昨日、ギターを捨てた

山下真響

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昨日、ギターを捨てた

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 白かった。
 程良くくびれた腰に大きなお腹。真ん中にポッカリと空いた穴の中は暗闇で、人には言えない過去を抱えているかのような美人だった。
 店に入った途端、吸い寄せられるようにして君の元へと向かう。一目惚れなんて、一生しないと思っていたのに。

「本当にこの子でいいの?」

 隣に立つ人物は小首を傾げて何度も確認するので、ただ君だけに視線を定めて頷いた。

「あの子がいい」

 そのまま店員を呼んで買おう。薄い財布に入りきらなかった札束は封筒に入れて持ってきた。その存在を確認するかのように鞄をしっかりと身に寄せる。

「せめて、試し弾きさせてもらおうよ」

 この大きな買い物の付添人に名乗り出てくれたのは、私のことが好きな人だ。彼は私にギターと夜遊びとセックスを初めて教えてくれた人で、大人でもあり子どもでもある。一応、彼氏なのだと思われる。

「そうだね。弾くのはタダだもんね」

 ショッピングモールの中にある楽器屋のギターコーナーは、試し弾きをする人は多くいる。だが、弾いているのは総じてベテラン勢ばかりで、道行く人が立ち止まるような完全に演奏会になっているケースさえある。
 私は小さく溜息をついた。

「すみません」

 ようやく黒いエプロンをつけた気弱そうな店員を呼び止めて、壁の高いところに居るあの子を連れてきてもらう。受け取った瞬間の第一印象は、『重い』だった。

「もっと年月経って乾燥してきたら軽くなるんじゃない?」

 彼氏は一瞬よろけた小柄な私の背に手を当てて、上から顔を覗きこむ。私は特に返事するともなく、いくつか覚えているコードのうち一番難しいものを選択し、不慣れな手つきで六本の弦の上に左手の指を配置した。

 まずは、六弦から一弦に向けて人差し指で撫でてみる。少し生意気な音がする。まだこの子はこちらを振り向いてはいない。

 それにもめげず、何度かその白い肌を愛撫するかのようにストロークする。すると少しずつ音がしっかりと立ち上がって、いつしか几帳面で大変日本的な行儀の良い響きを発するようになってきた。育ちが良い子にちがいない。大切にしてあげなければ。

 最後に、値札を確認する。

「これ、買います」

 周囲にあるギターの主流は十万台後半から三十万円台。ショーケースの中にあるものに至ってはゼロの数を数え切ることができなかった。その中で私が選んだのは、四万八千円のアコギ。

「良いのが見つかって良かった」

 帰り道、彼氏の車の中で私はギターケースを膝に乗せてご満悦だった。小物類を入れても総額六万円もかからなかった。

「でも、本当はそんな激安のじゃなくて、二十万ぐらい出しておいた方が良かったと思うよ」
「別にいいじゃない、この子でも」

 彼氏の持つギターは殆どが二十万以上で、どれも奥行のある味わい深い音を鳴らす。特にストロークした時にギターのボディからお腹へと直接響くような絶妙なハーモニーの気持ちよさは、言葉に尽くしがたい温かみがある。

 それと比べると、確かにこの子は青臭い。しかも、ソツのない仕事をするけれど、演技力は監督弾き手の腕次第といったタイプだろう。
 でも、出会ってしまった。縁って、きっとこういうものなのだろう。

 それに私の金銭感覚はまだ、彼氏とは程遠いものがある。二十万円でこの音は安いなんて言える程、まだギターに入れ込めていなかったのだ。

「ま、エリちゃんがいいなら、それがいいよ」

 後部座席に乗る私は、ミラー越しに運転席の彼氏を睨んでやった。何を当たり前のことを言ってるのだという言葉は、炭酸ジュースと一緒に飲み込んだ。

 これが、私と私のギターの出会いである。


***


 それから十五年が過ぎた。
 朝方、寝室からまだ寝息を立てている夫と娘を置いて、書庫へと向かう。そこには二本のギターがスタンドに立てかけられていた。うち一本は、私のもの。

 白かった肌はすっかり日焼けして小麦色になり、ピックガードは剥がれかけて指板は削れている。

 ギターは、一生モノだ。
 弦はもちろんのこと、必要であればパーツを交換しながら大切に扱えば、死ぬまで共に歩めるパートナーとなる。

 ギターは、生き物だ。
 奏でる人の心を映し出す鏡。長く付き合えば付き合う程、主人の顔色を伺うのが上手くなり、いつしか唯一無二の親友になる。共に望む音を求めて試行錯誤を繰り返し、成長は続く。育てていたつもりが、ある日突然優しくされて、構ってもらっていたのは自分だったと気づくこともある。関わりあいが深まれば多弁になるし、こちらの気が立っていると一緒になって癇癪を起こす。実に愉快なパートナー。

 けれど、それも密接な関係性であればの話だ。
 私が最後に弾いたのは、もう一年近く前のこと。

 ギターの肩をなぞると、積もっていた埃が指に絡みついた。息を吹きかけると、たちまち朝の光の中に消えていく。近頃は、清々しい空気なんて何処へ行っても吸えなくなった。


 ネックを握って持ち上げると、腕が小刻みに震える。
 そのまま玄関へ向かうと靴を履いた。

 私は、ギターを捨てに行く。


***


 何の変哲もない木曜日だった。
 週末の疲れを引きずりつつも、無理矢理奮い立たせて仕事に勤しむ月曜日。月曜日に張り切り過ぎたことを後悔しながら、疲労を誤魔化し家事にも取り組む火曜日。その翌々日。

「ギター、どうしたの?」

 夫は、夕飯に出したカレイの煮付けを口に運びながら尋ねた。夫もギターを弾く人だが、弾く頻度は私と似たり寄ったりだ。家の中で書庫と呼んでいるあの納屋にも、平日は入ることなんて無いと思っていたのに。

「捨てた」
「いつ?」
「昨日」

 家の中に無いとバレているのに、もはや隠すこともできない。気まずい沈黙に娘が居心地悪そうにしている。いつもより早めにご馳走様を言うと、自分の部屋へと走っていった。私も、何も言わずに空になった家族の食器を台所へ引き上げると、後片付けもせずにシャワーへ。その後は娘と二、三話をして、まだ午後八時だというのに布団へ潜り込んだ。

 眠りにつくかつかないかの頃。私の布団に夫が忍び寄ってくる。私は布団の中で、これでもかと言う程に身体をカチカチに凍らせて、息を潜めた。

「明日と週明け、有休取った。ちょっと、自分探しの旅に出てくる」

 捨てたのはギターだけのつもりだった。
 夫婦仲も、決して悪いつもりは無かったのだ。


***


 私は知っている。
 私と関わる人は多かれ少なかれ不幸になる。
 運命的と思われる出会いをしたあの子に、早速ケチをつけたあの彼氏なんて酷いものだ。私と別れた数年後、誰かと移動することを前提として作られている車というものに価値を見出さなくなった彼は、趣味の主軸を自転車に移していた。仕事もデスクワークの長時間労働だったので、運動不足解消のつもりもあったのかもしれない。

 事故の詳細は知らない。休みの日、自転車で遠出していた彼は、車に轢かれて死んだ。それを知り合いから、「友達の友達の、そのまた友達の話なんだけど」というかなり遠いところの情報として聞いた。なぜか涙は出なかった。けれど、数日間何も飲食できなくなり、点滴の世話になった。

 私は平凡な顔つきの平凡な家庭の平凡な教養しかない只の女だ。なのに彼の死を知った後でさえ、途切れることなく誰かと付き合い続け、誰かに新たな不幸の種を植え付けては注がれて、穢れのレベルだけは平凡ではなくなった。

 何処で間違えたのか。何時からこうなってしまったのか。考えても仕方の無いことを考え続け、そんな『不幸っぽい』自分の性質と共依存することに夢中になる。
 狂っていた。

 そんな、誰もが見捨てた私をいつまでも諦めずに寄り添ってくれたのがギターであり、生命全うするまで添い遂げると誓ったのが夫。であったはずなのに。

 生温い水を垂れ流す眼球を自分の身から抉り出し、それを気が済むまでフォークで突き刺したくなる衝動。いったい私は何を見てきたのか。何も見ようとしていなかったのか。


***


 翌朝はいつも通りを装って出勤し、夜は娘と二人で夕飯を食べる。娘が「お父さんは?」と尋ねることはなかった。それに対してどんな感情を持つことが正解なのか。分からなくて溜息が出た。
 そんな日が二日続いた。

 日曜日。
 さすがに気詰まりになり、雨なのに娘と海へ向かった。市街を南へと下っていくと、海岸線に突き当たる。そのままウネウネとした道を小刻みに動くワイパーの向こうに眺めながら、目的の海岸へと到達した。

 オフシーズンの浜辺。しかも雨の夕方。気味の悪さすら漂っている。もちろん人の気配はほとんど無い。まだ幼い娘が何かに恐れるかのように、私のコートにしがみつく。傘は差したが、風が強くて殆ど役目を果たさない。

 雨で視界が悪いため、沖合は全く見えなかった。足元の砂が、人の骨を砕いたものに見えてくる。

「お母さん」

 元々口数の少ない娘がこちらを見上げる。私は黙って娘を抱き上げると、手から離して飛ばされた傘にも気を留めず、波打ち際へ歩いていった。

「お母さん、寒いよ」

 まだ温かいじゃない。生きてるから。と言おうとして止めた。後一歩が出なかった。初春の冷たい水でぬかるんだ砂地に、少しだけパンブスが沈んで動かない。

「ごめんね」



***


 家に帰り着くと、夫は帰宅して平然と台所に立っていた。鍋がグツグツ煮える音と食欲をそそる濃厚な香りが玄関にまで届いている。

「おかえりなさい」
「おかえり」

 もう帰って来ない気がしていたのだ。荷物は小さかったが、夫は貴重品を一切合切持ち出していたからだ。だから、死のうと思っていたのに。

 夫はコンロの火を止めると、リビングから姿を消した。私は急に力が抜けて一度座り込んだが、慌ててタオルを用意する。その足で娘に駆け寄るが、娘は視線も合わさず風呂場へ向かって行ってしまった。

「ごめんね」

 何も解決していないことを私は知った。そこへ背後から足音が忍び寄る。

「エリ」
「何?」

 夫の背中を追いかけた。
 辿り着いたのは書庫の前だった。

「エリのギターを用意したよ」

 まさか新品買ってきたの? 馬鹿なことしないで! と思った瞬間、部屋の扉が開く。目線の先、二つのギターが並んでいた。
 一つは夫の。


 もう一つは、私のだった。


 ヘッドについた傷の位置。剥がれかけたピックガード。そしてトンボ柄の緑のストラップ。間違いなく、あの子だ。

「何故?」

 未だ水滴が伝う私の髪を夫がタオルで拭き始めた。やたら優しいその手つきが癇に障って仕方なかった。

「止めて! 茶化さないで。何故あなたが見つけられたの? 何故また拾ってきたの? 何故、またここに……戻ってきたの?」

 最後のものは尋ねるつもりがなかった。でも言葉にしてしまうと無かったことにはできなくて。

「エリ。エリが思っている以上に僕はエリのことを知ってるよ。それは、エリが知らないことも含まれてる。例えば、エリの本音とか」
「それなら、どうしてもっと話してくれないの? 何故そんなに、無口なの? 何考えてるのか、全く分からないのよ!」

 娘の無口はきっと夫譲りなのだ。
 喚く私に向き合う夫は冷静だった。いつもと違うのは言葉数の多さだけ。

「僕も分からなかった。だから探しに行った。人に会ったり電話したり、初めての場所にもたくさん行った。お金も、使った。知れば知る程、エリのことが分からなくなった」
「じゃぁ何故」
「でも、分からなくても良いと思った。エリがひた隠しにしてきた過去は、今のエリを作るのに全て必要だったパーツなんだよ。そして、僕は今のエリを好きになって、家族になって、今の僕がいる。エリのギターはエリの過去が詰まったものだから、あの子は……ううん、この子は」

 夫はそっと私のギターを抱えあげた。

「この子は今の僕のルーツでもある。それにね、個人的に気に入ってるんだ」
「嘘でしょ」
「初めてまともに触ったアコギは、エリのが初めてだよ」

 夫がギターを構える。ストラップの長さが私仕様になっているので、少し高すぎる位置で爪弾くことになる。夫はクラシックギターの方が専門なのだ。

 夫が本棚の中段にあった音叉をギタースタンドに打ち付ける。狭い納屋にラの音が広がった。直後、柔らかな音が次々に立ち上がる。ハーモニクスで調弦しているのだ。最後にゆっくりストローク。記憶通りの少し生真面目でザラつきのある和音が広がって耳の中に浸透していく。

「これは、エリのギターだよ。やっぱりエリが持ってなきゃ駄目だ」

 私がこのギターを捨てたのは、昔よく行っていた公園だった。夫とは一緒に行ったことはほとんど無いが、以前付き合っていた男達とはよく通っていた場所だった。

 夫が私にギターを差し出す。

「でも」

 もはや私に、この子を弾く資格なんて何処にも無い。捨てたのは私なのに、もう一度一緒に居てほしいなんて都合が良すぎる話だろう。

 だけど、最後に一回だけなら許される……かもしれない。
 私はギターを受け取った。ストラップを身体に回してネックを握る。ボディを身体に引き寄せると、驚く程に心が凪いだ。

 もう背伸びはしない。基本中の基本であるCのコードに握ると、指先でゆっくりと音を奏でた。

 初めて覚えたコードはC。ギターを覚えたての頃、特に好きでよく弾いていた曲の始めのコードもCだった。当時の記憶が吹き抜ける風のように脳裏に蘇っては消えていく。夫の前で初めて鳴らした音もCだった。

 知らぬ間に涙が流れて顎から滴り落ち、ギターのボディーの上を水滴が転がっていく。

 ギターは水や湿気に弱いし、弦は錆びてしまうかもしれない。焦った私はタオルで拭った。

 これがもう、答えだった。

「そうだね。私のギターはこの子だよ。この子じゃなきゃ駄目なんだ」

 そして、この子を私のところにちゃんと戻してくれた人。あなたこそが私の夫だ。

「あのね、いつか私が先に死んだら、棺にこの子も入れて欲しいの」
「入るかな? 入っても、これは残してほしいな。僕はこれをエリだと思って大事にするから。代わりに僕のを棺に入れるよ。エリが冥界に行ってもギター弾けるようにって」
「そこは冥界じゃなくて天国でしょ?」

 そこへ風呂から上がった娘がやってきた。手には夫の十八番であるハッシュドビーフの鍋のおたまが握られている。親の私たち二人を見上げる顔は血色も良くなって、表情も見るからに明るくなっていた。

「私も、ギター弾く!」

 今度は家族で楽器屋へ行こう。娘のとっておきを探しに。
 ギター三本が並ぶ未来を思い描くと、久方ぶりに笑顔になれた。

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