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第2章 リースへ
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コレッタの長話に付き合うこと15分。
千花はお礼もそこそこにリュックを抱えて大通りまで走った。
(後25分しかない! ここから大通りを歩いて教会に辿り着くには20分かかる。急がないと)
大通りを走り抜ける器用さは千花にはない。
最低でも教会に辿り着くには20分後だと考えた方がいい。
(このことを説明したらまた先生から『あなたはお人好しすぎる』って小言を言われるんだろうな)
千花はなるべくコレッタとの会話は伏せておこうと苦笑しながら急いで大通りに向かった。
人混みに慣れた千花にとって以前のように押し込まれながら右往左往することはなくなった。
そのため滞ることなく看板は1番街へと変わった。
(よし、ここまで来れば後は路地裏に入って教会を目指すだけ)
千花は看板を見落とさないようにしながら人を潜り抜けて静かな道へと動いた。
(王城の隣に教会があるから、それを目指して行けば……)
千花は地図を見ながら急いでルートを確認する。
その途端、遠くの方から誰かの泣き声が聞こえてきた。
千花がそちらに視線をやると、どうやら住宅街のもっと奥、光の灯っていないあの立ち入り禁止区域から聞こえてくる。
「……っ」
千花は迷う。
スラムに行ったらまたあのガラの悪い男達に捕まるだろう。
話は通じるだろうが今度もすぐに興人が来てくれる可能性は少ない。
それに、荷物を届ける時間も迫ってきている。
(私が行かなくても誰か助けてくれるはず)
千花はそう思って踵を返そうとする。
しかしその直後、すすり泣く声が千花の脳に響いた。
「たすけて……たすけて、おとうさん」
「──っ!」
千花の足は自然と奥へ奥へと向かっていた。
荷物はこの際土下座でも何でもして謝る。
しかし助けを求めている子どもを見捨てたらどうなるかわからない。
(自分の成果より命の方が大事!)
千花は段々声が大きくなる方へ駆け出す。
やはりその声はスラム街から聞こえてきたらしい。
徐々に千花の鼻と目を悪臭が襲う。
(この臭いは一生慣れない)
そんなことを思いながら千花は声のする方へ辿り着く。
声の主はおおよそスラム街には似つかない冒険者のような恰好をしている幼い子どもだった。
体格からして3歳くらいだろうか。
手が伸ばせる距離まで近づくと、子どもも気づいたらしく体を大きく震わせた。
「こ、こないで!」
明らかに怯えているところを見ると、やはりどこかで親とはぐれたのだろう。
アメジストのように綺麗な目をしているその男の子に安心させるように千花はしゃがんで目線を合わせる。
「安心して。私はあなたを連れ去ったりしない。泣いている声が聞こえたから来たの」
怯えた表情を向ける男の子に千花は微笑む。
「私は千花。今はギルドの依頼で王都を歩いているの。あなたは?」
「……クリス」
男の子は聞こえるか聞こえないかという小さな声で名乗る。
しかし千花にはしっかり聞こえた。
「クリスね。おうちはわかる? わからなくてもとりあえずここから出よう」
千花の提案にクリスは再び怯えた表情に変わり、首を横に振る。
「うごいたらこわい大人たちがくるの。だからうごけない」
怖い大人達がどういう者かは千花もよくわかっている。
怖がる気持ちも理解できるが、どちらにせよ抜け出さないことに変わりはない。
「じゃあ私が抱っこして連れて行ってあげる。一緒に帰ろう。おいで」
千花が両手を広げてクリスが来るのを待つ。
クリスはやはり怯えているが、それでも何もしない千花は安心できると思ったのか、恐る恐る近づいてきた。
千花はそんなクリスを優しく抱きかかえる。
「行くよ」
千花はなるべく誰にも会わないことを願いながら小走りでスラム街を抜けていく。
しかしその希望は容易く打ち砕かれることになる。
「おやおや? 女子どもでどこに行くんだい?」
千花の背後から野太く、こちらを揶揄うような声が聞こえてきた。
千花がはっと振り返ると、既にそこには屈強そうな男が数人待ち構えていた。
1番前にいる男は千花とクリスの両方を舐め回すように見ると下卑た笑いを浮かべる。
「上等な服着てんじゃねえか。さては迷い込んだ奴だな。捕まえて売ればいい金になる」
男の言葉にクリスが身を硬くするのがわかる。
千花も一瞬怖気づきながらもクリスを守るようにきっと男達を睨む。
「あんた達に捕まる気はない」
「おー怖い怖い。鬼ごっこでもするか?」
男の嘲笑にも負けず、千花は強くクリスを抱きしめるとそのまま反対方向へ走り出した。
「クリス、ちゃんと掴まってて!」
「う、うん」
クリスは反動で飛ばされないように千花の服にしがみつく。
千花も両手でクリスを支えながら出口へと急ぐ。
理由はわからないが、スラム街の人間は住宅街の方までは追いかけてこないことをあの日知った。
つまり路地裏まで戻れば千花の勝ちだ。
(ここから出口まではそう遠くない。このまま振り切れば確実に勝てる)
千花は勝ちを確信しながら目の前を走っていく。
しかし男達もそこまで馬鹿ではない。
「わっ!」
急に千花の目の前を何かが通り過ぎた。
咄嗟に足を止めて落ちたものを見下ろすと、それは体が四方に散らばったネズミの死体だった。
「っ!」
クリスには見えないように目を隠す。
千花も悪臭とそのグロテスクな光景に吐き気を覚えながら更に進もうとする。
だが時すでに遅く、肩を叩かれて振り返れば男が目の前にいた。
千花が口を開く間もなく、男は千花の頬を大きな拳で1発殴る。
「うぐっ!」
クリスを抱えながら千花は殴られた反動で尻餅をつく。
口の中が血の味で満たされる。
「おいおい顔はやめろって。せっかくの女なのに売り手がつかねえだろ」
「これくらいなら大丈夫だろ。少し痛い目を見て服従させなきゃなあ?」
男達が話しながら2人を取り囲む。
その手には小型のナイフが握られている。
「ガキの方はどうする」
「とりあえずその目玉は1個取っちまおうぜ。高値で売れんだろ」
「ひっ」
躊躇いなくクリスの顔に振りかざされるナイフ。
クリスは千花にしがみつきながら恐怖で震える。
「やめて!」
千花はほとんど反射的にクリスの顔の前に自分の手をやる。
ナイフの刃はそのまま千花の手のひらを直撃する。
握りしめて止めた手からは血が流れ、腕を伝っていく。
「い……ったい!!」
あまりの痛みに千花は一瞬我を忘れて叫ぶ。
その瞬間、男達の頭上に大量の泥が降った。
「うわあ!?」
「前が見えねえ!」
押し潰されるほどの泥に男達は驚きと困惑を叫ぶ。
そのうちに千花は痛みを堪えて傷ついていない方の手でクリスの腕を掴むとそのまま駆け出した。
無我夢中で走っていくと徐々に悪臭が消えていく。
千花がふと足を止めて辺りを見回すとそこは元の住宅街だった。
千花は隣で息を切らしているクリスを見下ろす。
「クリス、もう大丈夫だよ」
大人と同じ速度で走ったのでクリスも疲れただろう。
千花が安心させるように抱きしめると、クリスも肩で息をしながら抱きしめ返した。
(仕事は残ってるけどクリスの方を優先すべきだよね)
「クリス、おうちはわかる?」
千花の問いかけにクリスはしばし考えた後、口を開いた。
「まよったらギルドに行きなさいっておとうさんが言ってた」
ギルドなら千花も行こうとしていた。
邦彦には叱られるだろうがこれも人助けと思えば安いものだ。
「私も行こうとしてたの。一緒に行こう。おいで」
疲れただろうと千花が抱っこを促すが、クリスは躊躇う。
「じ、自分であるく」
「そう? 疲れたら言ってね」
千花が優しく言いながら手を差し出す。
クリスは恐る恐るその手を取り、歩き出した。
その視線は赤い液体が流れている、繋いでいない方の手に向いていた。
千花はお礼もそこそこにリュックを抱えて大通りまで走った。
(後25分しかない! ここから大通りを歩いて教会に辿り着くには20分かかる。急がないと)
大通りを走り抜ける器用さは千花にはない。
最低でも教会に辿り着くには20分後だと考えた方がいい。
(このことを説明したらまた先生から『あなたはお人好しすぎる』って小言を言われるんだろうな)
千花はなるべくコレッタとの会話は伏せておこうと苦笑しながら急いで大通りに向かった。
人混みに慣れた千花にとって以前のように押し込まれながら右往左往することはなくなった。
そのため滞ることなく看板は1番街へと変わった。
(よし、ここまで来れば後は路地裏に入って教会を目指すだけ)
千花は看板を見落とさないようにしながら人を潜り抜けて静かな道へと動いた。
(王城の隣に教会があるから、それを目指して行けば……)
千花は地図を見ながら急いでルートを確認する。
その途端、遠くの方から誰かの泣き声が聞こえてきた。
千花がそちらに視線をやると、どうやら住宅街のもっと奥、光の灯っていないあの立ち入り禁止区域から聞こえてくる。
「……っ」
千花は迷う。
スラムに行ったらまたあのガラの悪い男達に捕まるだろう。
話は通じるだろうが今度もすぐに興人が来てくれる可能性は少ない。
それに、荷物を届ける時間も迫ってきている。
(私が行かなくても誰か助けてくれるはず)
千花はそう思って踵を返そうとする。
しかしその直後、すすり泣く声が千花の脳に響いた。
「たすけて……たすけて、おとうさん」
「──っ!」
千花の足は自然と奥へ奥へと向かっていた。
荷物はこの際土下座でも何でもして謝る。
しかし助けを求めている子どもを見捨てたらどうなるかわからない。
(自分の成果より命の方が大事!)
千花は段々声が大きくなる方へ駆け出す。
やはりその声はスラム街から聞こえてきたらしい。
徐々に千花の鼻と目を悪臭が襲う。
(この臭いは一生慣れない)
そんなことを思いながら千花は声のする方へ辿り着く。
声の主はおおよそスラム街には似つかない冒険者のような恰好をしている幼い子どもだった。
体格からして3歳くらいだろうか。
手が伸ばせる距離まで近づくと、子どもも気づいたらしく体を大きく震わせた。
「こ、こないで!」
明らかに怯えているところを見ると、やはりどこかで親とはぐれたのだろう。
アメジストのように綺麗な目をしているその男の子に安心させるように千花はしゃがんで目線を合わせる。
「安心して。私はあなたを連れ去ったりしない。泣いている声が聞こえたから来たの」
怯えた表情を向ける男の子に千花は微笑む。
「私は千花。今はギルドの依頼で王都を歩いているの。あなたは?」
「……クリス」
男の子は聞こえるか聞こえないかという小さな声で名乗る。
しかし千花にはしっかり聞こえた。
「クリスね。おうちはわかる? わからなくてもとりあえずここから出よう」
千花の提案にクリスは再び怯えた表情に変わり、首を横に振る。
「うごいたらこわい大人たちがくるの。だからうごけない」
怖い大人達がどういう者かは千花もよくわかっている。
怖がる気持ちも理解できるが、どちらにせよ抜け出さないことに変わりはない。
「じゃあ私が抱っこして連れて行ってあげる。一緒に帰ろう。おいで」
千花が両手を広げてクリスが来るのを待つ。
クリスはやはり怯えているが、それでも何もしない千花は安心できると思ったのか、恐る恐る近づいてきた。
千花はそんなクリスを優しく抱きかかえる。
「行くよ」
千花はなるべく誰にも会わないことを願いながら小走りでスラム街を抜けていく。
しかしその希望は容易く打ち砕かれることになる。
「おやおや? 女子どもでどこに行くんだい?」
千花の背後から野太く、こちらを揶揄うような声が聞こえてきた。
千花がはっと振り返ると、既にそこには屈強そうな男が数人待ち構えていた。
1番前にいる男は千花とクリスの両方を舐め回すように見ると下卑た笑いを浮かべる。
「上等な服着てんじゃねえか。さては迷い込んだ奴だな。捕まえて売ればいい金になる」
男の言葉にクリスが身を硬くするのがわかる。
千花も一瞬怖気づきながらもクリスを守るようにきっと男達を睨む。
「あんた達に捕まる気はない」
「おー怖い怖い。鬼ごっこでもするか?」
男の嘲笑にも負けず、千花は強くクリスを抱きしめるとそのまま反対方向へ走り出した。
「クリス、ちゃんと掴まってて!」
「う、うん」
クリスは反動で飛ばされないように千花の服にしがみつく。
千花も両手でクリスを支えながら出口へと急ぐ。
理由はわからないが、スラム街の人間は住宅街の方までは追いかけてこないことをあの日知った。
つまり路地裏まで戻れば千花の勝ちだ。
(ここから出口まではそう遠くない。このまま振り切れば確実に勝てる)
千花は勝ちを確信しながら目の前を走っていく。
しかし男達もそこまで馬鹿ではない。
「わっ!」
急に千花の目の前を何かが通り過ぎた。
咄嗟に足を止めて落ちたものを見下ろすと、それは体が四方に散らばったネズミの死体だった。
「っ!」
クリスには見えないように目を隠す。
千花も悪臭とそのグロテスクな光景に吐き気を覚えながら更に進もうとする。
だが時すでに遅く、肩を叩かれて振り返れば男が目の前にいた。
千花が口を開く間もなく、男は千花の頬を大きな拳で1発殴る。
「うぐっ!」
クリスを抱えながら千花は殴られた反動で尻餅をつく。
口の中が血の味で満たされる。
「おいおい顔はやめろって。せっかくの女なのに売り手がつかねえだろ」
「これくらいなら大丈夫だろ。少し痛い目を見て服従させなきゃなあ?」
男達が話しながら2人を取り囲む。
その手には小型のナイフが握られている。
「ガキの方はどうする」
「とりあえずその目玉は1個取っちまおうぜ。高値で売れんだろ」
「ひっ」
躊躇いなくクリスの顔に振りかざされるナイフ。
クリスは千花にしがみつきながら恐怖で震える。
「やめて!」
千花はほとんど反射的にクリスの顔の前に自分の手をやる。
ナイフの刃はそのまま千花の手のひらを直撃する。
握りしめて止めた手からは血が流れ、腕を伝っていく。
「い……ったい!!」
あまりの痛みに千花は一瞬我を忘れて叫ぶ。
その瞬間、男達の頭上に大量の泥が降った。
「うわあ!?」
「前が見えねえ!」
押し潰されるほどの泥に男達は驚きと困惑を叫ぶ。
そのうちに千花は痛みを堪えて傷ついていない方の手でクリスの腕を掴むとそのまま駆け出した。
無我夢中で走っていくと徐々に悪臭が消えていく。
千花がふと足を止めて辺りを見回すとそこは元の住宅街だった。
千花は隣で息を切らしているクリスを見下ろす。
「クリス、もう大丈夫だよ」
大人と同じ速度で走ったのでクリスも疲れただろう。
千花が安心させるように抱きしめると、クリスも肩で息をしながら抱きしめ返した。
(仕事は残ってるけどクリスの方を優先すべきだよね)
「クリス、おうちはわかる?」
千花の問いかけにクリスはしばし考えた後、口を開いた。
「まよったらギルドに行きなさいっておとうさんが言ってた」
ギルドなら千花も行こうとしていた。
邦彦には叱られるだろうがこれも人助けと思えば安いものだ。
「私も行こうとしてたの。一緒に行こう。おいで」
疲れただろうと千花が抱っこを促すが、クリスは躊躇う。
「じ、自分であるく」
「そう? 疲れたら言ってね」
千花が優しく言いながら手を差し出す。
クリスは恐る恐るその手を取り、歩き出した。
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