愛と禁欲のサーガ・腐食の魔法[第一部・人間界都市編]本格的異世界LOVEバトル・ファンタジー

田丸哲二

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第五章・四大元素の鍵

鉄の下着と体の秘密

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「エゲツねーな?」

 ウルガンは敢えて野獣の能力を確認する為に手加減したと気付いたが、股間の物まで切られるとは心外だった。

「やり過ぎだろ?エネルギーを使い果たした」

「素顔を見たくてさ。意外と男前だったな?」

 エリアンは剣を背中に収めて、腕捲りをして素手で戦うポーズをした。心底悪い奴では無さそうだと、殺す気にはならなかった。

「俺に欲情したって事は、あの魔女は好きじゃないんだろ?」

 そう問いかけて、一気に距離を詰めてウルガンの顔面に強烈な右ストレートを打ち込み、壁まで吹っ飛ばしてノックダウンさせた。

 ウルガンは鼻が潰れて歯が折れる程の衝撃を受け、背中から仰向けに倒れたが、何故か笑みを浮かべて上階から喚くファラを朦朧と眺めた。

「情け無いわね~。立て、馬鹿犬!メス猫に負けんのか?」

『確かに……好きじゃねーわ』


 エリアンが上階で悪態を吐くファラに中指を突き立て、戦士チームも振り出しに戻ったように陣形を組んで荒れ狂うファラを見上げた。

「エッチだって、私の方が上手い。乳がデカいからって、勝ったつもりか?このブタ猫め!」


「美女とはいえ、最悪だな」

 ソングはそう嘆いたが、数分後には究極の試練に見舞われる……。

「さて、あの魔女とどう戦うかじゃ」

 アルダリが頭を掻いて悩み、閃いたようにトーマに声をかけた。

「あのパンツを脱がせられるか?」

「ああ、鍵なら俺に任せろ」

 トカゲの被り物をしたトーマが空手のポーズをして前に出たが、突然頭上から炎を吹きかけられて被り物が黒焦げになってしまう。

「全員、焼き殺してやるわ」

 手のひらの中央の窪みから炎を噴射して上階から戦士チームを襲うが、エリアンが頭上に盾を構えて防ぎ、ソングとチーネは左右に散って上階へ向かう。
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