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第六章・精霊秘体の探索
ファラの元素
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ランス・マンダー家、四姉妹の長女・ファラ・マンダー。名前のイニシャルにファラ誕生の秘密が隠されていると中山教授は考えていたが、元素記号が解明できない限りは人間界に蔓延している毒素を防ぐ事は不可能だった。
F =ファラ FIRE(火)
妻が原因不明の毒素で病死して解毒剤の研究を始め、調査過程で多摩川沿いのランス・マンダー家の汚染水に有毒物質を発見した。しかも四姉妹は数ヶ月で少女から大人に急成長し、地下の研究室で異界の錬金術を施す疑惑がある。
「ケイ素は原子番号14の元素で、元素記号はSi。原子量は28.1。マグマは二酸化ケイ素の含まれる割合によって分類され、二酸化ケイ素と水酸化ナトリウムを混ぜれば熱融解する」
「これでファラの謎は解けた」
教授とアリダリがファラの謎を解き喜んだが、ソングとチーネはそれどころではなかった。
「アリダリ、それでどう戦う?」
「もう、逃げる時間もないわよ」
ファラは精霊秘体の深層部までチーネとソングがたどり着き、コアな姿を見られた事で怒り狂っている。
「歓迎してやるよ。そっちが剣を使えば火花でこの宇宙が大爆発し、お前の仲間も全滅だ。楽しみだわねー」
乳首の水晶とシリコンの下着の股部の水晶が紫色に輝き出し、性感帯の三角形に結ばれた中心部に赤い炎が点る。
「体の起爆装置が点火したぜ」
「アリダリ、何とか言え」
ソングは盾と剣を構え、チーネはドラゴンの子のツノを両手で握り締めて息を呑み、襲いかかるべきか迷った。
「うーむ、怒らせずに戦うしかあるまい」
「そんな無茶なアドバイスありかよ?」
ソングがアリダリの声を聴いて怒ったが、首に掛けた母の形見のペンダントが煌き、蓋が開いて揉み上げと顎髭を生やしたゼツリの精悍な顔写真が微笑んだ。
『忘れたか?お前は愛の戦士だろ?』
ユグドラシルの木の迷路で門番の地竜・スマフグと戦った時と同じように父の声が聴こえ、母の優しい声も心の中に響き渡る。
『武器は殺すだけに有る訳ではないのよ』
チーネが焦って背中の蜜蜂の剣を抜き、躊躇するソングを置いてドラゴンを発進させた。
「チーネの剣なら一撃で急所を突ける」
しかしソングはドラゴンの子の尻尾を捕まえてチーネを止め、チーネの前にスーッと飛び出してファラへ迫り、無重力地帯でバランスを取ってファラとの一騎打ちを宣言した。
「チーネ。俺に任せろ」
「だ、大丈夫なの?」
ソングは少女が薔薇のゲートで偽りの過去を守り、コアなファラは硬質な水晶のアーマーで自我を待っている事を読み取った。
「ファラは憎悪と欲望のマグマの塊。無機質な誕生を嘆き、父親を恨んでいる。そんな悲しき魔女を救えるのは俺しかいない」
「フン、ガキのくせに私を満足させられる?失敗したらその小娘も爆死よー」
「いや、だって心の元素はiに飢える、可愛い少女のままなんだろ?もっと素直になっていいんだぜ」
チーネは加勢すべきか迷ったが、ソングの持つドラゴンの骨と鱗で作られた剣が息付いているのを感じて静観する事にした。
『あの武器はチーネの蜜蜂の剣を超越している』
F =ファラ FIRE(火)
妻が原因不明の毒素で病死して解毒剤の研究を始め、調査過程で多摩川沿いのランス・マンダー家の汚染水に有毒物質を発見した。しかも四姉妹は数ヶ月で少女から大人に急成長し、地下の研究室で異界の錬金術を施す疑惑がある。
「ケイ素は原子番号14の元素で、元素記号はSi。原子量は28.1。マグマは二酸化ケイ素の含まれる割合によって分類され、二酸化ケイ素と水酸化ナトリウムを混ぜれば熱融解する」
「これでファラの謎は解けた」
教授とアリダリがファラの謎を解き喜んだが、ソングとチーネはそれどころではなかった。
「アリダリ、それでどう戦う?」
「もう、逃げる時間もないわよ」
ファラは精霊秘体の深層部までチーネとソングがたどり着き、コアな姿を見られた事で怒り狂っている。
「歓迎してやるよ。そっちが剣を使えば火花でこの宇宙が大爆発し、お前の仲間も全滅だ。楽しみだわねー」
乳首の水晶とシリコンの下着の股部の水晶が紫色に輝き出し、性感帯の三角形に結ばれた中心部に赤い炎が点る。
「体の起爆装置が点火したぜ」
「アリダリ、何とか言え」
ソングは盾と剣を構え、チーネはドラゴンの子のツノを両手で握り締めて息を呑み、襲いかかるべきか迷った。
「うーむ、怒らせずに戦うしかあるまい」
「そんな無茶なアドバイスありかよ?」
ソングがアリダリの声を聴いて怒ったが、首に掛けた母の形見のペンダントが煌き、蓋が開いて揉み上げと顎髭を生やしたゼツリの精悍な顔写真が微笑んだ。
『忘れたか?お前は愛の戦士だろ?』
ユグドラシルの木の迷路で門番の地竜・スマフグと戦った時と同じように父の声が聴こえ、母の優しい声も心の中に響き渡る。
『武器は殺すだけに有る訳ではないのよ』
チーネが焦って背中の蜜蜂の剣を抜き、躊躇するソングを置いてドラゴンを発進させた。
「チーネの剣なら一撃で急所を突ける」
しかしソングはドラゴンの子の尻尾を捕まえてチーネを止め、チーネの前にスーッと飛び出してファラへ迫り、無重力地帯でバランスを取ってファラとの一騎打ちを宣言した。
「チーネ。俺に任せろ」
「だ、大丈夫なの?」
ソングは少女が薔薇のゲートで偽りの過去を守り、コアなファラは硬質な水晶のアーマーで自我を待っている事を読み取った。
「ファラは憎悪と欲望のマグマの塊。無機質な誕生を嘆き、父親を恨んでいる。そんな悲しき魔女を救えるのは俺しかいない」
「フン、ガキのくせに私を満足させられる?失敗したらその小娘も爆死よー」
「いや、だって心の元素はiに飢える、可愛い少女のままなんだろ?もっと素直になっていいんだぜ」
チーネは加勢すべきか迷ったが、ソングの持つドラゴンの骨と鱗で作られた剣が息付いているのを感じて静観する事にした。
『あの武器はチーネの蜜蜂の剣を超越している』
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