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第七章・腐食術の解明
魔女エナの思惑
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八王子駅からバスで十分程行くと、安室家族が以前住んでいた住宅街があり、ソングはチーネを連れて散歩し、母と遊んだ公園を眺めてから、今は別の家族が住んでいる緑に囲まれた豪邸を見学した。
「懐かしいなぁ~」
「素敵な家じゃない。そういえばソング、精霊界に来た頃は泣いてばっかだったよな」
「ホームシックっての。10歳の子どもが一人で別世界に転校するって、普通泣くだろ」
「ううん、チーネは平気だぞ」
門の前の通りで話すソングとチーネはすぐに八王子駅へ戻ったが、木立の枝に留まって見張っていた伝書鴉が発見し、高尾山口駅へ行く電車を追跡し、ケーブルカーに乗って景色を楽しみ、山頂付近で薬草採りをしている時も伝書鴉は上空から監視していた。
(人間界の伝書鴉は額に白いメスとオスのマーク記号があり、全身は真っ黒なので普通の鴉とほとんど見分けがつかない。)
最初に発見した伝書鴉がヤズベルに報告しに戻り、来訪していたランス家の四女エナがリビングのソファーに座って、窓枠に止まった伝書鴉と話すヤズベルを笑顔で眺めている。
「そのエロガラス、喋れるんだ?」
「ええ、片言ですがね。やはりソングはチーネと八王子の家に寄り、高尾山へ向かったそうです。たぶん、薬草を採りに行ったんでしょう」
伝書鴉を空に放ったヤズベルがエナの向かいの椅子に座り、陽気で甘えん坊な可愛い子であるが、四姉妹の中でも最も危険な魔女かもしれないと警戒した。
「フーン、ソングってゼツリの息子だよね」
「ええ、よくご存知ですね。ファラさまにお聞きになったのですか?」
昨日、ファラはバスルームで妹たちに体を泡まみれにされ、異界の戦士チームの対決について質問されたが、興味は戦士の容姿と能力に向いている。
「アリダリはともかく、ジェンダ王子はイケメンだったわね。トーマはドワーフだから小ちゃい。チーネは妖精族の剣士で、ソングは想像以上に強敵だった」
「チーネはともかく、ソングって人間でしょ?」
「エリアンって女戦士は強そうだけど」
「でもウルガンもいて、お姉さまが負けるなんて考えられません」
「ソングはゼツリの息子だからね。見縊ってはだめだよ。アリダリがチームを上手くまとめているんだ」
夕食前に父ランスが四姉妹の鉄の下着を外し、父の顔色を窺って静かに食事を終えたが、夜になってパジャマに着替えて二階の部屋に入ると、ベッドの上に四姉妹が集りバスルームでの続きを語らう。
「トーマは鍵師で、なんでも開けられるのよ」
「お姉さま、開けらたんですか?」
「そうよ。股開いて、やってご覧なさいって挑発したわ」
妹たちはファラが鉄の下着を外した事に驚き、しかも精霊秘体にまでチームとソングに侵入され、ソングに抱かれて『愛』を感じたと聞いて興奮した。
「ズルいですわー」
「愛ってどんな感じなのですか?」
「経験してみたい」
「でも、私が負けた事は否めない。それに父とヤズベルが地下室で会談してた事が気になる」
「お父さま、ヤズベルが来るまではヒステリックになって激怒してた」
「きっと、水晶玉で観戦してたのですよ」
エナは笑顔でファラを羨ましがり、ウィンは今後の事を考えて冷静に分析し、アンは父ランスの事になると顔を顰めて毒付く。
「父は無慈悲です。お姉さまが爆死しても、戦士チームを全滅させたら喜んだと思う」
「そうね。でも絶対に父に逆らってはダメですよ。もうこれくらいで私の話は終わり。疲れたから寝ましょ」
しかしエナは『私なら戦士チームに勝てる』と、ベッドの中でソングに抱かれる夢を見て、翌朝、父にヤズベルに協力して戦士チームの動向を探りに行くと提言したのである。
「懐かしいなぁ~」
「素敵な家じゃない。そういえばソング、精霊界に来た頃は泣いてばっかだったよな」
「ホームシックっての。10歳の子どもが一人で別世界に転校するって、普通泣くだろ」
「ううん、チーネは平気だぞ」
門の前の通りで話すソングとチーネはすぐに八王子駅へ戻ったが、木立の枝に留まって見張っていた伝書鴉が発見し、高尾山口駅へ行く電車を追跡し、ケーブルカーに乗って景色を楽しみ、山頂付近で薬草採りをしている時も伝書鴉は上空から監視していた。
(人間界の伝書鴉は額に白いメスとオスのマーク記号があり、全身は真っ黒なので普通の鴉とほとんど見分けがつかない。)
最初に発見した伝書鴉がヤズベルに報告しに戻り、来訪していたランス家の四女エナがリビングのソファーに座って、窓枠に止まった伝書鴉と話すヤズベルを笑顔で眺めている。
「そのエロガラス、喋れるんだ?」
「ええ、片言ですがね。やはりソングはチーネと八王子の家に寄り、高尾山へ向かったそうです。たぶん、薬草を採りに行ったんでしょう」
伝書鴉を空に放ったヤズベルがエナの向かいの椅子に座り、陽気で甘えん坊な可愛い子であるが、四姉妹の中でも最も危険な魔女かもしれないと警戒した。
「フーン、ソングってゼツリの息子だよね」
「ええ、よくご存知ですね。ファラさまにお聞きになったのですか?」
昨日、ファラはバスルームで妹たちに体を泡まみれにされ、異界の戦士チームの対決について質問されたが、興味は戦士の容姿と能力に向いている。
「アリダリはともかく、ジェンダ王子はイケメンだったわね。トーマはドワーフだから小ちゃい。チーネは妖精族の剣士で、ソングは想像以上に強敵だった」
「チーネはともかく、ソングって人間でしょ?」
「エリアンって女戦士は強そうだけど」
「でもウルガンもいて、お姉さまが負けるなんて考えられません」
「ソングはゼツリの息子だからね。見縊ってはだめだよ。アリダリがチームを上手くまとめているんだ」
夕食前に父ランスが四姉妹の鉄の下着を外し、父の顔色を窺って静かに食事を終えたが、夜になってパジャマに着替えて二階の部屋に入ると、ベッドの上に四姉妹が集りバスルームでの続きを語らう。
「トーマは鍵師で、なんでも開けられるのよ」
「お姉さま、開けらたんですか?」
「そうよ。股開いて、やってご覧なさいって挑発したわ」
妹たちはファラが鉄の下着を外した事に驚き、しかも精霊秘体にまでチームとソングに侵入され、ソングに抱かれて『愛』を感じたと聞いて興奮した。
「ズルいですわー」
「愛ってどんな感じなのですか?」
「経験してみたい」
「でも、私が負けた事は否めない。それに父とヤズベルが地下室で会談してた事が気になる」
「お父さま、ヤズベルが来るまではヒステリックになって激怒してた」
「きっと、水晶玉で観戦してたのですよ」
エナは笑顔でファラを羨ましがり、ウィンは今後の事を考えて冷静に分析し、アンは父ランスの事になると顔を顰めて毒付く。
「父は無慈悲です。お姉さまが爆死しても、戦士チームを全滅させたら喜んだと思う」
「そうね。でも絶対に父に逆らってはダメですよ。もうこれくらいで私の話は終わり。疲れたから寝ましょ」
しかしエナは『私なら戦士チームに勝てる』と、ベッドの中でソングに抱かれる夢を見て、翌朝、父にヤズベルに協力して戦士チームの動向を探りに行くと提言したのである。
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