は、普通であれば適う相手ではないわ。でも私は神具の件で恩もあるし、お父上との約束を勝ち抜いてほしい気持ちも強い。あなたも、偉い人としての事情があるでしょうけど、どうか協力してやってよ」
これには、ミズキも一瞬言葉を失くしてしまう。
「それだ。まさに、それをアオイ様に頼みにきたのに」
「そうだったの?」
「あぁ。俺がカナデ様を応援する理由は、いくつかある。一つは、サヨの親友だから。一つは、あの類稀な奏ではもっと正当に評価され、日の目を見るべきだから。そして最後にもう一つ」
ミズキは、アオイを見据える。おそらく、この女は信用して良いだろう。紫の長として、大勢の民を見てきた自身の目が、そう言っている。
「カナデ様は、コトリ様です。これは、お気づきだったか?」
昼間、小春日和の日差しで溶け出していた雪が、ひとかたまり屋根から落ちる音がした。
アオイは、何度も瞬きをする。
「なるほど。彼女は本物の琴姫だったのね」
「今夜は来なくていい」
ミズキがそう言うと、サヨは内心がっかりした事を顔に出すまいと、唇を強く噛み締めた。コトリから、ミズキと部屋を交代する案が取り下げられてほっとしていたのは事実だが、こうもゆっくりと夫婦の時間が取れないのは、地味に堪えるものがある。近頃は、顔を合わせても業務連絡だけで終わることも多いのだ。
「分かったわ」
サヨは理由を尋ねたいのに結局それを口にできず仕舞いで、夫は自室へと去ってしまった。閉じた扉を穴が開くほど睨むものの、静かな長い廊下は何も応えてくれない。
最近のミズキは、どこか変だ。サヨに、ずっと何かを隠している。
これは確信めいた予感にも近いものだった。しかし、決して問いただすことができない。妻として、踏み入ってはいけない領域だと思い込んでいる。否、彼が秘密を持つことを許容することで、寛大な女を演じようとしているのだ。
何やら、疲れてしまった。
どうでも良い時にどうでも良い事を言い返すことができるのに、いざという時には、そんな威勢が鳴りを潜めてしまって、自らを苦しめる。そんな性格に、我が事ながら嫌気が差してしまうのだ。
サヨは深い溜息をつくと、コトリの待つ練習場へと戻っていった。
そんな彼女の気配が消えたのを見計らっていたミズキもまた、一人、やり切れなさを誤魔化そうと、拳を固く握りしめている。
「さて。ひと仕事するか」
ミズキは、音も無く部屋を出ると、一階へ降りていく。向かった先は、アオイの部屋だった。
軽く戸を叩くと、すぐに返事があり、侍女によって中へ通される。
「どうかしたの? 一人なんて珍しいわね」
アオイは、シェンシャンの弦を張り直しているところだったらしい。張ったばかりの弦を馴染ませようと、強く弾いている。何度かそれを続けると、次第にブレて雑音めいていた鳴りが、凛としたものに変わっていった。
「まさか、今更男だから退団したいとか言うんじゃないでしょうね?」
それは、朝餉に胡瓜の浅漬が出なくて文句を言う時と同じぐらい、ごく自然で軽い調子の問である。
対するミズキは、取り繕うことも忘れて驚いてしまった。
「いつから、それを」
今も赤い簪は髪に刺さっていて、その成りは垢抜けない無邪気な田舎少女そのもの。顔つきは、よく見ればかなり整っているものの、計算され尽くされた小動物的な仕草などはすっかり堂に入ったもので、まさか見抜かれているとは思っていなかったのだ。事実、入団以降、誰にも指摘されたことはなかったのに。
「初めからよ。新人のお披露目会があったでしょう? その時の演奏で、何となく怪しいと思ったの。その後、別室で話をしたでしょう。あの時には、確信に変わっていたわ」
「つまり、分かっていた上で入団を許可したと?」
「たまにいるのよ。あなたみたいな子は。楽師団も辺境の寂れた村から見れば、ただの奉公先でしかないもの」
楽師団は衣食住が保証されている上、給料も良い。確かに出稼ぎ先としては、この上ないのだ。女ばかりなので比較的治安も良く、兵として働かされることも無いので、直接身が危険に晒されることも無い。女装して入団した者が過去にいてもおかしくない、とミズキは納得した。
「他にもいるのですか?」
ミズキは、自分のことを棚上げして、サヨが住むここ鳴紡殿に他の男がいるのは嫌だと思ったのだ。
「今はあなただけよ。正体に気づいているのは、私とサヨ様。もしかして、カナデ様もかしら?」
ほっと胸をなでおろす。それにしても、このアオイという女。どうしてこうも、人を見抜く力を持っているのだろうか。
「参考に教えてください。なぜ、分かったのですか?」
アオイはミズキを小さく睨んだ。
「知ってるでしょう? 私は、元々娼館でシェンシャンを演奏していたの」
確かに、サヨから聞いたことがある。コトリのシェンシャンがナギに壊された際、アオイが過去を語ったのだと。自らを卑下してはいないようだが、やはり誇れる過去ではないようだ。その証拠に、今も彼女の額には皺が寄っている。
「あそこは、本当にいろんな人が来るわ。お忍びであっても、逐一本来の身分を見抜いてそれ相応の礼儀を通さねばならないし」
どうやら、商売上自然と磨かれてしまった技能のようだ。てっきり、性別を見抜く特殊な神具でもあるのかと思い込んでいたミズキだが、その心配はなさそうだ。
ふと、体の力を抜いたミズキだったが、ここでアオイはニヤリと笑う。
「それとね、あなたみたいな人も、需要はあるのよ?」
「え」
この国は、同性同士の恋愛に寛容ではない。しかし、存在はしている。そこで、片方が別の性の格好をして夫婦の体を成すことがあるのだが、それは娼館でも同じこと。
「あなただったら、女に飽きた殿方にも高く売れそうね」
「誰がそんな」
コロコロ笑うアオイ。これから頼み事をしようというのに、すっかりアオイの調子に乗せられている。ミズキにとって、かなり不利な形勢と言えた。
「それで、どうしたの? わざわざ部屋まで来たという事は何かあるのでしょう?」
ミズキは、姿勢を正して胡座をかく。もう女のフリをする必要がないのであれば、正々堂々と向き合うまでだ。
「そうだ。して、アオイ様は紫という組織をご存知か?」
話し言葉も、男のものに戻す。アオイは、雰囲気が一転した目の前の人物に目を丸くするも、恐れている様子は無い。さすが首席。肝の座り方が違う。
「名前と、だいたいの活動内容ぐらいは。今の都で、全く知らない人の方が少ないんじゃないかい?」
アオイも口調を崩し始めた。
「ならば、話は早い。ここからは、アオイ様のことを見込んでの内密の話。他言無用でお願いしたい」
「分かったわ」
嫌がるかと思いきや、アオイはすんなりと肯いた。
「まず、私は紫において、実質上の頭である。そして、これもお聞き及びかもしれないが、形式的な長はクレナ王家の姫、コトリ様だ」
「え、待って。あなたが」
アオイは口元を手で覆って、反応に窮している。こんな少女が、たくさんの貴族を味方につけ、都で急拡大中の大組織を牛耳っているなんて、とても信じられなかったのであろう。
ミズキは、簪を抜いた。それが一番分かりやすい方法だと思ったからだ。たちまち、体が大きくなり、成人男性の姿になる。役者かどこかの王子だと言われてもおかしくない程に、品の良い中性的な顔がアオイをじっと見つめていた。
「まさか、こんな、いい男だったなんてね」
アオイにそういう目で見られるのは、ミズキにも新鮮な事だった。村にいた頃から、見目が良いと言う事で、よく知らぬ女からも言い寄られていたが、やはり落ち着かないものである。
「先日、結婚したばかりだ」
まさかとは思うが、念の為に牽制する。
「……もしかして、サヨ様と」
「その通り」
アオイは、得心したとばかりに何度も頷いていた。
「では、妻を置いてここを離れたりはしないわよね? ここだけの話、カナデ様の派閥が纏まっていられるのは、あなたのお陰だと思うのよ」
「私が?」
「えぇ。中身や正体はこんなのだけど、日頃は違うでしょう? 皆、和むというか、癒やされるというか、あなたがいると雰囲気が良くなるのよね。きっと紫でも、その手腕が役に立っているのでしょう」
確かに、場がギスギスしないように何かできないかと常々心がけているが、そんなところでアオイから高い評価を受けているとは思いもよらなかった。
「あなたも気づいているでしょうが、ハナ様はかなり手強い方。まだ新人のカナデ様は、普通であれば適う相手ではないわ。でも私は神具の件で恩もあるし、お父上との約束を勝ち抜いてほしい気持ちも強い。あなたも、偉い人としての事情があるでしょうけど、どうか協力してやってよ」
これには、ミズキも一瞬言葉を失くしてしまう。
「それだ。まさに、それをアオイ様に頼みにきたのに」
「そうだったの?」
「あぁ。俺がカナデ様を応援する理由は、いくつかある。一つは、サヨの親友だから。一つは、あの類稀な奏ではもっと正当に評価され、日の目を見るべきだから。そして最後にもう一つ」
ミズキは、アオイを見据える。おそらく、この女は信用して良いだろう。紫の長として、大勢の民を見てきた自身の目が、そう言っている。
「カナデ様は、コトリ様です。これは、お気づきだったか?」
昼間、小春日和の日差しで溶け出していた雪が、ひとかたまり屋根から落ちる音がした。
アオイは、何度も瞬きをする。
「なるほど。彼女は本物の琴姫だったのね」
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
異世界の花嫁?お断りします。
momo6
恋愛
三十路を過ぎたOL 椿(つばき)は帰宅後、地震に見舞われる。気付いたら異世界にいた。
そこで出逢った王子に求婚を申し込まれましたけど、
知らない人と結婚なんてお断りです。
貞操の危機を感じ、逃げ出した先に居たのは妖精王ですって?
甘ったるい愛を囁いてもダメです。
異世界に来たなら、この世界を楽しむのが先です!!
恋愛よりも衣食住。これが大事です!
お金が無くては生活出来ません!働いて稼いで、美味しい物を食べるんです(๑>◡<๑)
・・・えっ?全部ある?
働かなくてもいい?
ーーー惑わされません!甘い誘惑には罠が付き物です!
*****
目に止めていただき、ありがとうございます(〃ω〃)
未熟な所もありますが 楽しんで頂けたから幸いです。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【12月末日公開終了】有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
転生した女性騎士は隣国の王太子に愛される!?
桜
恋愛
仕事帰りの夜道で交通事故で死亡。転生先で家族に愛されながらも武術を極めながら育って行った。ある日突然の出会いから隣国の王太子に見染められ、溺愛されることに……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる